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旧约酒馆/附带故事
< 旧约酒馆
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- 本页面内容为官方音乐CD旧约酒馆的附带文档(Booklet)的原文与翻译以及光盘的扫图。
光盘扫图
包含角色信息 | |
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作品序号 | ZCDS-0016 |
封面角色 | 玛艾露贝莉·赫恩,宇佐见莲子 |
外面
――幻視する者達が集う場所があるという。 そこは、旧型酒特有の眠くなるような甘い匂いのする酒場だった。 | ——据说有一个幻视者们的聚集之地。 那里,是一个散发着旧型酒特有的令人犯困的香甜味的酒馆。 |
上海アリス幻樂団が奏でる、奇妙で癖の強い音樂集第九弾 | 由上海爱丽丝幻乐团奏响,奇妙且癖性强烈的音乐集第九弹 |
Booklet
内面与碟面
故事文本
故事内容
1.バー・オールドアダム | 1.Bar·Old Adam |
「――いらっしゃいませ」 | 「——欢迎光临」 |
バーの愛想の無いマスターがこちらも見ずに言う。 | 冷漠的酒吧老板头也不抬地说道。 |
「貴方がDr.レイテンシーですね。 お待ちしておりました」 | 「您就是Dr. Latency吧。 久候多时了」 |
そう聞かれた髭を蓄えた初老の男性が、無言で手を上げる。 否定とも肯定とも取れる仕草だが、こういう曖昧な態度を取る人間は 肯定だと思われたいだけの人間である。 | 听到如此询问的蓄着胡髭的中年男性,一言不发地抬起了手。 这样的举止既可以是肯定亦可是否定,但会做出这种暧昧态度的人 大多都是想要被认为是肯定的人。 |
男はカウンターに座ると聞いた事も無い名前のお酒を頼んだ。 | 男子来到吧台前坐下,点了一杯从未听说过的酒。 |
「あれ、誰?」 「さあねぇ、いわゆる匿名希望って奴でしょう」 と宇佐見蓮子は答えた。 | 「那人,是谁?」 「谁知道,所谓不愿透露姓名的家伙吧」 宇佐见莲子答道。 |
マエリベリー・ハーン(メリー)の疑問は当然だ。 Dr.レイテンシーとはメリーのペンネームなのだから。 | 玛艾露贝莉·赫恩(梅莉)会有疑问是当然的。 Dr. Latency可是梅莉的笔名。 |
2.燕石博物誌が連れてきた闇 | 2.燕石博物志所带来的黑暗 |
「こんな不気味なお店に連れてきてまで、 蓮子は見せたかったのはあのお爺さん?」 「それは偶然ね。 でも、秘封倶楽部の課外活動としては最高だわ」 | 「莲子你把我带到这种令人毛骨悚然的店铺里, 就是想给我看那个老头?」 「那是巧合啦。 不过,对秘封俱乐部的课外活动来说这可太棒了」 |
蓮子の話によるとこのお店では、夜な夜な特殊な人間達が集まっては 独自の経験談を語ったり、意見交換をしたりしているのだという。 | 据莲子所言,在这家店铺每晚都会有特殊的人们聚在一起 或是讲述自己独特的经历故事,或是相互交换意见。 |
蓮子は二人が作った同人誌、「燕石博物誌」を売っている時にその 情報を仕入れたらしいが…。 | 莲子似乎是在贩卖两人制作的同人志——《燕石博物志》的 时候获取了这些情报…。 |
あくまでもこのお店の客に限っての話だが、燕石博物誌は有名で、 殆どの客が読んでいて、内容も信じているのだという。 それもそのはず、このお店に来ている客は皆、燕石博物誌に書かれて いるような体験と、同じような体験をした事があると言っているらしい。 | 仅仅限于这家店铺的客人之中,燕石博物志可谓相当出名, 几乎每一位客人都曾将其通读一遍,也坚信其中的内容。 这也是理所应当,毕竟似乎每一个来这家店铺的人都声称自己 曾有过和燕石博物志中所描写的相同的经历。 |
つまりは、メリーと同じような能力を持っていると言うのだろうか。 それを確かめに二人はバー・オールドアダムに潜入したのだった。 | 也就是说,这些人或许拥有和梅莉同样的能力。 为了确认此事,两人潜入了Bar "Old Adam"。 |
3.リバースイデオロギー | 3.Reverse Ideology |
今の時代、お酒を出すお店は大きく二つに分かれている。 “新型酒“を出す普通の店と、“旧型酒“を出す店だ。 | 当今时代,卖酒的店铺基本分为两种。 分别是卖“新型酒”的普通的店,和卖“旧型酒”的店。 |
新型酒は、一般的に広く呑まれているお酒で、酔いつぶれないような 工夫がされている。依存も低く、比較的身体に害は無い。 旧型酒は古くから呑まれてきたお酒であり、自然の酵母が作り上げた お酒である。多分にアルコールを含んでいるが、アルコールの分解を 促進する酵素などは一切含まれていない。呑めば酔う。 | 新型酒,是被一般大众广为饮用的酒,采用了不会让人醉倒的 工艺。依赖性也会更低,相对来说对身体没什么害处。 旧型酒是自古以来就被人们饮用的酒类,是由天然的酵母制成的 酒。含有大量的酒精,但却不含一切能够促进酒精分解的酶之类的 东西。喝了就会醉。 |
このバー・オールドアダムは、旧型酒を専門に取り扱っているお店だ。 | 这家Bar "Old Adam",是专门贩卖旧型酒的店铺。 |
新酒を取り扱うお店は、酔っ払いすぎる人がいないので、常に綺麗 である。衛生的で健康的だ。 一方、一般的に旧型酒を取る扱う店の方が、その古典的居酒屋の習わし からか建物も古く、汚いお店が多い。それに客も何だか質が悪いようだ。 | 在贩卖新酒的店铺,没有人会喝得烂醉如泥,因此通常店面会 更加整洁。既卫生又健康。 另一方面,一般经营旧型酒的店则继承了古典的居酒屋的习俗, 建筑更加古老、脏乱的店铺更多。而客人的素质似乎也更逊一筹。 |
しかし、旧型酒の方が高く、貴重品なのだ。 ここで価値観の逆転が起こっている。つまり、お金に余裕が有る者が、 選んで汚いお店で酔いつぶれるという事態が起こっているのだ。 | 但是,旧型酒却更为昂贵,是一种珍品。 由此产生了价值观的逆转。也就是说,如今金钱富裕的人, 反倒会选择醉倒在脏乱的店铺中。 |
4.アウトサイダーカクテル | 4.Outsider Cocktail |
「結構高いのね」 「旧型酒だからねぇ。 でも、いつもの安酒より本格的に酔えるわよ」 「お酒に酔っても健康的にいられるのかしら」 「健康的? よーく考えてみてよ。 お酒、油、塩分、糖質、カフェイン、グルテン……、食の健康に 関しては過度に注意するくせに、医療が進化すぎてなかなか人が 死なないもんだから、計画的に寿命を決めようとしているでしょ? 社会は人を生かしたいんだか、殺したいんだか判んないよね。 高い金を払って旧型酒を呑んでいる人達はリアリストだわ」 | 「还真贵啊」 「毕竟是旧型酒啊。 但是,比起平常那些便宜酒来能醉得更真实」 「喝酒喝到醉还能维持健康吗」 「健康? 你好——好想想呀。 酒、油脂、盐分、糖分、咖啡因、麸质……,一面在饮食 的健康方面作过度的警告,一面却又因为过度进化的医疗 使得人难以死去,而正准备有计划地决定人的寿命不是吗? 真不知道这社会是想让人活着,还是想让人死呢。 花重金喝旧型酒的人都是现实主义者啊」 |
お酒は人を饒舌にさせる。 お酒を呑むと人は必ず自己肯定をする。これがアルコールの一つの 効能だ。お酒はこの効能で、人間社会を裏から動かしてきたのである。 | 酒能够让人变得饶舌。 喝了酒的人一定会自我肯定。这是酒精的功效之一。酒通过 这种功效,在暗地里推动着人类社会。 |
マスターが二人のテーブルに黄色いカクテルを置いた。 これは?と聞くと、「フォービドゥンサイダー」と答えた。 他の客にも同じお酒を配っている。 | 老板为两人的桌子放上了黄色的鸡尾酒。 向老板询问“这是?”,得到的回答是「Forbidden Cider」。 他也在向其他顾客发放同样的酒。 |
「サイダー? ジュースなの?」 「サイダーは林檎のお酒よ。 このお酒が配られたと言う事は、どうやら始まりそうね」 | 「Cider? 这是果汁吗?」 「Cider指的是苹果酒啦。 既然发了这酒,看来是要开始了」 |
5.大神神話伝 | 5.大神神话传 |
――あれは数年前。奈良に行った時の話です。 パワースポットで大変有名な三輪山に入山したんですね。 ほら、私もオカルト好きの身として有名なところは大抵足を運んで いたんですが、そういえば三輪山には登ったことが無かったな、と思 いまして。 | ——那是数年前。我去奈良时的事情。 我上了以能量点而著称的三轮山1。 是这样,作为喜欢灵异事情的我,那些有名的地方 大抵我都是去过的,但我忽然想到三轮山我还没爬过, 所以就去了。 |
ええ、最近は県が入山を制限している事は知っています。 その理由が公表されないので、逆に興味を惹いていますよね。 | 是,我知道近来县政府禁止人们上山。 但其中理由没有公布,反而会让人感兴趣对吧。 |
規制中なのに、どうやって入ったのかって? 丁度その時、仕事も家庭も上手くいってなくて……。神頼みという か自暴自棄になっていまして。それで真夜中にこっそりと忍び込みま して……。 | 要说明明禁止上山,我是怎么上去的? 正好那段时间,我工作也好家庭也好事事都不顺心…… 就有点想求神拜佛或者说是自暴自弃。所以我就在半夜偷偷 地溜了进去…… |
そうしたら嫌と言うほど判りましたよ。入山規制の理由が。 | 然后我就深深地明白了政府不让人上山的理由。 |
蛇ですよ。蛇。それはもう大量の蛇がウヨウヨしてまして……。 三輪山では蛇は神様だから手が出せないんでしょうな。 あれだけ蛇が増えて餌は何を食べているんでしょうねぇ……。 奈良県の寿命統制がピカイチ進んでいるのは関係無いですよねぇ……。 | 是蛇。蛇。漫山遍野的蛇在山里蠕动…… 在三轮山蛇是神明,想必政府也没办法出手吧。 蛇繁殖了那么多,它们到底是吃什么呢…… 这和奈良县的寿命管制全国领先没什么关系的吧…… |
6.パンデモニックプラネット | 6.Pandemonic Planet |
――人口が減って、人村自然分離の原則が支配している現在、 山村の多くが廃村になった事は当然知っていると思う。 | ——在人口减少,人村自然分离的原则支配的当今时代, 想必在座各位也都知道大量山村成为了废村吧。 |
しかし、僅かながら今も山奥に村を維持している地域がある事を 知っているかい? 俺はこういう村を探して訪ねるのが日課となっているんだが、つい 数ヶ月前の事だ。山の多いあの県、奇妙な村を見つけてな。 | 然而,你们知道现在在深山里依旧还存在少许维持着村落 的地带吗? 寻找并拜访这些村庄是我的日常习惯,那是就几个月前发生 的事。我在很多山的那个县,发现了一个奇妙的村庄。 |
どうも村民も昔から住んでいたのでは無く、廃村を見つけてアウト ロー達が住み着いたようだったんだが、とにかく変なんだよ。 見た事も無い宗教が広まっていて、一日中空いでいる時間があれば 必ず祠に向かって祈っていたんだ。 | 那些村民似乎不是自古以来就住在那里的,看起来是一帮 无业游民找到一个废村就住下了,但总之就很诡异。 在那里一个前所未见的宗教盛行,每天只要有空闲的时间 就必定会对着祠堂祈祷。 |
それの何処がおかしいのかって? それがさ、祈っている対象が神か仏じゃなくて、あちこちの祠に納 められていたのは、何やら黒い物体だったんだ……。 | 要说这哪里奇怪? 那是因为啊,他们祈祷的对象非神非佛,在四处的祠堂里 供奉着的,是某种黑色的物体…… |
それは誰かの髪の毛だったんだよ。 髪の毛を拝んでいたんだよ、髪の毛教だよ。気持ち悪いだろ? 恐らく、開祖は髪が薄かったんだろうな(笑) | 那是某人的头发哦。 他们在对着头发祈祷啊,头发神教。诡异吧? 恐怕,他们的祖宗头发一定很少吧(笑) |
7.旧世界の冒険酒場 | 7.旧世界的冒险酒馆 |
「うーん。 これって怪談大会?」 「どうやら、それに近いわねぇ。 真偽はわからないけど、一応本人の不思議な体験談って形をとっているね」 「こういっちゃあ何だけど、秘密倶楽部みたいなバーで、いい大人達が……」 「あら、後でメリーも体験を語るのよ」 「うえー、やっぱり、そうなるよねー」 | 「呃—。 这是怪谈大会?」 「看样子,和那差不多呢。 虽然不知真伪,但总归采取的是本人的不可思议的经历故事的形式」 「这么说可能不太好,可都是不小的人了,还聚在秘密俱乐部一样的酒吧里……」 「哎呀,一会儿梅莉也要谈自己的经历哦」 「呜啊—,果然,会是这样啊—」 |
メリーは自らの不思議な体験は、紛れもない真実だと判っている。 しかし、他人の不思議体験は何故か信じられなかった。人を誑かそうと しているとしか思えなかった。 | 梅莉深知自己的不可思议经历,是毋庸置疑的真相。 然而,不知为何她却无法相信其他人的不可思议经历。她只觉得 那些人是想唬人。 |
ふと、何故蓮子は私の体験談を信じるのだろう、と思った。 やっぱり、私の話が上手いからかな、とメリーは照れた。 | 忽地,她想到,为何莲子会相信我的经历故事呢。 一定是因为我的叙述技巧太精湛了吧,如此推测的梅莉脸红了起来。 |
「――蛇と同じで髪の毛の信仰は原始からあるね。 再生性が何か人間の信仰プロセスに関わっているんだわ」 | 「——与蛇一样,对头发的信仰自从原始时代就有了。 再生性在某种程度上关系着人类的信仰形成啊」 |
蓮子は殆どみんなの話を信じているようだった。 | 莲子似乎把每一个故事都信以为真。 |
8.魔界地方都市エソテリア | 8.魔界地方都市秘境 |
「では、本日は初めて参加するお嬢さん。 何か不思議で、他に類を見ない体験談はあるかな?」 | 「那么,今天头一次参加的小姐。 有没有什么前所未有、不可思议的经历故事呢?」 |
「あ、はい。 マエリベリーと申します。 今からお話する内容は、全て私が体験した 不思議で特異な体験談です」 | 「啊,是的。 我的名字是玛艾露贝莉。 接下来我要讲述的内容,全都是我所经历的 不可思议且独特的经历故事」 |
辺りが少しざわついた。 メリーの放つ異世界のオーラなのか、 それとも若い女の子が話すので驚いただけなのか。 | 周围忽然窃窃私语了起来。 不知是因为梅莉散发出的异世界气质, 还是单纯对说话的是一个年轻女孩而感到惊讶。 |
メリーは色んな体験談を話した。 | 梅莉讲述了各种各样的经历故事。 |
墓場から異世界を覗き見た事。 異世界の竹林を彷徨った事。 緑に侵食された衛星から宇宙を見た事。 | 从墓地窥探异世界的事情。 在异世界的竹林中彷徨的事情。 从被绿色侵蚀的卫星中观看宇宙的事情。 |
異世界ではいつも異形の怪物に襲われた事。 そして、誰かに助けられた瞬間、目が覚めて元の世界に戻る事。 | 在异世界总是被异形的怪物袭击的事情。 以及,在被谁拯救的瞬间,醒来回到原来世界的事情。 |
この場にふさわしい、異世界の冒険談だ。 しかし何故か微妙に場の空気が重かった。 | 这是符合这里气氛的,异世界的冒险故事。 然而在场的空气不知为何微妙地凝重。 |
その理由はDr.レイテンシーと名乗った男のひと言で判った。 | 其中理由被自称是Dr. Latency的男子一言道破。 |
「それはすべて、燕石博物誌に書いてある話だな。 ここでは、自身の体験を語って貰う約束だ」 | 「你说的,全都是写在燕石博物志里的故事啊。 在这里,我们都应该讲述自身的经历」 |
9.亡失のエモーション | 9.亡失的情感 |
メリーは蓮子の顔を見る。 蓮子は軽く頷いた。 | 梅莉看向莲子。 莲子轻轻点了点头。 |
「申し訳ないです。彼女は皆さんの知識を試しただけです。 これから起こる出来事を体験するには、あの本の内容を知っている 事が前提ですので。 実は、本に書かれていた異世界の一部を体験できる マジックアイテムを入手したのです」 | 「十分抱歉。她只是想测试一下大家的知识。 若想体验接下来发生的事情,需要以知道那本书里的内容 为前提。 实际上,她得到了一种能体验到书中所描写的 异世界的一部分的魔法道具」 |
蓮子は手鏡を取り出してメリーに渡し、順番に見せてまわった。 その鏡はメリーの能力により、異世界の風景を写し出していた。 | 莲子拿出手镜交给梅莉,逐个传给了在场的听众。 镜中在梅莉的能力之下,映出了异世界的景象。 |
狂おしい緑。 煙を上げる山。 永らく侘びた神社。 | 令人发狂的绿。 浓烟升起的山。 长久闲寂的神社。 |
誰もが燕石博物誌で読んだ情景に思いを馳せた。 お酒が感情を増幅させるのか、涙を流す者もいた。 | 所有人都怀念起在燕石博物志中读到的场景。 或许是酒让情感增幅,有的人甚至流下了眼泪。 |
10.二日酔いの同床異夢 | 10.宿醉者的同床异梦 |
バーでの体験を終え、次の日。 お酒のあった時はあんなに盛り上がっていたのに、何だか疲れて 元気が無い。これが二日酔いという奴だろうか。 | 结束了酒吧的经历之后,第二天。 酒劲生效的时候明明那么地高昂,现在却有些疲惫 毫无精神。难道这就是所谓的宿醉吗。 |
結局、メリーが見せた異世界の姿が一番盛り上がりを見せた。 | 最终,梅莉所展现的异世界的样貌成为了整个酒吧的高潮。 |
しかし、メリーはただ能力を使って自慢したわけでは無い。 あんな物は殆どの人は手品か、そういう機能のある手鏡か何かだと 思っただろう。 | 然而,梅莉所做的并不是单纯用自己的能力来吹嘘。 那种东西大多数人只会认为是把戏,抑或是有那种 特殊功能的镜子。 |
メリーのした事、それは、他人の体験談を自分達の物にする事だった。 | 梅莉所做的事情,那是,将他人的经历故事变为自己的东西。 |
「どうだった?」 「うーん、半分くらいはつくり話だったわね」 「でも、上手くいったわね。 メリーが鏡で結界の向こう側を見せると同時に、 相手に触れて本当に異世界を見たのか探る作戦」 | 「怎么样?」 「唔—,大概一半都是编的呢」 「不过,倒也很顺利啊。 在梅莉通过镜子来展现结界的另一侧的同时, 触及对方以探明其是否真正见过异世界的作战」 |
メリーは、よくとっさにそんなこと思いつくなぁ、と感心した。 そう、蓮子はとても聡明で頭の回転が速いのだ。 | 还真是会突发奇想啊,梅莉感叹道。 没错,莲子很是聪慧,头脑运转得很快。 |
「ちなみに蛇の話と髪の毛教は本物だったわ」 「やっぱり? あの二つの話は何か嘘にしては話が整っていなかったからねぇ。 じゃあ、決まりね!」 「何が?」 「何が、ってそりゃあ、これから行くのよ三輪山に!」 | 「顺便一提蛇的故事以及头发神教都是真的哦」 「果然吗? 那两个故事如果是吹牛那反倒破绽也太多了呢。 那,就这么定了!」 「定了什么?」 「还能是什么,我们接下来就去三轮山哦!」 |
旧型酒の二日酔いが残るメリーは、キッパリと断った。 | 还处在旧型酒的宿醉之中的梅莉,果断拒绝了这个提议。 |
注释