旧约酒吧/附带故事

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包含角色信息
作品序号ZCDS-0016
封面角色玛艾露贝莉·赫恩宇佐见莲子

外面

后面
后面
侧封
侧封
前面
前面(Booklet封面)
ーー幻視する者達が集う場所があるという。
そくは、旧型酒特有眠くなるような甘い匂いのする酒場だった。
——据说有一个幻视者们的聚集之地。
那里,是一个有着旧型酒特有的,令人入睡的甜味的酒场。
上海アリス幻樂団が奏でる、奇妙て癖の強い音樂集第九弾
上海爱丽丝幻乐团演奏的,奇妙且味道浓郁的音乐集第九弹

Booklet

2-3页
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4-5页
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6-7页
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8-9页
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10-11页
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12-13页
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14-15页
14-15页
Booklet封底
Booklet封底

内面与碟面

后面
后面
碟面
碟面

故事文本

故事内容

1.バー・オールドアダム
1.Bar·Old Adam
Bar"Old Adam"
Bar"Old Adam"
「ーーいらっしゃいませ」
「——欢迎光临」
  バーの愛想の無いマスターがこちらも見ずに言う。
 冷漠的酒吧老板头也不抬地说道。
「貴方がDr. レイテンシーですね。
 お待ちしておりました」
「您就是Dr. Latency吧。
 久候多时了」
 そう聞かれた髭を蓄えた初老の男性が、無言で手を上げる。
 否定とも肯定とも取れる仕草だが、こういう曖昧な態度を取る人間は肯定だと思われたいだけの人間である。
 听到如此询问的中年男性,一言不发地抬起了手。
 这样的举止既可以是肯定亦可是否定,但会做出这种暧昧的态度的人大多都是想被认为是肯定的人。
 男はカウンターに座ると聞いた事も無い名前のお酒を頼んだ。
 男子来到吧台前坐下,点了一杯从未听说过的酒。
「あれ、誰?」

「さあねぇ、いわゆる匿名希望って奴でしょう」

と宇佐見蓮子は答えた。
「那人,是谁?」

「谁知道,所谓不愿透露姓名的家伙吧」

宇佐见莲子答道。
マエリベリー・ハーン(メリー)の疑問は当然だ。
Dr. レイテンシーとはメリーのペンネームなのだから。
玛艾露贝莉·赫恩(梅莉)会有疑问是当然的。
Dr. Latency可是梅莉的笔名。
2.燕石博物誌が連れてきた闇
2.燕石博物志所带来的黑暗
Dark side of Japan
Dark side of Japan
「こんな不気味なお店に連れてきてまで、

 蓮子は見せたかったのはあのお爺さん?」
「それは偶然ね。

 でも、秘封倶楽部の課外活動としては最高だわ」
「莲子你把我带到这种令人毛骨悚然的店里,

 就想给我看那个老头?」
「这是巧合。

 不过,作为秘封俱乐部的课外活动,这真是太棒了」
 蓮子の話によるとこのお店では、夜な夜なな人間達が集まっては独自の経験談を語ったり、意見交換をしたりしているのだという。
 据莲子所言,在这家店里每晚都会有的人们聚在一起,谈一谈自己独特的人生体验,或是相互交换意见。
 蓮子は二人が作った同人誌、「燕石博物誌」を売っている時にその情報を仕入れたらしいが・・・。
 莲子似乎是在贩卖两个人一起制作的同人志——《燕石博物志》的时候获取了这个情报……。
 あくまでもこのお店の客に限っての話だが、燕石博物誌は有名で、殆どの客が読んでいて、内容も信じているのだという。
 それもそのはず、このお店に来ている客は皆、燕石博物誌に書かれているような体験と、同じような体験をした事があると言っているらしい。
 仅仅限于这家酒吧的客人之间,燕石博物志可谓相当出名,几乎每一位客人都曾将其通读一遍,也坚信其中的内容。
 这也是理所应当,毕竟每一个来这家酒吧里的人都声称自己曾有过和燕石博物志中所描写的相同的体验。
 つまりは、メリーと同じような能力を持っていると言うのだろうか。
それを確かめに二人はバー・オールドアダムに潜入したのだった。
 也就是说,这些人或许拥有和梅莉同样的能力。
为了确认此事,两人潜入了Bar "Old Adam"。
3.リバースイデオロギー
3.Reverse Ideology
Reverse Ideology
Reverse Ideology
 今の時代、お酒を出すお店は大きく二つに分かれている。
 ”新型酒”を出す普通の店と、”旧型酒”を出す店だ。
 当今时代,卖酒的店铺基本分为两种。
 分别是卖“新型酒”的普通的店,和卖“旧型酒”的店铺。
 新型酒は、一般的に広く呑まれているお酒で、酔いつぶれないような工夫がされている。依存も低く、比較的身体に害は無い。
 旧型酒は古くから呑まれてきたお酒であり、自然の酵母が作り上げたお酒である。多分にアルコールを含んでいるが、アルコールの分解を促進する酵素などは一切含まれていない。呑めば酔う。
 新型酒,是被一般大众广为饮用的酒,有着让人不会醉倒的特别设计。依赖性也会更低,相对来说对身体没什么害处。
 旧型酒是自古以来就被人们饮用的酒类,是由天然的酵母制成的酒。虽然含有大量的酒精,但却不含一切能够促进酒精分解的酶。喝了就会醉。
 このバー・オールドアダムは、旧型酒を専門に取り扱っているお店だ。
 这个Bar "Old Adam",是专门贩卖旧型酒的店铺。
 新酒を取り扱うお店は、酔っ払いすぎる人がいないので、常に綺麗である。衛生的で健康的だ。
 一方、一般的に旧型酒を取る扱う店の方が、その古典的居酒屋の習わしからか建物も古く、汚いお店が多い。それに客も何だか質が悪いようだ。
 在贩卖新酒的店,没有人会喝得烂醉如泥,因此店面更加整洁。既卫生又健康。
 另一方面,更多经营旧型酒的店铺继承了古典的居酒屋的习俗,建筑物更加古老、脏乱的店铺更多。而且客人的素质似乎也稍逊一筹。
 しかし、旧型酒の方が高く、貴重品なのだ。
 ここで価値観の逆転が起こっている。つまり、お金に余裕が有る者が、選んで汚いお店で酔いつぶれるという事態が起こっているのだ。
 但是,旧型酒却更为昂贵,是一种珍品。
 由此产生了价值观的逆转。也就是说,如今更为富裕的人,反倒会刻意选择醉倒在污秽的店铺之中。
4.アウトサイダーカクテル
4.Outsider Cocktail
Outsider Cocktail
Outsider Cocktail
「結構高いのね」

「旧型酒だからねぇ。
 でも、いつもの安酒より本格的に酔えるわよ」
「お酒に酔っても健康的にいられるのかしら」
「健康的? よーく考えてみてよ。

 お酒、油、塩分、糖質、カフェイン、グルテン……、食の健康に関しては過度に注意するくせに、医療が進化すぎてなかなか人が死なないもんだから、計画的に寿命を決めようとしているでしょ?社会は人を生かしたいんだか、殺したいんだか判んないよね。高い金を払って旧型酒を呑んでいる人達はリアリストだわ」
「还真贵啊」

「毕竟是旧型酒啊。
 但是,和平常那些便宜酒比起来你能醉得更彻底」
「喝酒喝到醉还能维持健康吗」
「健康?你仔细想想。

 酒、盐分、糖类、咖啡因、麸质……明明人类社会对饮食健康过度地关心,却因为医疗过度发展导致人们就是死不了,所以现在不是又有人呼吁要有计划地决定寿命吗?不知道这社会是想让人活着,还是想让人死。花重金喝旧型酒的人都是现实主义者」
 お酒は人を饒舌にさせる。
 お酒を呑むと人は必ず自己肯定をする。これがアルコールの一つの効能だ。お酒はこの効能で、人間社会を裏から動かしてきたのである。
 酒能够让人变得饶舌。
 喝了酒的人一定会自我肯定。这是酒精的功效之一。酒类通过这个功效,在暗地里推动着人类社会。
 マスターが二人のテーブルに黄色いカクテルを置いた。

 これは?と聞くと、「フォービドゥンサイダー」と答えた。

他の客にも同じお酒を配っている。
 老板在两人的桌子上放了两杯黄色的鸡尾酒。

 向老板询问“这是什么?”,得到的回答是“Forbidden Cider”。

他也在向其他顾客发放同样的酒。
「サイダー? ジュースなの?」

「サイダーは林檎のお酒よ。

 このお酒が配られたと言う事は、どうやら始まりそうね」
「Cider?这是果汁吗?」

「Cider指的是苹果酒。

 既然发了这杯酒,看来是要开始了」
5.大神神話伝
5.大神神话传
Story of Mythomiwa
Story of Mythomiwa
 ーーあれは数年前。奈良に行った時の話です。

 パワースポットで大変有名な三輪山に入山したんですね。

 ほら、私もオカルト好きの身として有名なところは大抵足を運んでいたんですが、そういえば三輪山には登ったことが無かったな、と思いまして。
 ——那是数年前。去奈良时候的事情。

 我上了以灵异地点而著称的三轮山[1]

 是这样,作为喜欢灵异事情的我,那些有名的地方大抵我都是去过的,但我忽然想到三轮山我还没爬过,所以就去了。
 ええ、最近は県が入山を制限している事は知っています。
その理由が公表されないので、逆に興味を惹いていますよね。
 是,我知道现在县政府禁止人们上山。
因为这个理由没有公布,所以反而会让人提起兴趣啊。
 規制中なのに、どうやって入ったのかって?
 丁度その時、仕事も家庭も上手くいってなくて……。神頼みというか自暴自棄になっていまして。それで真夜中にこっそりと忍び込みまして……。
 你问我明明禁止上山,我是怎么上去的?
 正好那段时间,我工作也好家庭也好事事都不顺心……就有点想求神拜佛或者说是自暴自弃。所以我就在半夜偷偷地溜了进去……
 そうしたら嫌と言うほど判りましたよ。入山規制の理由が。
 然后我就深深地明白了政府不让人上山的理由。
 蛇ですよ。蛇。それはもう大量の蛇がウヨウヨしてまして……。

 三輪山では蛇は神様だから手が出せないんでしょうな。
 あれだけ蛇が増えて餌は何を食べているんでしょうねぇ……。

 奈良県の寿命統制がピカイチ進んでいるのは関係無いですよねぇ……。
 是蛇。蛇。漫山遍野的蛇在山里蠕动……

 在三轮山蛇是神明,想必政府也没办法出手吧。
 蛇繁殖了那么多,它们到底是吃什么呢……

 这和奈良县的寿命管制全国领先没什么关系吧……
6.パンデモニックプラネット
6.Pandemonic Planet
Pandemoniac Planet
Pandemoniac Planet
 ーー人口が減って、人村自然分離の原則が支配している現在、山村の多くが廃村になった事は当然知っていると思う。
 ——在人口减少,人村自然分离的原则支配的当今时代,想必在座各位也都知道大量山村难以避免废村的命运。
 しかし、僅かながら今も山奥に村を維持している地域がある事を知っているかい?
 俺はこういう村を探して訪ねるのが日課となっているんだが、つい数ヶ月前の事だ。山の多いあの県、奇妙な村を見つけてな。
 然而,你们知道现在在深山里依旧还有少许维持着村落的地带吗?
 寻找并拜访这些村庄是我每天的课题,但就在几个月前,在全是山的那个县,我发现了一个奇妙的村庄。
 どうも村民も昔から住んでいたのでは無く、廃村を見つけてアウトロー達が住み着いたようだったんだが、とにかく変なんだよ。
 見た事も無い宗教が広まっていて、一日中空いでいる時間があれば必ず祠に向かって祈っていたんだ。
 那些村民似乎不是自古以来就住在那里的,看起来是一帮无业游民找到一个废村就住下了,但总之就是诡异。
 在那里一个前所未见的宗教盛行,每天只要有空闲的时间就一定会对着祠堂祈祷。
 それの何処がおかしいのかって?
 それがさ、祈っている対象が神か仏じゃなくて、あちこちの祠に納められていたのは、何やら黒い物体だったんだ……。
 你问这哪里奇怪?
 那是因为啊,他们祈祷的对象非神非佛,在各处的祠堂里供奉的,是某种黑色的物体……
 それは誰かの髪の毛だったんだよ。

 髪の毛を拝んでいたんだよ、髪の毛教だよ。気持ち悪いだろ?

 恐らく、開祖は髪が薄かったんだろうな(笑)
 那是某个人的头发。

 他们在对着头发祈祷啊,头发神教。诡异吧?

 恐怕,他们的祖宗头发一定很少(笑)
7.旧世界の冒険酒場
7.旧世界的冒险酒吧
Fantasy Guild
Fantasy Guild
「うーん。

 これって怪談大会?」
「どうやら、それに近いわねぇ。
 真偽はわからないけど、一応本人の不思議な体験談って形をとっているね」
「こういっちゃあ何だけど、秘密倶楽部みたいなバーで、いい大人達が……」
「あら、後でメリーも体験を語るのよ」

「うえー、やっぱり、そうなるよねー」
「呃……

 这是怪谈大会?」
「看起来和那个差不多。
 虽然不知真伪,但总归是个人的不可思议体验谈的形式」
「虽然这么说可能不太好,都是一帮不小的人了,还聚在这种秘密俱乐部一样的酒吧里……」
「哎呀,梅莉一会儿也要谈自己的经历哦」

「呜啊,果然是这样——」
 メリーは自らの不思議な体験は、紛れもない真実だと判っている。
 しかし、他人の不思議体験は何故か信じられなかった。人を誑かそうとしているとしか思えなかった。
 梅莉深知自己的不可思议体验,是毋庸置疑的真相。
 然而,她却不知为何无法相信其他人的不可思议体验。她只觉得那些人只是想唬人。
 ふと、何故蓮子は私の体験談を信じるのだろう、と思った。
 やっぱり、私の話が上手いからかな、とメリーは照れた。
 忽地,她想到,为何莲子会相信自己的体验谈。
 一定是因为自己的叙述技巧太精湛了吧,梅莉如此推测,变得有些不好意思起来。
「――蛇と同じで髪の毛の信仰は原始からあるね。
 再生性が何か人間の信仰プロセスに関わっているんだわ」
「——与蛇一样,对头发的信仰自从原始时代就有了。
 其再生性一定与人类的某种信仰机制有很大关系」
 蓮子は殆どみんなの話を信じているようだった。
 莲子似乎把每一个故事都信以为真。
8.魔界地方都市エソテリア
8.魔界地方都市秘境
E.S.O.T.E.R.I.A.
E.S.O.T.E.R.I.A.
「では、本日は初めて参加するお嬢さん。
 何か不思議で、他に類を見ない体験談はあるかな?」
「那么,今天头一次参加的这位小姐。
 你有没有什么前所未有、不可思议的体验谈呢?」
「あ、はい。

 マエリベリーと申します。
 今からお話する内容は、全て私が体験した

 不思議で特異な体験談です」
「啊,是的。

 我的名字是玛艾露贝莉。
 从现在开始我讲述的内容,全都是我所经历的

 不可思议且独特的体验谈」
 辺りが少しざわついた。

 メリーの放つ異世界のオーラなのか、

 それとも若い女の子が話すので驚いただけなのか。
 周围忽然窃窃私语了起来。

 不知是因为梅莉身上散发的异世界的气质,

 还是单纯因为是一个年轻少女来讲而有些惊讶。
 メリーは色んな体験談を話した。
 梅莉讲述了各种各样的体验谈。
 墓場から異世界を覗き見た事。

 異世界の竹林を彷徨った事。

 緑に侵食された衛星から宇宙を見た事。
 从墓地窥探异世界的事情。

 在异世界的竹林中彷徨的事情。

 从被绿色侵蚀的卫星中观看宇宙的事情。
 異世界ではいつも異形の怪物に襲われた事。
 そして、誰かに助けられた瞬間、目が覚めて元の世界に戻る事。
 在异世界总是被异形的怪物袭击的事情。
 然后,在被谁拯救的那一瞬间,醒来回到原来世界的事情。
 この場にふさわしい、異世界の冒険談だ。
 しかし何故か微妙に場の空気が重かった。
 这是符合这里气氛的,异世界的冒险故事。
 然而在场的空气不知为何有些微妙地沉重。
 その理由はDr. レイテンシーと名乗った男のひと言で判った。
 其中的理由被自称是Dr. Latency的男子一言道破。
「それはすべて、燕石博物誌に書いてある話だな。
 ここでは、自身の体験を語って貰う約束だ」
「你说的那些都是写在燕石博物志里的故事。
 在这里,我们必须都要讲述自身的体验」
9.亡失のエモーション
9.亡失的情感
Lost Emotion
Lost Emotion
 メリーは蓮子の顔を見る。
 蓮子は軽く頷いた。
 梅莉看向莲子。
 莲子轻轻点了点头。
「申し訳ないです。彼女は皆さんの知識を試しただけです。

 これから起こる出来事を体験するには、あの本の内容を知っている事が前提ですので。
 実は、本に書かれていた異世界の一部を体験できる

 マジックアイテムを入手したのです」
「十分抱歉。她只是想测试一下大家的知识。

 若想体验她即将提及的事情,需要以知道那本书里的内容为前提。
 实际上,她得到了一种能让她体验书中描写的

 异世界的一部分的魔法道具」
 蓮子は手鏡を取り出してメリーに渡し、順番に見せてまわった。
 その鏡はメリーの能力により、異世界の風景を写し出していた。
 莲子拿出自己的小镜子交给梅莉,让她传给在场的听众。
 镜中在梅莉的能力之下,映出的是异世界的风景。
 狂おしい緑。

 煙を上げる山。

 永らく侘びた神社。
 令人发狂的绿。

 浓烟升起的山。

 永远闲寂的神社。
 誰もが燕石博物誌で読んだ情景に思いを馳せた。
 お酒が感情を増幅させるのか、涙を流す者もいた。
 所有人都回想起自己在燕石博物志中读到的场景。
 或许是酒让情感增幅,有的人甚至流下了眼泪。
10.二日酔いの同床異夢
10.宿醉者的同床异梦
The horse thinks one thing, and he that saddles him another.
The horse thinks one thing, and he that saddles him another.[2]
 バーでの体験を終え、次の日。
 お酒のあった時はあんなに盛り上がっていたのに、何だか疲れて元気が無い。これが二日酔いという奴だろうか。
 结束了在酒吧的体验之后,第二天。
 酒劲生效的时候明明如此激动,但现在却有些疲惫毫无精神。难道这就是所谓的宿醉吗。
 結局、メリーが見せた異世界の姿が一番盛り上がりを見せた。
 最终,梅莉所展现的异世界的样貌成为了整个夜晚的高潮。
 しかし、メリーはただ能力を使って自慢したわけでは無い。
 あんな物は殆どの人は手品か、そういう機能のある手鏡か何かだと思っただろう
 然而,梅莉所做的并不只是利用自己的能力进行吹嘘。
 那种东西大多数人只会认为是魔术,抑或是有那种特殊功能的镜子。
 メリーのした事、それは、他人の体験談を自分達の物にする事だった。
 梅莉所做的事情,是,将他人的体验谈变为属于自己的事物。
「どうだった?」

「うーん、半分くらいはつくり話だったわね」
「でも、上手くいったわね。
 メリーが鏡で結界の向こう側を見せると同時に、

 相手に触れて本当に異世界を見たのか探る作戦」
「你觉得怎么样?」

「唔,一半都是编的」
「不过,倒也成功了。
 在梅莉通过镜子展现结界的另一边的同时,

 触摸对方来试探对方有没有真正见过异世界的作战」
 メリーは、よくとっさにそんなこと思いつくなぁ、と感心した。
そう、蓮子はとても聡明で頭の回転が速いのだ。
 还真是会突发奇想啊,梅莉感叹道。
没错,莲子极其聪慧,脑子的运转速度很快。
「ちなみに蛇の話と髪の毛教は本物だったわ」

「やっぱり?
 あの二つの話は何か嘘にしては話が整っていなかったからねぇ。
 じゃあ、決まりね!」
「何が?」

「何が、ってそりゃあ、これから行くのよ三輪山に!」
「顺便蛇的故事还有头发神教都是真的」

「果然吗?
 那两个故事如果是谎言反倒显得破绽多了一点。
 那么就这么定了!」
「定了什么?」

「还能是什么,我们现在就去三轮山!」
 旧型酒の二日酔いが残るメリーは、キッパリと断った。
 依然处在旧型酒的宿醉之中的梅莉,郑重拒绝了这个提议。

注释

  1. 位于樱井市东部的山,自古就是被祭祀的对象,有许多古坟时代留下的规模庞大的古坟。明治以后,山的一大部分都被归作大神神社境内,三轮山本身也成为神体。除了限定的场所与入山时间之外,整座山基本上是禁止进入的,也禁止摄影。
  2. 美国谚语,直译是“马想的是一回事,骑手想的是另一回事。”