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东方香霖堂/第1话/中日对照
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东方香霖堂 | 第2话 | > |
銀色の雪化粧をほどこされた冬の幻想郷。 「香霖堂」を名乗る道具屋の主人·森近霖之助のところに、 その日も巫女が訪れた。服の修繕を頼まれた霖之助は、 彼女の荷物にあった三冊の本に強く惹かれるのだが……。 「東方」シリーズ原作によるオリジナルストーリー、遂に登場! | 银装素裹的冬之幻想乡。 那一天,巫女再度造访了自称为“香霖堂”的道具屋店主· 森近霖之助的住所。接受了为她修补衣服的委托的霖之助, 对她行李中的三册书产生了浓厚的兴趣…… 根据“东方”系列原作原创的故事,终于出场! |
幻想郷の巫女と十五冊の魅力 前編 | 幻想乡的巫女与十五册的魅力 前篇 |
昼下がりの白銀の | 午后之时,那银白色的幻想乡。 |
手付かずの自然に白い雪がしんしんと降り、幻想的な壮観を見せていた。遠くで妖怪の悲鳴の様な鳴き声だけが聞こえる。 | 白雪静静地飘落于尚未开发的自然之中,显现出充满幻想的壮观景象。只能听见妖怪惨叫般的鸣啼声远远传来。 |
道は誰の足跡も付いていない新雪で | 道路被没有足迹的新雪覆盖着。这附近基本上没有什么人类来访。 |
道無き道を進むとようやく不思議な建物の店が見えてくる。主人は外の世界のストーブで暖を取りながら、意味も判らない本を読んでいるに違いない。いつもそうやって暇そうにしているのだ。 | 沿着这条没有道路的路前进,终究能够依稀望见一座不可思议的商店建筑。而店主人肯定是正坐在源于外面世界的暖炉旁侧一边取暖,一边阅读着难以理解的书。他无论何时都是这样悠闲度日啊。 |
店内には外の世界の品も多い。幻想郷は外の世界で言う明治時代に隔離されたが、その後の時代の品も多数有る。 | 店里面有很多外面世界的物品。虽然幻想乡是在外面世界被称作明治时代的那时候被隔离开的,但那之后时代的物品却也有很多。基本上都是些用途不明的东西。 |
店の看板には1 | 商店的招牌上写着香霖堂这三个字。这里便是旧道具店——“香霖堂”。 |
「 | “霖之助先生?” |
久々に店に誰か来た様だ。僕はまだ本を読みたかったがお客様は神様だ。居留守を使う訳にも行くまい。 | 好像店里久违地来了客人。我虽还想接着读书,不过顾客就是神明,假装店里没人毕竟还是不太好。 |
「居るんでしょ?」 | “你在的吧?” |
赤い服を着た神様は、僕が居留守を止めるまでもなく既に後ろに居た。 | 我都还没回应对方的呼唤,穿着一身红衣的神明就已经站到了我背后。 |
「なんだ霊夢か。勝手に居間まで上がってくるなっていつも言っているだろ?」 | “怎么,是灵梦啊。我不是一直说,不要随便就到我的起居室里来的吗?” |
「そんなことより聞いてよ。 | “比起那种事先听我说呀。我可倒了大霉啦——……” |
これだ。目の前の赤い少女は人の話を聞かない。少女の名前は | 又来了。我眼前这位红色的少女从不好好听别人说话。少女名叫博丽灵梦。虽说是幻想乡唯一的巫女2,不过她那行为也经常让人怀疑这一点的真实性。说得晚了,我的名字是森近霖之助,经营着这家旧道具店。灵梦边弹去肩头的雪片便一边开始喋喋不休地说起话来。 |
「今日、人里まで買出しに出かけたんだけどね。買出しの内容? お茶が残り少なくなってね。死ぬ | “今天,我到人类村落买东西去了。问我买些什么?我的茶叶剩得不多了,就寻思着在身心煎熬得要死的程度之前先买点……虽然也死不了就是了……喂,你有在听人家说话吗?” |
君が聞かないから僕も聞いてないよ、と答えたかったが、ああ聞いてるよ、と答えた。 | 我本想回答说“既然你不听我说我也就没在听你说”,不过还是回应说“啊啊,在听”。 |
「でね、良いお茶は無かったんだけど……。あ、関係ないけど、里の | “然后呢,虽说没有好的茶叶……啊,虽然跟这个没什么关系,不过村落的道祖神被雪掩埋了哟,这次该轮到谁给它打伞了呢。我还迷了路。说起来,那边那个道祖神的神体是什么来着?” |
さて。ちょっと誘導してやらないと、用件に辿り着く前に | 看来,要是我不稍微诱导她一下的话,在她说出正题之前话题就要一直飞到神武天皇那里去了。 |
「 | “障之神,是保护村落不受灾祸的神啊。你说你倒了大霉了,究竟发生了什么?” |
「ま、買い物は何事も無く終わったんだけど」 | “啊,到买完东西时倒是什么都没发生。” |
何事もなかったのか。 | 什么都没发生啊。 |
「その帰りにね、妖怪が | “回来的时候啊,我看见有妖怪正悠闲地坐在那里,而且还好像很高兴似的读着书!” |
別に良いんじゃないのか?と言ってみたが無視された。 | 那不也没什么吗?我试着问她,却被无视了。 |
「何となく不意打ちで退治しようとしたんだけど、そいつ反撃してきたのよ。生意気にも強くてねぇ。まさか後ろから妖弾を出すとは思わなかったし。私も油断してたから……」 | “我就想着出其不意地把她击退,可她却反击了啊。那家伙真是桀骜不驯还很强劲。没想到她竟然会从我身后发射妖弹。我也是一时大意了……” |
妖怪の方が災難だったとしか思えない。しかし不意打ちしておいて油断してたって彼女に何が起こったのだろう。 | 我只能觉得是那妖怪遭了横祸。不过她又是出人不意又是一时大意,到底是怎么回事。 |
「霖之助さん、人の話聞いてる?」 | “霖之助先生,你在听人家说吗?” |
「ああ、聞いてないよ。」 | “啊啊,我没在听啊。” |
「……でね、まぁ、そいつはけちょんけちょんに退治して来たんだけど」 | “……然后呢,那家伙倒是被我打得落花流水的了。” |
どう答えても同じだったらしい。霊夢は、「ほら!」と言って後ろを見せ、こっちを向いて頬を | 看来我怎么回应结果都一样。而灵梦,喊着“你看!”把身子转过去让我看她的后背,还鼓起腮帮子看向我。 |
「このスカート、こないだ新調してもらったばっかなのに……」 | “这条裙子,可是前不久新做好的啊……” |
「見事に切れているな。なるほど図々しくもそれを僕に直せという訳だ。」 | “撕开了很大一块啊。明白你的企图了,想厚着脸皮要我来修补啊。” |
「今すぐにね」 | “现在马上吧。” |
はいはい。霊夢が寒そうに見えたので、ストーブ脇にもう一人分のスペースを空けた。 | 好,好。我看灵梦似乎很冷,就在暖炉边上多让出一个人的空间来。 |
「今すぐ、ってそんなに早く4は仕上がらないよ。取り敢えずこっちに座り……」 | “你说是现在马上,也不可能那么快就补完啊。你就暂且先坐这……” |
パタパタパタ……。 | 啪哒啪哒啪哒…… |
「この服借りるわねー。着替えるからちょっと待ってて」 | “这衣服我借喽—。稍等一会儿我去换衣服。” |
居ない5。また勝手に店の奥の方に入っていった様である。本当に勝手な奴だ。 | 她不见了。似乎又自作主张跑到店的里屋去了。真是个我行我素的家伙啊。 |
やれやれ。僕は席に戻り、読みかけの本を取ろうとしたーー、が、伸ばした手は空気を | 没办法。我坐回到座位上,伸手去够那本正看着一半的书——结果,伸出的手却只抓到了空气。那本书正在稍高的半空中漂浮着。 |
「何読んでいるんだ? 香霖。」 | “看什么书呐?香霖。” |
黒い影が言った。今日は朝から湯飲みが欠けたりして、嫌な予感がしてたんだ。 | 黑色的身影说道。今早看到茶杯有了缺口时,我就有种不祥的预感。 |
「あのなぁ。いつも言ってる事だがー」 | “我说你啊。我不是一直说——” |
「勝手に上がってる来るな6。だろ?」 | “不要随随便便进来。对吧?” |
どいつもこいつも……。目の前の黒い少女の名前は | 真受不了你们……眼前这位黑色少女名叫雾雨魔理沙,是个措辞稍微有点独特的魔法使,和灵梦关系很要好。虽然经常到店里来,我却弄不清她是有事还是没事。 |
「今日は何の用だ? 魔理沙。」 | “今天有什么事啊?魔理沙。” |
「この本、まるで内容が判らないな。おっと、用は無いが帰らないぜ」 | “这书的内容我根本看不懂耶。哦呀,虽然没什么事情不过我可不会回去啊。” |
用は無いのか。魔理沙は | 没什么事情啊。“灰尘你总得擦干净吧”魔理沙边这么说着,边坐到了我要出售的壶的上面去。 |
「……それはシリーズ物の十二冊目だ。ここに積んである本の続きだよ。それだけ読んでも判らんだろう」 | “……那是系列刊物的第十二册,是堆在这里的这些书的续刊。你光看那一本怎么能看明白啊?” |
「あー、『非ノイマン型計算機の未来』? タイトル見ても何の事言ってるのか想像も付かないぜ」 | “啊—?《非冯诺依曼结构计算机的未来》?看了这题目也想不出它究竟要说的是什么耶。” |
「外の世界の魔術書だ。君には縁の無い話だろうが僕には興味が有る」 | “那是外面世界的魔术书。和你可能沾不上什么缘分,我可是很有兴趣的。” |
「うーん、外の魔法……。それってどんな魔法なんだ? 香霖」 | “呜—嗯,外面的魔法……那是什么样的魔法呀?香霖。” |
「まだ読んでいる途中なのだが……コンピューターといって、計算式を使い、命令通り | “我还没读完呢……不过似乎是一种叫电脑的东西,能使用计算公式按人的命令办事。这不用说就是指式神啊。啊,不过我是不知道它那个式符是利用什么力量的。” |
「ふーん、式神か。……あれ? こっちの荷物は霊夢の物じゃないのか? 霊夢が居るのか?」 | “嗯——式神吗?……咦?这些行李不是灵梦的东西吗?灵梦她在吗?” |
魔理沙は式神には興味が無いのか、話題を切り替えようとした。僕はさっき霊夢が来たいきさつを話した。魔理沙は霊夢らしいな、とか | 看来魔理沙对式神没兴趣就想要转移话题了,我就跟她说了刚才灵梦来时的经过。魔理沙边随声附和地说着“还真像灵梦的作风啊”,边翻弄着灵梦的行李。她从那堆行李中拿出了三册书,而我则受了一点轻微的冲击,因为那些书和这十二册是同一系列的。为什么灵梦会拿着那些书呢…… |
「ん? この本が気になるか? 霊夢の事だから『妖怪が大事そうに持っていたから持ってきた』とか言うぜ」 | “嗯?对这些书感兴趣?灵梦的话肯定会说‘因为妖怪把它们看得很重要的样子所以我就给拿来了’啦。” |
この本は手元の十二冊とその三冊を合わせて十五冊。恐らくこの本は全十五冊に違いない。外の世界の式神もやはり幻想郷と同じなのだ。コンピューターではFとは十五の事を示し、Fはすべてが埋まっている状態らしい。すべてがFになった時に最大の値を持つ、と書いてあった本も読んだ事が有る。 | 这三册书和我手头上的十二册加起来共十五册。恐怕这书全套十五册,没错的。外面世界的式神果然还是和幻想乡里是一样的。在电脑方面,F就代表着十五,F似乎是一切都充满着的状态。一切都成为F时则具有最大值,我曾经读过的书中也写过这样的话。 |
僕は思う、十五が力を持つのは当たり前じゃないか。古くからこの国では十五は完全を意味していた。満月を十五夜と呼ぶ7のも同じ理由だ。コンピューターとは東洋の思想と月の魔力を利用した式神なのだろう。 | 我就想,十五具有力量这一点不是理所当然的吗?十五在这个国家自古以来就意味着完全。阴历十五晚上的月亮被称作满月也是同理。所谓电脑,就是结合东洋的思想、利用了月之魔力的式神吧? |
魔理沙は、何を考え込んでいるんだ? と言って三冊の本を並べた。 | “到底在想些什么啊?”魔理沙一边问我,一边排列起三册书。 |
魔理沙の何気ない行動で、更なる式神の仕掛けに気付いてしまった。本に付けられた通し番号「13」「14」「15」。この番号を並べると131415。頭の1を取れば……、直線を円に換える意味を持つ数、3.1415になる。これも満月を意味している。外の世界の式は月の力を利用した物である、という僕の説は確実なものになった。 | 魔理沙无意识的举动更让我注意到了这式神的组成结构。书上印有的编号“13”“14”“15”,把这编号排列起来就成了131415。若把开头的1去掉的话……就变成了表示使直线成为圆的数:3.1415,这也意味着满月。外面世界的式符是利用月之力量的,我的这一说法得到了确认。 |
僕はもっと外の式神を調べたいと思ったが、その為にはこの本を手に入れる必要がある。 | 我想要进一步调查外面的式神的信息,而为此我就有必要完全得到这套书。 |
「……香霖。霊夢と取引するつもりだな? 止めときな、あいつは普通の価値観を持っていないぜ。」 | “……香霖。你打算和灵梦做交易?我说还是算啦,那家伙可不具备普通的价值观哟。” |
たしかに、霊夢は浮世離れし過ぎている。普通の交換条件は役に立たないのだ。しかし僕は霊夢と取引出来る。霊夢の価値観も大体判っている。 | 确实,灵梦的思维有些太过于远离尘世了,普通的交换条件是行不通的。不过我却可以和灵梦做交易,我也大体上清楚灵梦的价值观。 |
その時、持ち主の戻ってくる足音が聞こえた。 | 这时,传来了持有者回来的脚步声。 |
つづく | 待续 |
注释
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