东方外来韦编/壱/幻想用语的基础知识

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幻想用語の基礎知識2015
THE ENCYCLOPEDIA OF GENSOKYO WORD
幻想用语的基础知识2015
THE ENCYCLOPEDIA OF GENSOKYO WORD
幻想郷についての最新の基礎知識をここに列挙しよう。

外の世界から垣間見た結界の向こう側の姿について、想いを巡らせていただきたい。
これらの基礎を見につければ、
いつ何時向こう側へ迷い込んでもなんとか対処できる――かもしれない。

挿絵:TOKIAME
我们特别在此列举有关幻想乡的最新基础知识。

凭借从外界所能窥视到的结界另一侧之风貌,可使你的思绪得以驰骋其间。
只要将这些基础牢记脑海,
就算何时误入其中,亦可泰然处之——也说不定哦。

插画:TOKIAME

幻想乡

■幻想郷
■幻想乡
  博麗大結界に囲まれた、内側の世界のことを「幻想郷」と言う。ご存知東方Projectの主な舞台である。現在的な最新の定義でいうと、幻想郷か否かというのは、結界の内か外かの1点に尽きるのだ。「外の世界と内側の世界」ということだけが、幻想郷の変わらない真実である。外に暮らす我々なら誰もが知るように、世界の変化は目まぐるしいし、常に変化している。そして、外の世界の変化は幻想郷に影響を及ぼし、東方Projectの世界は常に変化していく。中に居る妖怪たちが、外の変化に対応しようとしていくからである。
  結界が成立するはるか昔から、幻想郷のことは一部の者には知られていた。「東の国の人里離れた辺境の地」として語られてきた場所で、東の国、つまり日本国内の山林奥深くのとある地域のことを指す。物理的には現実の世界と地続きだが、幻想郷を覆う「博麗大結界」の効力によって、現在通常の方法では行き来する事ができない(※「結界」の項目を参照)。
  被博丽大结界所环绕,我们称其内侧的世界为「幻想乡」。众所周知的东方Project的主要舞台。以如今的最新定义来说,幻想乡的界定范围仅仅取决于其是否处在结界的内部或者外部。「外界与内侧的世界」的概念,对于幻想乡来说是无可撼动的唯一事实。在外界生活的我们之中,每一个人都觉得世界是如此地令人目不暇接,万物一刻不停地在变化。外界的变化对幻想乡也造成了影响,东方Project的世界也一直经历着莫大的变化。居住其中的妖怪们,为了应付这种变化也一直在努力着。
  结界的建立发生在很久以前,自那时起幻想乡的存在就被一部分人认知到了。被他们称之为「东之国远离人类村落的边境之地」的场所,深藏于东之国,即为日本境内的深山密林之中。虽然在物理层面上与现实中的土地接壤,但是由于覆盖整个幻想乡的「博丽大结界」的效力影响,现在是无法以普通的方式来往于幻想乡的(※参见「结界」项目)。

社会

■社会
■社会
  幻想郷の内側には、外の世界のような国家は存在しない。人間たちが寄り集まって暮らす里はあるが、法律は特に無いらしい。里に限ったことでは無いが、幻想郷の人間は妖怪を恐れて暮らしているので、人間以外の者の進入に対して警戒している。だが妖怪が人間に化けてこっそり里に紛れ込んでいることも多いので、実際には人間と妖怪の交流はそれなりに活発なのかもしれない。

  一方妖怪たちは基本的に単独行動の者ばかりで、まとまった行動はあまり見られない。例外を挙げるとしたら、妖怪の山に暮らす河童と天狗が、それぞれ独自のコミュニティを築いていることだろう。彼らは外の人間たちの官僚制的な仕組みを真似ている節がある。
  あまり知性を持たない妖精たちは、一見群れているように見えるかもしれないが、そもそもの数が多いのと、特に何も考えていないのでコミュニティ的な運営はされていない。
  幻想郷が結界によって外の世界と分かれたのはちょうど明治維新の頃であり、隔絶されているがゆえに電気や水道といった現代的なインフラは整っていない。生活レベルとしては江戸末期あたりの水準を保っているようだが、それ以上に精神的な文化が成熟しているように語られる。その要因は恐らくであるが、幻想郷の大半を占める住人――人間以外の存在たちが、精神的な存在だからだと思われる。

  外の世界とのおもな違いとしては、妖怪の跋扈が挙げられる。幻想郷の中では、現実世界(外の、我々の日常的な世界)では非常識となったもの、存在感が希薄になったものがむしろ当たり前のものとして受け止められており、妖怪の存在とその活動(人をさらう、襲う、食らうなど)や、それら妖怪の振るう魔法などの超常的な能力が日常生活の中に息づいている。巫女が空を飛ぶのも、妖精が人に悪戯するのも、洋館の吸血鬼が霧を出すのも、仙人がある日突然復活したりするのも、幻想郷ではごく当たり前のことなのだ。
  在幻想乡的内侧,如同外界一般的国家概念是不存在的。虽然有人们聚集在一起生活的村落,但是其中并没有规范化的法律。虽然并没有被限制在村落内,但幻想乡的人类仍旧抱持着对妖怪的恐惧感而生活着,因此他们也一直防备着非人类物种的侵入。但是妖怪化身为人类混入村落的事件也不少,所以人类与妖怪之间的交流其实非常活跃也说不定哦。

  另一方面,大部分妖怪们基本上都是以单独行动为准则来行动,集团行动的妖怪反而少见。若言例外,居住于妖怪之山的河童和天狗,就各自建立了属于自己的社会群体。他们的这种行为被认为是在模仿着外界的人类的官僚制度的组成结构。
  而那些没有智力的妖精们,也许乍一眼看上去像是群居一般,其实它们只是数量很多,并没有那般深入地思考并形成社会性的生活。
  幻想乡因结界的作用而与外界分离一事,差不多是发生在明治维新的时候,也正因如此,被隔绝的幻想乡内并没有传入电器或者水管这种现代的基础设施。虽然生活水平只能保持在江户末期,但相较起来,据说人们的精神文化层面的水平已经非常成熟。究其原因的话,恐怕是因为幻想乡的一大部分的组成——非人类的存在,而它们正是所谓精神层面的存在。

  若要说到这里与外界最大的不同点,那就必然要提到妖怪的活跃了。幻想乡之中,在现实世界(也就是外部,我们生活的日常世界)成为非常识性的存在的东西,以及存在感稀薄的东西,都被幻想乡所接受,在幻想乡内是理所当然的存在;妖怪的存在和他们的行动(抓走人类、袭击人类、吞噬人类等等),以及应付妖怪的魔法之类的超常能力等情况,于幻想乡的日常生活之中均从未止息过。巫女能飞行在天空中也好、妖怪对于人类的恶作剧也好、洋馆的吸血鬼释放出雾气也好、某天仙人突然复活也好,在幻想乡之中都是理所当然的事情。

地理

■地理
■地理
  幻想郷は山間部ではあるが、その全域が森というわけではない。人間が暮らす里、人間の近寄らない危険な森、妖怪が巣食う山などがある。

  人間は基本的には里に暮らしているが、一部の変わり者や、自分の能力に自信のある者は、人里離れた所に住んでいる。神社に住む博麗霊夢や、魔法の森に住む霧雨魔理沙などが代表だ。また、ごく一部に妖怪とともに暮らす者もいる。
  妖怪は個別に行動するタイプが多いが、里以外ではどこで妖怪に会っても不思議ではないくらい、幻想郷は妖怪で溢れている。だが、妖怪の山に住む天狗と河童だけは、外の世界の人間を真似た集団で社会的な生活をしているので、まとまってそこで暮らしている。とはいえ、天狗は幻想郷中を飛び回っている者も多い。
  特筆すべきは、幻想郷は外の世界だけでなく別の世界との境界とも多く接していることだろう。三途の河は彼岸へのアクセスポイントであり、そのさらに先には冥界がある。他にも地下には広大な空間があり、かつては地獄だった。地獄は組織としてスリム化を目指して移転したので、現在は地獄としての機能は無いため「旧地獄」と呼ばれている。また、妖怪の山の上空には天界との境界があるが、明確な境界は解っていない。

  このように、そもそも妖怪が住んでいることと、鬼や幽霊、天人など人間以外の存在が住まう地域に隣接しているので、その住民が訪れることはままある。
  幻想乡虽然位于群山环绕之间,但并非全境都被森林所覆盖。其间有着人类居住的村落、人类所无法靠近的危险森林、妖怪群集的山岳等地域。

  大部分人类基本上都是生活在村落之中,而一部分怪人,或者对自己的能力有着充分信心的人,都居住在远离村落的地方。其中以住在神社的博丽灵梦,和住在魔法之森雾雨魔理沙为代表。另外还有一小部分人类与妖怪生活在一起。
  妖怪中虽然以单独行动的类型居多,但是幻想乡的妖怪数量之多,已经到了在村落以外的任何地方碰到妖怪都没有什么好奇怪的地步。不过,只有居住在妖怪之山的天狗和河童模仿着外界的人类的集团性社会性形态,进行着群居生活。话虽如此,在天狗之中还是以在幻想乡里各处飞奔的类型居多。
  在此应特别说明的是,幻想乡不仅连接着外界,还与其他的世界之间多有衔接的境界。譬如以三途之河为接点的彼岸,再往前探索即是冥界。还有曾经作为地狱的地下的广大空间。之前地狱为了组织化而缩减了人员开支,转移了阵地,如今这块区域已经不再作为地狱行使机能,因此而被称作为「旧地狱」。另外,妖怪之山的上空也存在着与天界分隔的境界,但是明确的境界位置仍不明了。

  如此这般,这块土地上不仅居住着妖怪,幻想乡也邻接着或鬼或幽灵、抑或天人之类非人类的存在所居住的世界,上述的居民也会时常到访此地。

博丽神社

■博麗神社
■博丽神社
  主人公・霊夢が住んでいるのが博麗神社だ。人里から離れた山奥の森の中に建っているので、訪れる人はあまりいない。本来であれば(?)、妖怪に困った里の人が相談に訪れるべき場所なのだが、そもそも神社までの道のりが見通しの悪いけもの道だけなことに加えて、霊夢を訪ねて妖怪が神社へやってくるため、それを恐れて余計に人が近づかなくなってしまった。それどころか、神社は既に妖怪に占拠されたものと思っている里の人間もいるらしく、参拝客が来ないのも仕方が無いだろう。そのため、お賽銭はほとんど集まっていないようだ。

  神社は幻想郷の中でも東の端にあり、外の世界との境目にあるとされる。このため、外の世界から入ってくる物品などが周囲で見つかることが多い。博麗大結界とも密接な関係にあるようで、例えば社殿が火事で燃えると結界の効力が弱まることはわかっているが(『東方茨歌仙』第20話より)、具体的にどれくらいの関係性なのかはわかっていない。また、過去には異変によって地震で倒壊しているが(『東方緋想天』『東方非想天則』より)、結界への影響は不明だ。
  神社からは幻想郷が一望できるほか、境内には立派な桜が多く、花見の名所として人間にも妖怪にも知られている。古くからの品を収めた蔵があったり、守矢神社の分社があったりと、社殿や社務所以外の施設もあるが、基本的に霊夢しか住んでいないのであまり手入れは行き届いていない。また、本来神社として一番肝要な部分であるところの祭神、つまりどのような神が祭られているかについてが定かではない。むしろ神は祀られていないのかもしれない。

  実は博麗神社は2ある、と言われている。霊夢が住む「幻想郷の博麗神社」と、誰も住む者のいない「外の世界の博麗神社」だ。外の世界の神社は『幻想郷縁起』によると「無人の神社で、人が訪れることなど殆ど無く」「結界が張られたときのまんまほったらかしになっていると言われている」とあるが、内側から確かめるのは困難なのと、外の世界で博麗神社を見た者が居ないことから、この情報は定かではない。霖之介が夢で見た神社が「外の世界の博麗神社」だとすると、案外繁盛しているのかもしれない。
  主人公·灵梦所居住的地方正是博丽神社。因为建立在远离人类村落的深山老林之中,并没有多少人会到访这里。本来的目的(?),是为了把这里作为一个让被妖怪困扰的村民来倾诉烦恼的地方来建立的,但是通往神社的道路是一条能见度低的羊肠小道,再加上一直有妖怪去神社拜访灵梦,因此而惊恐的人们也愈发地不再前往神社了。更有甚者,村落中貌似还有人以为神社已经被妖怪所占据,这样一来参拜客不再光临也是没有办法的吧。正因如此,神社的香火钱应该收集不到多少吧。

  神社位于幻想乡的极东一侧,作为与外界的分界点而存在。因此,外界流入的物品在神社周边十分多见。其与博丽大结界貌似也密切相关,举例来说,之前社殿失火的时候也确定了结界的效果减弱的事实(取自『东方茨歌仙』第20话),但是具体情况中有多少关联性仍未明了。另外,过去也发生过社殿因异变引起的地震而倒塌的事件(取自『东方绯想天』『东方非想天则』),但其对结界的影响也不明。
  若身处神社,即可一览幻想乡无余,而且神社境内植有众多端庄优美的樱花树,因此也作为一处赏樱名地为人类和妖怪所知。虽然神社拥有收藏古董的仓库、守矢神社的分社等等除开社殿和社务所以外的设施,但是基本上只有灵梦一个人住。另外,作为神社核心环节的所谓祭神,也就是这里祭奉着哪一位神明好像也没有决定下来。搞不好这里根本没有供奉着神明也不一定。

  有传言称,实际上有两个博丽神社存在。灵梦所居住的「幻想乡的博丽神社」,以及无人居住的「外界的博丽神社」。根据『幻想乡缘起』所言,外界的神社乃「无人的神社,几乎无人造访」「据说自从结界张开之后就保持原样,再也无人打理」的样子,从结界内侧要确认这件事非常困难,在外界也没有人见过博丽神社,因此这个情报无法确认真伪。如果霖之介[1]在梦中所见到的神社就是「外界的博丽神社」的话,反而意外地很繁盛也不一定呢。[2]

医疗

■医療
■医疗
  描写はされないが人間の里にも医者は居る。が、あくまで普通の人間による、江戸末期レベルの医療である。対して、里の医者で治せなければここ、と言われているのが竹林の奥深くにある永遠亭、別名「闇の病院」である。訪れる者は人間も妖怪も分け隔てなく診察、薬の処方をしてくれる。薬の値段は安く、効果が高いことから非常に好評のようだ。ただし、竹林は「迷いの竹林」として知られており、幸運に恵まれるか、自警団に案内されるかしないと、なかなか辿り着けないだろう。
  また永遠亭は、里で希望する家庭に対して、置き薬の形で薬箱を設置、季節の変わり目に定期的に使用した薬の代金の徴収と、補充を行っている。緊急を要さない程度の体調不良であれば、十分な効果があるようだ。ほかに、河童が売るガマの油などもあるようだが、妖怪の売るものなので注意した方が良いかもしれない。
  虽然未曾被描述过,但人类村落里是有医生存在的。但由于他们不过是普通的人类,所以医疗水平也只能达到江户末期的水准而已。“若村落的医生无法治愈的话就请前来这里吧”,针对这种情况而做出如此宣传的正是位于竹林深处的永远亭,别名「黑暗医院」。到访此地者不分妖怪人类一律给予诊断治疗,也会为其开具药品处方。药品的物美价廉好像也令这里饱受好评。不过,这片竹林也作为「迷途竹林」被人们所知晓,若受幸运所眷顾的话就能被自警团引路至目的地,如若不然就很难靠自己到达的样子。
  另外,永远亭也回应了村落中某些家庭的要求,以常备药的形式为这些家庭设立了药箱,在转季的时候定期收取已用药品的费用,然后为其补充新的药品。若非身体不适的程度已是迫不及待的态势,这些药品的效果已然足够。除此以外,似乎河童也在此出售着蛤蟆油之类的物品。但购买妖怪的贩卖品时还请务必三思。

宗教

■宗教
■宗教
  幻想郷に暮らす者は、みな信心深い。それは人間も妖怪も同様だ。まあ実際に神様が居るのだから、信じるも信じないもないのだが……。
  では、どの宗教が信仰を集めているかというと、一見してわかりにくい。仏教も、道教も、神道すらも抜きん出た信仰を集めているようには見えない。……これは外の世界に住む者だからこそ見逃しがちなのだが、幻想郷では「体系立てられた宗教」が信仰を集めて「いない」のだ。人々の信心深さが向かう方向は「全ての物に神が宿る」汎神論的な思想、まさに「八百万の神様」という想いが生きていて、全てのものに敬意が払われている。これを原始的で未熟な宗教と見るのは外の世界の勝手であるが、果たしてどちらがより豊かさを享受しているか、明確な判断ができる者は多くなさそうだ。
  住在幻想乡的人们都有着虔诚的信仰,无论人类还是妖怪都是一样。不过话说回来这里本来就有各种神明存在,也说不上什么相信不相信存在了……
  然后,若要说起有哪些宗教在收集信仰,则难以一言以概之。佛教也好,道教也好,就算是神道所收集到的信仰也未能拔尖……自外界的居民看来虽然无法理解,但在幻想乡中,「既成体系的宗教」是「无法」收集到信仰的。人们的虔诚信仰所对应的方向是「神明存于万物之中」的泛神论思想,正所谓「八百万神明」的思想活在人们的心中,使人们对于世间万物都怀抱着敬意。虽然外界一意孤行地将此种思想认作是原始而又不成熟的宗教,但可以享受到精神领域的丰收的究竟会是哪一方?能够做出明确结论的人看来还不是很多呢。

结界

■結界
■结界
  幻想郷において「結界」と言えば、ほとんどの場合「博麗大結界」のことを指す。この結界は幻想郷全域を覆っており、その効果によって内外の行き来が制限されている。通常の出入りは普通の人間には不可能で、外の方に向かってもひたすら同じ景色が戻ろうとすると一瞬で元の位置に戻るという。もちろん、力のある妖怪でも基本的には内側から外へ出ることはできない。特別な能力で境界をいじるなどするか、特殊なプロセスを経る必要があるだろう。

  博麗大結界は、人間でも妖怪でも、精神、つまり心を持つものの意識に反応して効力を発揮し、内と外の移動を妨げている。逆に意思を持たない物体、岩石や道具などは容易に出入りが出来るのだ。また、意思を持つものであっても、何らかの要因(簡単なところでは睡眠も含まれる)によって意識を失うと、入れる場合があるようだ。
  なお、妖怪が外から幻想郷に入ろうとするのはさほど難しくないようだが(※理由は博麗大結界とは異なるもう一つの結界が作用している為なのだが)、そのような場合は外の世界での存在をほぼ諦めるような事態になっているので、難しいとか難しくないとか言っている場合ではない。この手法で幻想郷にやってきた妖怪として代表的なのが、自分の住む館ごと引っ越してきた吸血鬼レミリア・スカーレットと、神社だけでなくそのほとりの湖ごと引っ越してきた神様、八坂神奈子だろう。

  このように、現在の幻想郷を成立させるうえで欠かせない博麗大結界だが、これを管理しているのが博麗の巫女と、境界を操る能力を持った妖怪・八雲紫だ。霊夢の妖怪退治も、ある意味で結界の維持=管理と言っていいが、それ以外にも霊夢は意図的に結界を緩めることができるようで、適当に緩めると紫に怒られるらしい。通常の妖怪とは行動原理が大きく異なり、幻想郷の維持に腐心する紫からしてみれば、たまったものではないだろう。
  在幻想乡说到「结界」,大部分场合都是指「博丽大结界」。这个结界覆盖着幻想乡全域,内侧与外侧的往复交流受其效果影响而被限制。正常的进出对于普通人类来说是不可能的,即使向着外界的方向前进也只能看到一成不变的风景,想要回去的话一瞬间就可以回到原来的位置。当然,即使是拥有力量的妖怪也基本上不能从结界的内侧前往外界。即使以特别的能力摆弄境界,也必须通过特殊的步骤才可以实现。

  所谓博丽大结界正是——人类也好妖怪也罢,其会对拥有精神,亦即心灵之物的意识有所反应并发挥效力,妨碍在内侧与外侧的移动。反而言之,譬如岩石或是道具就能轻易进出。另外,即使是拥有精神的东西,如果因为某些原因(简单来说睡眠也可以包括其中)而失去意识了,可以进入幻想乡的情况也可能发生。
  另外,妖怪从外界进入幻想乡似乎并非难事(※原因是与博丽大结界相异的另一层结界的作用),而那些妖怪在外界的生存状况已经是几乎令人绝望的事态下,也不是在乎什么难不难的情况了吧。若要以凭此手法进入幻想乡的妖怪代表来举例的话,则有连同自己居住的洋馆迁居至此的吸血鬼蕾米莉亚·斯卡蕾特,以及不仅将神社,甚至是毗邻的湖泊也一并迁入的神明——八坂神奈子

  像这样,管理着成就现如今的幻想乡而必不可少的博丽大结界的人,乃是博丽的巫女,以及持有操纵境界的能力的妖怪,八云紫。包括灵梦的妖怪退治,在某些意思上来说维持结界=管理也无可厚非,在那之外灵梦也可以凭自身意图来减弱一下结界的强度,但自说自话随意减弱的话就会被紫责骂。对于和普通的妖怪的行动原则有着很大程度的不同,处心积虑来维持幻想乡的紫来说,这件事是无法容忍的吧。

另一个结界

■もうひとつの結界
■另一个结界
  博麗大結界の他にもうひとつ、幻想郷全域を覆う結界がある。それが「幻と実体の境界」だ。500年ほど前に張られたこの結界は「幻想郷の中を幻の世界、外の世界を実体の世界」とするもので、幻想郷の中では妖怪たちが力を増すことで優位に立てるという点と、外の世界では世界的な人口増加によって人類が勢力・版図を拡大したので、積極的に妖怪たちを幻想郷へ自動的に呼び込む効果がある。とうぜん、内と外、という範囲で形成されている性質上、効果は全世界に及んでおり、海外からも妖怪を招き入れることとなった。

  この結界の画期的な点は、外の世界で人間が勢力を伸ばすほど、幻想郷での妖怪の勢いが増すという点にある。この影響は今もなお現在進行形で続くものであり、今日もどこかで妖怪が幻想郷へ向かっている可能性がある。

  なお、この結界を張ったのは境界を操る妖怪・八雲紫であり、彼女はこの結界を張ることを「妖怪拡張計画」と呼んでいたようだ。
  除了博丽大结界,还存在着另一个覆盖幻想乡全域的结界。那就是「幻与实的境界」。自500年前便已张开的这个结界是一个「将幻想乡之中变成幻想之世界,将外界变成实体之世界」的结界,一方面使得幻想乡之中的妖怪们的力量增长并确立其优势地位,另一方面,在外界中因世界性人口增加导致人类的势力、版图的扩张,而结界也有着自动地将积极的妖怪们招纳进入幻想乡的效果。当然,结界从性质上而言即是形成所谓内与外的范围,因此其范围可以遍及全世界,海外的妖怪也可以招致进来。

  而此结界划时代的优点即是,人类在外界越是扩张势力,那么幻想乡内的妖怪的势力也会愈发扩张。这种影响如今也时刻散播着它的效力,也许今天就有某种妖怪进入了幻想乡也不一定。

  顺带一提,张开这个结界的正是操纵境界的妖怪·八云紫,她自己好像将张开结界的这件事称之为「妖怪扩张计划」。

交流

■交流
■交流
  「外の世界」と隔絶されている幻想郷ではあるが、交流が完全に断絶しているというわけでもない。とはいえ基本的に幻想郷への道のりは意思ある者にとっては一方通行であり、また内側の世界から好んで外の世界へ向かおうとする者もあまり存在しない。もちろん「外の世界」からの影響を受け続けているという意味では何もかもが遮断されているわけではないが、極めて限定的と言っていいだろう。
  どちらかというと、幻想郷は「外の世界」よりも、「その他の異界」との接続が容易な印象である。「異界」とは、ZUN氏によれば「地球と月以外の世界」とのことであり、当然幻想郷も異界の一つとして数えられる。以下に、具体的な接続先と、幻想郷との接点について挙げてみよう。
  虽然幻想乡表面上与「外界」处于隔绝的状态,但其实两者之间的交流并没有完全中断。话虽如此,通向幻想乡的道路对于有意识者来说是单行道,而内侧世界中自愿前往外界的家伙基本上也不存在。当然,就幻想乡有受到来自「外界」的持续影响这一层面的意思来说,也不能断言所有的一切都被结界所遮断,但是这种影响也是被严格限定的吧。
  非要说的话,比起与「外界」的接触,幻想乡与「其他异界」的接触反而给人更容易的印象。所谓「异界」,以ZUN氏的说法而言就是「地球与月球以外的世界」,当然幻想乡也可以算作异界的其中一个。下文就列举一下这些异界,以及它们与幻想乡有所接触之处吧。
・彼岸
  三途の川を渡った先にある、一面が花畑の場所。ここまで来てしまうと、生者も死んだことになってしまう。というか死ぬ。ここでは閻魔の裁きが言い渡されるので、たどり着いた者はひたすら裁きを待つことになる。
·彼岸
  渡越三途河最先到达的地方,是周遭均为花圃的场所。来到这里的话,就算是活人也会被认作为死亡状态。也就是说会死。在这里会接受阎魔的审判,到达此地者均要在此静候审判。
・冥界
  人間が閻魔の裁きを受けた後にたどり着く場所のひとつ。罪のない死者が、成仏するか転生するまでの間を過ごす場所だ。冥界には広大な庭園を擁する屋敷・白玉楼があり、閻魔から冥界の管理を任されている亡霊・西行寺幽々子が住んでいる。境界を操る妖怪・八雲紫が冥界と顕界の境界を薄くしたことで、冥界と幻想郷との行き来が容易になっていることから、幽々子と彼女に仕える者の姿は、たびたび幻想郷で目撃されている。
·冥界
  人类在接受了阎魔的审判后所到达的场所之一。无罪的死者在转生或者成佛之前的时间就在这里度过。拥有着广大庭园的宅邸·白玉楼就坐落于冥界,受阎魔委任而管理冥界的亡灵·西行寺幽幽子便是居住于此。因为操纵境界的妖怪·八云紫将冥界与现界的境界淡化,冥界与幻想乡之间的来往通行变得十分容易,幽幽子及侍从的身姿也时常能在幻想乡中被目击到。
・地底(旧地獄)
  かつて地獄が存在していた場所。だが、組織的に肥大化した地獄は、コンパクトな組織として再編成するため、遷都してしまった。その後は、地上から姿を消していた鬼が、放置された土地に新しい社会を築いている。鬼たちは地獄の怨霊を封じているほか、周囲から煙たがられる妖怪を受け入れる、基本的には地上との交流は絶って暮らしている。
·地底(旧地狱)
  曾经是地狱所存在的场所。不过,组织日渐膨胀化的地狱,为了重组为紧凑型组织而迁都。在那之后,从地上销声匿迹的鬼,在这片被放置的土地上构筑了一个新社会。鬼们不仅封印了地狱的怨灵,也接受了被排挤的妖怪,基本上过着与地上交流所断绝的生活。
・天界
  妖怪の山の遙か高く、博麗大結界とは別の結界をさらに超えた先にあると言われている。基本的には、生まれついての天人が住んでいるが、修行の果てに不老不死を得た仙人などの例外もいる。なお、天界は本当は冥界の遙か空の上にある、とか実は月の都にある、など、正体が判然としない。実は全部がつながっていた、という事実が判明するかもしれないが、現在は情報が少なすぎて不明。
·天界
  据说是存在于比妖怪之山更高的彼端,是与博丽大结界有所不同的结界的对面之处。基本上都是些天生的天人居住于此,但也有经过修行而获取到了不老不死的仙人的例外情况。再者,有传言称天界的真实位置位于冥界的高空之上,也有实际上月之都存于天界的说法,如此这般,使得天界的本来面目仍难辨明。其实这些全部都有联系也说不定,但是现在的情报量太少,以致真相不明。
・仙界
  仙人が作るプライベートエリアのようなもの。修行をしたり閉じこもったり、別の場所に移動するために使ったりと、その用途も大きさもさまざまである。恐らくは仙人それぞれの力量が大きく影響していると思われる。
·仙界
  貌似是由仙人制作的私人场所。他们或在此修行,或在此闭关,或为了行至别处而使用这里,它的用途也好大小也好都不尽相同。人们认为这恐怕受到了仙人各自的力量强弱的影响。
・地獄
  人間が閻魔の裁きを受けた後にたどり着く場所のひとつ。閻魔は彼岸に居るが、地獄の組織「是非曲直庁」に属している官僚である。地獄には鬼も居れば女神も居るらしいが、まだまだ不明な点が多い。
·地狱
  人类在接受了阎魔的审判后所到达的场所之一。身处彼岸的阎魔,是隶属于地狱组织「是非曲直厅」的官僚。地狱里好像既有鬼存在,也有女神存在,但仍有很多不明之处。
・月の都
  月の裏側に存在する大都市。古来から圧倒的な科学技術を持ち、生命を穢れとして拒絶している月の民が住む。東方Projectでは月の都がストーリーに絡むと、だいたいろくでもないことになる、困った相手でもある。
·月之都
  存在于月之背侧的大都市。自古以来就拥有着压倒性的科学技术,居住着拒绝被其视作污秽的生命的月之民。在东方Project中,只要牵扯上月之都的故事,大抵都没啥好事发生,是一个令人困扰的对手。

妖怪之山

■妖怪の山
■妖怪之山
  幻想郷で山と言えば、妖怪の山を指す。幻想郷の中でもいちばんの高さを誇り、山の上は天界に通じているという。呼び名の通り、多くの妖怪が暮らしていて、天狗や河童などが、それぞれ独自の社会を築いている。彼らは外の人間を真似た官僚的な組織を敷いていて、縄張りを侵すものに対しては排他的だ。

  山の上の方には守矢神社があり、天狗や河童から信仰を集めている。里から人が来やすくするためロープウェイを通す計画があるが、閉鎖的な天狗と揉めていて実現には至っていない。

  なお、この山そのものも、はるか昔に外の世界からやってきた「本来の姿の八ヶ岳」であるらしいが、そのことについては特に誰も気にしていないようだ。詳しくは『東方儚月抄 ~Cage in Lunatic Runagate.』4話を参照いただきたい。
  在幻想乡说到山,那就是指妖怪之山。幻想乡内妖怪之山以首屈一指的高度而自夸,有着山上与天界相通的说法。正如其名,众多的妖怪居住在山上,譬如天狗、河童,均各自建立起了独立的社会。她们效仿外界的人们而建立了官僚制的组织,而对于侵入势力范围的家伙则是十分抗拒。

  在山的上部有着守矢神社,自天狗和河童处收集着信仰。为了方便村民来此参拜而有了贯通索道的计划,但与信奉闭锁主义的天狗发起争执而未能实现。

  另外,说起这座山本身,据称是很久以前自外界而来的「原有姿态的八岳」,但是关于这一点貌似谁都没有在意。详情请参照『东方儚月抄 ~Cage in Lunatic Runagate.』第4话。

异变

■異変
■异变
  妖怪が幻想郷全体に影響を及ぼすような「何か」を起こした場合、それらは「異変」として処理される。この場合の処理とは、人間による妖怪退治と、それによる事態の鎮静化だ。もちろん、往々にしてその役目は博麗霊夢が担うが、スペルカードルールが幻想郷に広まってからというもの、霊夢以外の者も強い妖怪に挑み易くなった。このことから妖怪退治のハードルが下がり、自分の力に自信のある者が妖怪退治に名乗りを上げるようになった。これら異変のほとんどは、外の世界では『東方Project』の各作品として知られている。ここでは、それに該当しない異変について1点紹介しよう。
  吸血鬼異変:スペルカードルールが制定されるきっかけとなった異変。幻想郷にやってきたばかりの吸血鬼が暴れまわったが、ルール制定前だったので、より力の強い妖怪が吸血鬼を懲らしめていろいろと契約を結ばせた。
  妖怪引发「某些事情」的影响会波及幻想乡全体的情况,就会被视为「异变」而被处理。这种事况下的处理即是说,由人类退治妖怪,并镇静事态。当然,这种事情的担当者往往是博丽灵梦,但在符卡规则广泛普及幻想乡的今天,灵梦以外之人想要挑战强大的妖怪也变得容易了起来。自那之后妖怪退治的难度也下降了,对于自己的力量有信心的人也能够以妖怪退治的名义进行异变的处理。这些异变的大部分,在外界都以「东方Project」的各个作品的形式为人所知。在此,就介绍下某个不适用于此类的异变吧。
  吸血鬼异变:成为制定符卡规则契机的异变。刚来到幻想乡不久的吸血鬼开始变得不安分,因为是制定符卡规则之前,所以是由力量更为强大的妖怪惩治了吸血鬼,与其签订了各种各样的契约。

符卡及其规则

■スペルカードとその運用ルール
■符卡及其规则
  スペルカードとは、博麗の巫女と妖怪の戦いにルールを定めたものだ。内容はおおよそ以下の様なものである。

1.スペルカードとは、自分の得意な技に名前を付けたもの。使うときは宣誓してから使うこと。
2.お互いに使用するカードの枚数は、決闘の前に提示しなければならない。
3.手持ちのカードが全て破られた場合――完全に回避されるか相手につぶされるかした場合――は負けを認めること。
4.勝者は決闘前に決めた報酬以外は受け取らない。相手が提示した報酬が気に入らなければ決闘は断れる。
5.勝者は敗者からの再戦の希望を積極的に受けること。
6.不慮の事故は覚悟する事。

  このようなルールが設定された理由は、妖怪の力を弱めない必要があるからとされている。きっかけは吸血鬼異変だった(※異変の項参照)。大結界の成立によって幻想郷が平穏になりすぎた弊害で妖怪たちが戦う機会も減っており、大部分が弱体化していたからである。ルールを設定して、その範囲の中で戦うことで、頻繁に妖怪が異変を起こして巫女に挑めるようになり、逆に人間側からも妖怪に勝負を挑み易くなった。異変は巫女が勝つまで繰り返され(※ゲーム中で言うところのコンティニューのこと)、一度勝負が付いたら異変はお終い(ゲームクリア)となる。
  所谓符卡,即是为博丽的巫女与妖怪的战斗定下的规则。内容大致如下。

1.所谓符卡,是将自己的得意技能命名之后的东西。使用的时候需要宣言之后才能使用。
2.战斗双方必须要事先告知使用的符卡数量。
3.手中的符卡被全部击破的时候——被完全回避或者被对手击溃的情况——即认输。
4.胜利者只能取走决斗前说好的报酬,如果对对手提出的报酬不满意,可以拒绝决斗。
5.胜利者要积极接受失败者再度挑战的希冀。
6.要做好随时出现意外事故的觉悟。

  制定这种规则的理由,是因为有必要防止妖怪的力量弱化。契机是吸血鬼异变(※参照异变项目)。大结界的成立使幻想乡变得过于平稳,这个弊端使得妖怪的战斗机会大幅减少,大部分妖怪都弱化了。设定了符卡规则后,只要是遵守规则的战斗,妖怪可以频繁地挑起异变来挑战巫女,反而言之,人类方与妖怪一决胜负也变得容易许多。一场异变在巫女胜利之前会不停重复(※用游戏中的说法就是continue),定下胜负后异变就结束了(游戏通关)。

注释

  1. 实际应为霖之助,此处为误植。
  2. 参见东方香霖堂(2004年)新第二话 超越紫色的光芒