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东方外来韦编/2018 Spring!/幻想乡人妖名鉴

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  • 该内容于杂志中页数:048-053
  • 翻译:高桥小六

黑谷山女

幻想郷人妖名鑑
(くろ) (だに) ヤマメ
幻想乡人妖名鉴
黑谷山女
 ヤマメは土蜘蛛だ。普段は妖怪の山の麓にある風穴に住んでいる。「地霊殿」では1面のボスとして登場し、間欠泉から湧いた怨霊の調査をするべく地底に向かう主人公たちと鉢合わせた。その弾幕は1面のボスにしては密度があり、ゲームの難易度の高さを道中に続いて教えてくれる。
 山女是土蜘蛛。平时住在妖怪之山山脚下的风穴里。在「地灵殿」中作为1面BOSS登场,与为了调查间歇泉中涌出的怨灵而前往地底调查的主人公们撞了个正着。弹幕作为1面BOSS来说颇有密度,从道中就不断提示着玩家游戏难度之高。
病気を操る程度の能力
操纵疾病程度的能力
 「地霊殿」に登場する妖怪たちは嫌われ者ぞろいだが、一番のヤマメは病気、それも主に高熱を発症する系の感染症を操るというのだから嫌われ者と言われても納得である。もちろん感染した人間を媒介して病は伝染する。
 ヤマメは不用意に誰彼構わず病気にしてしまうわけではないが、自分の能力が嫌われていることは自覚しているので、進んで洞窟から出たりはしない。別に周囲に気を遣ってのことではなく、あくまで処世術の範囲である。なお地底では持ち前の性格の明るさから人気があるようだ。精神的にかなりタフなのかもしれないが、妖怪なので人間の尺度で測ってはいけない。
 実は建築を得意としていて、ほかの妖怪からの依頼があれば地上に出て作業をすることもあるようだ。依頼は天狗や河童、鬼など山に関係した妖怪から来ている様子である。
 虽然「地灵殿」登场的妖怪们都是些被厌恶者,但最先出场的山女是操纵疾病,特别是她操纵的主要是发病症状为发烧系的感染症所以就算被人讨厌也不难理解。当然疾病也会以被感染的人类作为媒介持续传染。
 虽然山女并不会随随便便让他人患上疾病,但她也明白自己的能力受人厌恶,所以不会主动从洞穴中出来。并不是顾虑周遭的人,只能算是她的处世方式吧。她似乎在地底以明朗的性格很受大家欢迎。精神上说不定其实颇为坚强,但因为是妖怪所以不能拿人类的标准衡量。
 其实很擅长建筑,好像被其他妖怪拜托的话也会到地上进行施工。委托主要来自天狗、河童或者鬼等和山相关的妖怪的样子。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 嫌われるキャラクターを作りたくて、病気でも「伝染する病気」を操ることにしました。土蜘蛛にすることは決まっていたんですが、8本足にはできなかったので、せめて蜘蛛らしさの表れとして逆さにしようと。でもゲームでは逆さにできなかったので、体験版ディスクの盤面で逆さになっているように印刷しています(笑)。蜘蛛モチーフは、やりすぎちゃうと気持ち悪くなるので、そうならないように気を遣っています。
 我想要制作被人厌恶的角色,所以特意将操纵疾病设定成了操纵「传染病」。虽然决定了要设定成土蜘蛛,但没能做成8只脚,所以想着至少要让她有个蜘蛛样倒着出场。但是游戏也没能倒过来,所以在体验版的碟面把她倒着印上去了(笑)。蜘蛛中心的素材,要是做得太过就会让人觉得恶心,所以我特别留心着不要让人感到不舒服。

水桥帕露西

幻想郷人妖名鑑
(みず) (はし) パルスィ
幻想乡人妖名鉴
水桥帕露西
 パルスィは橋姫という妖怪で、地上と地底を結ぶ縦穴の番人をしている。行き来する者を見守ってくれる存在なので、「地霊殿」2面では来訪者に警告を与えたものの、とりあえず倒された。悲しいボスの宿命である。
 帕露西是名为桥姬的妖怪,担任连接地上与地底的纵坑的看门人。因为是守望着往来行人的存在,所以在「地灵殿」2面对来访者发出了警告,却被不假思索地打倒了。这就是身为BOSS悲惨的宿命。
嫉妬心を操るということ
所谓操纵嫉妒心
 パルスィは嫉妬深い性格の性格の持ち主であるだけでなく、他者の嫉妬心を操る能力を持つ。嫉妬心をあおるように働きかけた者は、嫉妬にかられるあまり精神の均衡や生活のリズムを崩してしまうことになる。パルスィにとって被害者の嫉妬は彼女のエネルギーそのものであり、ますます力を增していく。このように彼女の妖怪としての本体は嫉妬心そのものと言える。
 人間にとって嫉妬心は、それをバネにすれば自分のパワーにできるが、やはり過ぎたるは及ばざるがごとしである。対策としては彼女と距離間をたもちつつ、なるべく自分の心に鬱屈を溜めこまないようにすることくらいだろう。
 帕露西不仅自己拥有很深的嫉妒心,还拥有操纵别人嫉妒心的能力。被动了手脚煽动起嫉妒心的人会完全被嫉妒驱使,打乱精神的平衡和生活的节奏。对帕露西来说被害者的嫉妒就是她的能量本身,力量也会渐渐增强。可以说她身为妖怪的本体就是嫉妒心本身。
 对人类来说,虽然也能化嫉妒为动力,但凡事过犹不及。应对办法大致是一边和她保持距离,一边尽量让自己的心灵不要郁积太多忧愁吧。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 ぼくとしては地獄と地上のちょうど間に架け橋があるイメージなんです。川にかかってる橋そのものというわけではなく、違う世界同士を繋いでいるものとしてね。その途中で出てくる妖怪がいるとしたら、橋姫だろうと。ある意味、あの世とこの世の境目でもあるので、「花映塚」を作っていなかったら、ここにいたのは死神だったと思います。
 我个人有地狱和地上正中间架着桥梁的印象。并不是说架在河川上方的那种桥,而是连接不同世界的东西。我想如果在那途中有妖怪出来的话,那就是桥姬了吧。某种意义上,也是彼世和此世的分界点,所以我想要不是已经制作了「花映塚」的话,在这上面的就会是死神了。

星熊勇仪

幻想郷人妖名鑑
(ほし) (ぐま) (ゆう) ()
幻想乡人妖名鉴
星熊勇仪
種族         鬼
活動範囲       旧地獄
主な能力       怪力乱神を持つ程度の能力
活動         酒宴
种族         鬼
活动范围       旧地狱
主要能力       拥有怪力乱神程度的能力
活动         酒宴
 勇儀は鬼である。普段は地底深くの旧地獄、通称旧都の繁華街で鬼らしく酒を飲んで暮らしていた。「地霊殿」3面では珍しい客人の来訪を知って力比べを挑んでくる。鬼らしい性格の持ち主で力の強い者、勇気のある者、正直な者に好感を覚えるため、霊夢らのことはたいそう気に入ったようだ。
 勇仪是鬼。平时在地底深处的旧地狱,通称旧都的繁华街上很有鬼范地喝酒度日。「地灵殿」3面时得知有稀客来访所以主动挑起了比试。她拥有鬼的性格所以对力气大、有勇气以及正直的人很有好感,因此好像非常中意灵梦她们。
山の四天王
山之四天王
 もともとは他の鬼と同じ地上で暮らしており、伊吹萃香らとともに山の四天王と呼ばれていた。四天王の中でも特に力自慢として知られており、仲間からも一目置かれる存在である。だが、幻想郷から鬼が居なくなり勇儀もその姿をくらませていた。旧都で彼女と遭遇するまでは、幻想郷で大っぴらに活動する鬼といえば「萃夢想」で帰ってきた萃香くらいのものだったのだ。鬼にはちゃんと仲間意識があるものの、それぞれが単独で行動し、お互いに深くは干渉しない傾向がある。そのため勇儀も萃香がどこに行ったかは知らなかったようだ。なお勇儀と萃香の会話から、萃香も一時期は旧都にいたことが判明している。
 人間に愛想を尽かせて地上を去った勇儀だったが、力が支配する旧地獄の単純さを気に入って、気ままに暮らしていたところであった。
 原本和其他的鬼一起住在地上,曾和伊吹萃香等人被并称为山之四天王。她在四天王中也特别以蛮力著称,是同伴们也要另眼相看的存在。但是,幻想乡中的鬼消失时勇仪也销声匿迹了。在旧都遇到她之前,要说在幻想乡中大摇大摆地活动着的鬼就只有在「萃梦想」中归来的萃香一个而已。鬼虽然拥有伙伴意识,却也有各自单独行动、彼此之间不深入干涉的倾向。因此勇仪好像也不知道萃香去哪了。另外从勇仪和萃香的对话可知,萃香也曾在旧都住过一段时间。
 虽然勇仪当时是因对人类不抱希望而离开了地面,但也喜欢上了用实力说话的旧地狱的单纯,就随心所欲地生活于此了。
星熊盃
星熊杯
勇儀が常にその手に持っている盃は「星熊盃」と呼ばれ、注がれたお酒のランクが上がる不思議な力があるという。たいていの酒は、たちどころに純米大吟醸酒となるんだとか。ちなみに「地霊殿」3面での勇儀は弾幕バトルの間でもその盃から酒を飲み続けるどころか、戦いが終わるまでに一滴もその盃から酒をこぼすことなく振る舞い、その力量のほどを見せつけた。
勇仪常常拿在手中的杯子被称为「星熊杯」,拥有能够提升注入的酒的品级的不可思议的力量。譬如说普通的酒,会立刻变成纯米大吟酿。顺带一提「地灵殿」3面的勇仪在弹幕决斗中不仅一直地在喝杯中酒,甚至直到战斗的最后都没有从杯中洒落一滴,由此她的力量之强可见一斑。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 地獄に来たら鬼が出るでしょうということで、鬼らしい鬼を目指しました。体育会系キャラにしたくて、体操着をイメージできるような服装デザインにしています。力自慢キャラには弾幕は不要なので普通は登場しないようなキャラですが、設定的に鬼を出す必要があったのでインチキ感のある弾幕を使ってきます。
 到地狱的话当然会有鬼出来吧,所以我试图做出很有鬼的风范的鬼。想要做成体育社团系的角色,给她设计了能让人联想起体操服的衣服。对以蛮力著称的角色来说不需要弹幕,所以是通常不会登场的角色,但是设定上需要鬼的戏份所以这里使用了作弊似的弹幕。

古明地恋&古明地觉

幻想郷人妖名鑑
() (めい) () こいし& () (めい) () さとり
幻想乡人妖名鉴
古明地恋&古明地觉
種族         サトリ
活動範囲       地霊殿(さとり)
           不明(こいし)
主な能力       心を読む程度の能力(さとり)
           無意識を操る程度の能力(こいし)
活動         怨霊の管理(さとり)
           放浪(こいし)
代表的なスペルカード 想起「テリブルスーヴニール」(さとり)
           本能「イドの解放」(こいし)
外観         第三の目
种族         觉
活动范围       地灵殿(觉)
           不明(恋)
主要能力       读心程度的能力(觉)
           操纵无意识程度的能力(恋)
活动         管理怨灵(觉)
           流浪(恋)
代表性符卡      回忆「Terrible Souvenir」(觉)
           本能「本我的解放」(恋)
外观         第三只眼
心を読む「サトリ」
读心的「觉」
 さとりは名前の通り、相手の心を読む妖怪だ。旧地獄の中心に位置する地霊殿に住んでいるが、その能力ゆえ嫌われ者ぞろいの地底の妖怪たちからも恐れられており、普段彼女のもとを訪れる者はいない。だが「地霊殿」4面において、地上の妖怪たちに追い立てられた主人公が、事件の真相を探って地霊殿へとやってきたため、久方ぶりに他人とコミュニケーションを交わすことになるのだった。
 だだっ広い地霊殿にさとり独りで暮らしているわけではなく、動物たちに囲まれて過ごしている。言葉を操る者から嫌われている代わりに、言葉を話さない存在からは珍しく意思疎通が可能な存在として重宝されており、彼女を慕って多くの動物が地霊殿に集まって暮らしているという。さとりもそんな動物たちを憎からず思っており、ペットとして可愛がっているようだ。動物たちの中にはお燐やお空のように、さとりの仕事を手伝ってくれたり、同じペットの世話をしてくれるペットなどもいるのだとか。
 觉正如其名,是读心的妖怪。虽然住在位于旧地狱中心的地灵殿,因其能力就算尽是些被厌恶者的地底妖怪也惧怕着她,通常不会有人拜访。但是在「地灵殿」4面中,被地上的妖怪们赶下来的主人公,为了追寻事件的真相来到了地灵殿,因此久违地和他人进行了交流。
 但是觉在广阔的地灵殿里并不是独自居住,而是在动物们的簇拥下生活着。虽然被能够言语的人们厌恶,相反地对于无法说话的存在来说却因是弥足珍贵的可以交流的存在而被视为珍宝,因此仰慕着她的许多动物们聚集到了地灵殿。觉也不讨厌那些动物们,当做宠物来疼爱着它们的样子。动物中也有像阿燐和阿空这样,可以帮助觉工作,以及照顾其他宠物的宠物。
地霊殿
地灵殿
 旧地獄の中心に建っているお屋敷に、さとりと、さとりの妹のこいし、そして多くの動物たちが住んでいる。この地霊殿の庭に開く穴から直下に広がっているのが、かつての灼熱地獄だった。地獄が移転してしまったため現在は使われてはいないが、その灼熱ぶりは健在。放置したままでは危険なので、さとりはペットの中でも熱が平気なお空に温度調節を任せている。
 この灼熱地獄の直上にあるという立地のおかげで、地霊殿は床暖房が完備されているも同然の温かさだとか。
 在建于旧地狱中心的宅邸中,觉,和觉的妹妹恋,还有很多的动物们住在一起。在这个地灵殿庭院里的空洞正下方是一片很大的空间,也就是当初的灼热地狱。因为地狱被转移了所以现在没有在使用,但那份灼热依然健在。就这么放任不管的话很危险,所以觉让宠物中不怕热的阿空进行温度调节。
 因为布局位于此灼热地狱的正上方,所以地灵殿就像是有地暖一样温暖的样子。
怨霊の管理者として
作为怨灵的管理者
 地獄が移転して地底都市が地獄ではなくなっても、未だにその跡地には多くの浮かばれない霊がただよっていた。それらが迷い出ないよう管理しているのが、さとりである。彼女は前述の通り、言葉を持たない動物の心を読むことができるのだが、それは霊魂にたいしても同様なのである。そんな彼女の能力は怨霊たちの統率にとても便利だった。だが、本当に便利なことは「心を読まれるため怨霊からも恐れられる」という点だった。なにせ怨霊たちは、地獄に来ることになってしまった霊である。さとりのように隠し事ができない相手でもないと、取り締まるのに大変な苦労をしていただろう。
 なおペットの中でもお燐は怨霊と会話できるため、管理を手伝わせている。
 虽说地狱被转移了并且地底都市已经不再是地狱,但还是有很多上天无路的灵游荡在这片旧址上。管理着它们,以免它们迷失的人,就是觉。她就像前文所说,能够读懂无法言语的动物们的心,对灵魂也是同样有效。她的能力用来统率怨灵非常便利。但是,真正便利的是「因为会被读心所以怨灵也畏惧」这一点。不管怎么说,怨灵是被判下地狱的灵。如果不是觉这样不会被瞒事的人的话,应该很难监管吧。
另外宠物中阿燐也能够和怨灵对话,所以让她帮忙管理着。
さとりの妹
觉的妹妹
 さとりにはこいしという妹がいる。「地霊殿」Extraステージでは、守矢神社の神様を問い詰めにきた主人公の前に突如としてその姿を現し、弾幕バトルとなった。こいしは、お空が突然大幅なパワーアップを遂げたことに興味を覚え、そんな力を授ける神様を探して守矢神社を訪れているところだった。だが、パワーアップしたお空すらも倒す地上の強い人間について姉から聞いていたこいしは、目の前の人間の力を確かめたくて弾幕バトルを挑んできたのだった。
 觉有个叫做恋的妹妹。在「地灵殿」Extra关卡中,突然现身于前来质问守矢神社的神明的主人公面前,演变成了弹幕决斗。恋呢,对阿空的能力突然大大地增幅了一事很感兴趣,当时正去守矢神社拜访传授那力量的神明。恋曾听姐姐提过,甚至能打倒力量增幅过的阿空的地上的强大人类的事,她为了要确认眼前人类的力量而挑起了弹幕决斗。
第三の目
第三只眼
 サトリの最大の特徴でもある他者の心を読む能力は、サトリそれぞれがひとつだけ持っている第三の目によるものだ。だが、こいしは自らの能力が周囲から嫌われてしまう原因であることを知って、第三の目を閉ざしてしまう。その影響で心を読むことはできなくなったが、代わりに無意識で行動できるようになった。無意識で行動するこいしは存在感が希薄で、視界に入っていても認識するのは難しい。そんな彼女は嫌われることも無くなったが、好かれることもなくなった。
 また、相手の心に一切目を向けないということは、すなわち自分自身の心を閉ざしてしまうことでもあった。そんなこいしを、さとりはいつも心配していろいろと気にかけている。そんな姉の心遣いや、地上で出会った力のある人間のことが気になったこいしは、少しだけ変わりつつあるようだ。
 觉最大的特征也就是所谓的能够读他人的心的能力,是由每个觉仅有一个的第三只眼发动的。但是,恋知道自身的能力是自己被周围厌恶的原因后,闭上了第三只眼。受此影响变得无法读心,但与之相对的是能够凭无意识行动了。凭无意识行动的恋存在感非常稀薄,就算进入了视线范围内也难以认知。这样的她虽然不再招人讨厌,但也不会被人喜欢了。
 另外,完全不注目对方的心,也意味着自己自身的心也完全封闭了。对于那样的恋,觉总是非常担心牵挂着。恋在意着姐姐的关心,以及地上遇到的有力人类,虽然微乎其微但也渐渐地在改变着的样子。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 嫌われ者のトップとして登場してもらいました。心を読まれることは回避できないですからね、妖怪としては最悪な相手です。さとりについてのお話では、心を読めることが仇になってさとりが倒される、というストーリーがほとんどなんです。本当に嫌がられているから、倒すしかない存在として扱われているんですね。それが不憫なので、もしかしたらパルスィが生まれたかもしれないんですが。さとりを妬んでくれる存在としてね。強い必要がないキャラなので、素のままで周囲に恐れられている、というイメージでデザインしています。僕の中のイメージはパチュリーと似ています。
 こいしは矛盾したキャラで、キャラクター性を持っていない存在として生まれました。キャラ性の否定ですね。それだけだと造形も含めて作りようが無かったので、さとりの妹という設定になりました。他人の悪意をスルーする事で嫌われ者を回避しようとしていますが、本人は嫌われてしかるべきものをいっぱい持ったままという、闇を抱えています。
 我让觉作为最被厌恶者登场了。因为无法回避被读心,所以对妖怪来说是最糟糕的对手呢。说起和觉有关的故事,能读心这件事演化成仇然后觉被打倒,这样的发展是大多数。真的很招人讨厌,所以被当做必须打倒的存在对待。这实在是很惹人怜悯,说不定我创造帕露西就是因为这个呢。作为嫉妒着觉的存在。是个没必要很强的角色,光是存在本身就被周遭畏惧着,我是带着这样的印象来设计角色的。在我心中和帕秋莉的感觉相似。
 恋是矛盾的角色,她是作为没有角色属性的存在诞生的。对角色性的否定呢。但只是这样的话包括造型什么的都没法做,所以我加入了她身为觉的妹妹的这一设定。虽想通过回避他人的恶意来避免成为被厌恶者,但她本人依然怀有很多应当被人厌恶的东西,心怀黑暗。

火焰猫燐

幻想郷人妖名鑑
() (えん) (びょう) (りん)
幻想乡人妖名鉴
火焰猫燐
 火焔猫燐(かえんびょう・りん)は火車という妖怪だ。本人は自身の長い名前を嫌ってお燐と呼ばせている。「地霊殿」4面では猫の姿で中ボスとして登場し、5面でようやく正体を明かす。「地霊殿」という物語では、地上に沸き出た怨霊の謎を追って主人公が地下世界を冒険していくが、その怨霊を間欠泉に混ぜ込んだのが彼女である。怨霊はお燐から地上の妖怪たちへ向けてのSOSサインだったのだ。
 火焰猫燐是名为火车的妖怪。本人不喜欢自己长长的名字所以要别人称自己为阿燐。在「地灵殿」4面以猫的姿态作为中BOSS登场,5面终于现出正体。「地灵殿」的故事,是追寻着大量涌入地上的怨灵之谜的主人公前往地下世界冒险,而把那些怨灵混入间歇泉的人正是她。怨灵是阿燐向地上的妖怪们发出的SOS讯号。
火車
火车
 どこからともなくやってきて、死体を運び去ってしまう妖怪が火車だ。ふと目を離したすきに、愛用の手押し車で死体を持ち去ってしまう。持って行った死体に何かをするというわけではなく、普通の猫がネズミを捕るように、火車は人間の死体をとっていくらしい。当然、生きている人間に対して積極的に危害を加えるような性質は持ち合わせていない。というか死体になっていない人間には特に興味がない。また、埋葬されてしまった死体にも興味は無くなるらしい。
 お燐は死体や霊全般と会話による意思疎通ができる。そのため普段は灼熱地獄跡でさとりの手伝いとして怨霊の管理をしているのだ。怨霊は話したがりでお燐に懐いているらしい。
 也不知从哪冒出来的,搬起尸体就走的妖怪就是火车。稍微移开视线的空当,就用心爱的小推车把尸体带走了。带走了的尸体也并不是用作什么特别的目的,火车似乎就像普通的猫抓老鼠那样,取走人类的尸体。当然,这并不带有对活着的人类积极施加伤害的性质。不如说对没有变成尸体的人类不感兴趣。另外,对被埋葬了的尸体也会失去兴趣的样子。
 阿燐与尸体或灵魂都能进行对话交流。因此平时在灼热地狱帮觉管理怨灵。怨灵很爱说话并且非常亲近阿燐的样子。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 ここから先は動物パラダイスです(笑)。本能的に忌避されている死体のイメージと、死を怖がらない動物キャラっていう設定は地獄っぽいのかなぁと。無邪気なキャラクターが死体を操るって、救いようのない嫌な感じが出ませんかね? ダーク一色というよりも、ポップでダークなキャラです。
 从这里往后是动物乐园(笑)。我考虑着被人本能地避讳的尸体的印象和不害怕死亡的动物角色,这样的设定很有地狱风格吧。天真无邪的角色操纵着尸体,听起来像不像是无可救药地惹人嫌? 比起从头黑到底,不如说是通俗中透着黑暗的角色。

灵乌路空

幻想郷人妖名鑑
(れい) () () (うつほ)
幻想乡人妖名鉴
灵乌路空
 霊烏路空(れいうじ・うつほ)、通称お空(おくう)は、地獄鴉だ。「地霊殿」6面ボスとして初登場し、あるきっかけで手に入れた究極の力をふるおうとしていたところを、人間と妖怪のコンビによって鎮圧された。
 灵乌路空,通称阿空,是地狱鸦。作为「地灵殿」6面BOSS初登场,正要发挥由于某种缘由获得的究极的力量的时候,被人类和妖怪的组合镇压了。
地獄鴉と八咫烏
地狱鸦和八咫乌
 地獄鴉は、地獄が地底から引っ越す以前から地底に住んでいる妖怪だ。現在の地底は、地獄が引っ越した後の廃墟に集まってきた者たちがほとんどなので、先住民的ポジションである。普通の地獄鴉にすぎない彼女は、地霊殿に住むようになったさとりや、さとりを慕うほかの動物たちとともに灼熱地獄跡を管理しながら日々を過ごしていた。
 だが、変化は唐突に訪れた。外の世界からやってきた神様・八坂神奈子が、とある目的のため「神霊を受け入れられる、からっぽな頭の地獄鴉」を探していて、お空はまさに条件にピッタリだった。太陽の力を宿した八咫烏の分霊を受け入れたことで、お空は「核融合を操る力」に目覚め、その影響で見た目も現在のように「3本の足」を持つものへと変化してしまう。究極の力に目覚め、また生来の頭の空っぽさも手伝い、その力で地上を灼熱地獄にしてしまう一歩手前だったが、その後は神奈子の築いた間欠泉地下センターで河童の手伝いをしているようだ。
 地狱鸦,是在地狱从地底迁出前就住在地底的妖怪。现在的地底,大多是聚集到地狱迁出后的废墟的人,所以地狱鸦是原住民。不过是只普通地狱鸦的她,原本和住到地灵殿的觉及仰慕觉的其他动物们一起,一边管理着灼热地狱遗迹一边过着平凡的日子。
 但是,变化遂起。从外面世界到来的神明·八坂神奈子,为了某种目的正在寻找「能够承受神灵的,脑袋空空的地狱鸦」,阿空正是刚好完全吻合。因接受了寄宿着太阳之力的八咫乌的分灵,阿空觉醒了「操控核聚变的力量」,受此影响外观也变成了现在这样拥有「三只足」的形态。觉醒了究极的力量,再加上生来就脑袋空空,那力量差一点就要把地上给变成灼热地狱了,但之后好像在神奈子建造的间歇泉地下中心里给河童帮忙。
Comment from ZUN
Comment from ZUN
 お燐よりもっとポップでダークなキャラですね。なぜ嫌われ者の怨霊が地底から出てきてしまったか、の答えとして「地底には太陽がある、その太陽はパワーがありすぎる」というのをやりたかった。なぜ太陽かは「風神録」からお話を繋げたくてですね。核も、嫌われ者としてはちょうどいいかなと。
 比阿燐更加既通俗又黑暗的角色。我想创作的是为什么被厌恶者的怨灵会从地底出来呢,答案是「地底有太阳,而那太阳的力量过强了」这样的故事。之所以是太阳是因为想和「风神录」的故事联系上。我觉得,核与被厌恶者正般配嘛。

注释