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东方文花帖(书籍)/蓬莱山辉夜/中日对照

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报纸

第百二十季 霜月の一
第百二十季 霜月1之一
永遠亭にて月都万象展開催中
月都万象展正在永远亭举办中
 今月から、月の事なら何でも判る『月都万象展』が永遠亭で開催されている。開催中は月の石、人間が月に置いていったと言う旗、栄華を極めた時代の月の遺物などの展示物や、月の兎による本格的な餅つきショーといった催し物も予定されている。
 从本月开始,永远亭将举办以「月球事都知道」为主题的「月都万象展」。展览会上预计将展出多种物品,包括月之石、据说是人类留在月球上的旗帜、还有象征月球极度繁荣时代的遗留物等等,甚至还有真正由月兔表演的捣年糕表演。
 初日から大勢の来客がありリピーターも多く、人間、妖怪達の月への関心の高さが窺えた。
 从开展第一天到场的参观者和回头客的数量上,我们就可以看出人类和妖怪们对月球的关心度之高。
 この企画を計画した主催者、蓬莱山輝夜(人間[自称])は計画した動機についてこう述べている。
 策划这次展览会的计划与主办者——蓬莱山辉夜(「自称」人类)在谈到策划初衷时这样讲道。
 「家には月に関連した物が沢山あって、何故か隠さないといけないと思ってたんだけど……。なんかもうどうでも良くなって来て、眠らせておくのも勿体ないしみんなに見せてお金でも頂こうかなと。これで少しでも月に興味でも持って貰えれば嬉しい限りです」
 「家里边和月球有关的东西非常多,只是不知为什么都必须藏起来……。不过现在看来也无所谓了,而且就这样埋没着它们也太可惜了点,所以我就想让大家都看看同时还能赚点钱。如果通过这个活动能让大家都对月球产生出一点儿兴趣的话我就太高兴了。」
月面探査車、月の兎の餅つきショー、等々
月面勘探车,以及月兔的捣年糕表演,等等
 中でも目玉の一つである月史館では、知られざる月の都の歴史が当時の道具や乗り物と共に知ることが出来、非常に興味深い物となっている。牛が引いているのに昔は宙を飛べたという牛車、今なお輝き続ける着物、月を自由に走るという月面探査車。何処まで本物か判らない所も月都万象展の魅力の一つだ。
 在最吸引人们眼球的展馆之一——月史馆里,你可以同时了解到月之都未知的历史以及当时的用具和交通工具,这使得本馆相当具有吸引力。现在被牛拉着,但据说很久以前能够翱翔在宇宙中的牛车,至今仍旧闪闪发光的和服,还有能够自由行走于月球表面的月面勘探车。对展出物品的描述有几成是真实的?这种猜测也是月都万象展的魅力之一。
 また、本日より月の兎による餅つきショーが開催されている。こちらは、参加者全員に月の兎がついた餅をプレゼントするという物で、開場してから二時間経った現在、既に長蛇の列となっている。月から来た兎(自称)という、鈴仙・優曇華院・イナバ(兎)はこの列を見てこう述べた。
 此外,月兔的捣年糕表演从今天便会正式开始。月兔捣的年糕是会分发给每一位参与者的,所以虽然现在才刚刚开场两个小时,不过参与者的队伍已经排成了长龙。从月球来的兔子(自称),铃仙·优昙华院·因幡(兔子)望着这条队伍这样说道。
 「こんなの誰がついても同じお餅だって。ちょっと少し休ませてよ~。そもそも月の兎なんて私一人しか居ないんだから、この企画自体に無理があるんだってば」
 「年糕这东西谁捣都是一样的啦。稍微让我休息一会儿吧~。原本月兔就只有我一只而已啊,所以说这策划本身就太勉强了啦」
 余りの繁盛ぶりに少々混乱していたので明日も同じ企画があるとは限らない。逆に突発的に新しい企画が立ち上がったりと、訪れる人を飽きさせないィベンドとなっている。月旅行と言う幻想的な旅を疑似体験出来る月都万象展。冬が訪れる前に一度足を運んでみてはいかがだろうか。
 过于热闹的场面带来了稍许的混乱,所以明天就不一定会有同样的节目了。但也说不定会突然设计出新的项目来,总之这是一次会让来参观的人一直都充满新奇感的活动。几可比拟月球幻想之旅的体验,月都万象展。在冬季到访之前不妨来参观一下。
(射命丸 文)
(射命丸文)

采访

文「月都万象展は大盛況の内に無事終了した訳ですが、どうでしたか?」
文「月都万象展在盛况中闭幕了,你觉得办得怎么样?」
辉「あんなもので喜んで頂けるなら毎年やっても良いわね」
辉「如果这样能让大家高兴的话每年搞一次都可以啊」
文「兎のお餅も非常に美味しかったので、次もやっていただけるなら紹介記事も書きます。今回の記事も稀に見る大好評でしたし」
文「兔子捣的年糕也非常的好吃,如果下次还做的话我会写篇介绍文章的。这次的报道也很少见地大受好评啊」
辉「次をやると決まったわけじゃないけど、その節はよろしくね」
辉「倒是还没定下次还做不做,要是定了的话就拜托你喽」
文「しかし今回の展示品はどれも見たことのない不思議な品物ばかりでしたが、一体どうやって手に入れた物なのでしょうか?」
文「不过这次的展示品哪一件都是相当不可思议的东西呢,这些东西你到底是从哪里得到的呢?」
辉「いつの間にか持っていたの。家には古い物も当時のままの状態でいっぱい残っているわ」
辉「一不注意它们就在家里了。我家里留着的古董有很多都还保持着当时的品质呢」
文「当時っていつの話でしょうか?」
文「“当时”是什么时候呢?」
辉「当時は当時。その当時よ」
辉「当时就是当时,就是那个当时喽」
文「えっと……月の品って言ってますが、そんなに曰く付きの品には見えないんですけど……」
文「呃……听说都是月球上的东西,不过看上去好像也没什么特别特殊的地方啊……」
辉「あら、インチキとでも言いたげですわね」
辉「你是想说我愚弄参观者吗」
文「まぁ、博覧会なんてそんなものですよね。 インチキも騙されることを楽しめるのが、こういったイベントの良いところです」
文「所谓的博览会不都是这样的嘛。明知被骗还乐在其中,这就是这类活动好的方面啊」
辉「最近はそういう人も多いみたいね。インチキをインチキと見破った上で、作り事として楽しむ。お話はお話。でもそういう人って、作り事の中に嘘っぽい真実が混じっていたら、それを見破ることは出来るのかしら?」
辉「最近这种人好像也多起来了呢,在看破了其中的把戏之后,还是会陶醉于虚假之中。讲出来的故事毕竟就是故事。不过像这种人,要是在虚假中给他搀入一点儿好像是假话的真事儿的话,这他还能看得出来吗?」
文「場合によると思いますが」
文「我想这得分场合吧」
辉「それでは貴方は、正直に言って万象展をどう思われましたの?」
辉「那么你呢?说老实话,你认为这次的万象展办得如何?」
文「断言はしませんが、インチキっぽいものか混じっていたかと」
文「我不会说得太死的,不过我看多少有一点儿欺诈的成分在里面吧」
辉「成程、狡猾なだけで見る目は無さそうね。あなたは人間が月に来たと言う事を信じないで、地球が平らだと思うようなクチみたい
辉「原来,你也只是狡猾一些而已,没有什么眼光呢。你应该是那种不相信人类来到了月球上,而且还以为地球是平地的人吧」
文「酷い言い様ですね」
文「说得好过分啊」
辉「月の人が地上に降りてくる事だって、あっても良い事じゃないの」
辉「月球人降临到了地球上,这种事儿没什么可怀疑的吧」
文「そもそもですね、インチキっぽいと感じたのは別にその部分ではないのですよ。……それとも、そこがインチキなのですか?」
文「我想要说的欺诈呢,本来不是在这方面上的问题啦……难道说,或许这一点才是真正有水分的地方?」
辉「うーん、インチキなら良いんだけどねぇ」
辉「嗯…,这事儿要是假的那倒好了呢」
まあインチキかどうかはさておいて、何で月に関連する品をそんなに持っていたのですか?
文「呃,真真假假的咱们就暂时不说了,你怎么会有那么多和月球有关的物品呢?」
辉「そうねぇ」
辉「我也想知道啊」
文「月都万象展に展示したものだけでも、並の好事家の集団が束になったくらいはあります」
文「就光在月都万象展上展出的那些东西,就够把一大群好事的人绑在一起搜罗半天的啊」
辉「好事家なのよ、好事家。うちの家系がね……。もう長い間、ずーっと好事家なの」
辉「说对了,就是好事的人啊。我们那个家系呀……。好长好长时间都一直是喜欢多事的呢」
文「どう考えても、こんな怪しい品物を集めようなんて思わないですよ。普通の人は」
文「再怎么想,我看一般人也不会有这种想要到处去搜罗这些古怪物品的念头吧」
辉「それでもね、展示中に何度も盗まれそうになったわよ? うちには兎たちによる鉄壁の警備隊が居たので事なきを得たけど」
辉「就算这样,出展时这些东西也有好几次险些被偷哟?不过有我们家的兔子们组成的铜墙铁壁般的警备队,所以好在没出什么事儿」
文「好事家は何処にでもいるのですね……」
文「看来好事的人在哪儿都有啊……」
辉「地上は、物好きの集まりみたいな所ですから」
辉「地球就好像是集中了一群好事者的地方呀」

简介

蓬莱山 輝夜 (ほうらいさん かぐや)
蓬莱山辉夜
罪を犯したために地上に隠れ住む月の姫。
因犯了罪而隐居在地上的月之公主。
月の使者との接触を避けるべく、八意永琳に満月を隠させるが…。
为了避免与月之使者的接触,八意永琳将满月隐藏了起来……。
出演作:『東方永夜抄』
出场作品:『东方永夜抄』

注释

  1. 霜月:日本历十一月。
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