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东方文花帖(书籍)/幻想的音觉/中日对照

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报纸内页

幻想の音覚
幻想的音觉
美味しそうな料理を見ると、例えそれが写真でも味や匂いまで感じられる気がする。味覚も嗅覚も脳が見せる感覚である以上、想像から起こる感覚というのも嘘の感覚というのも嘘の感覚ではない。
若是看到了好吃的饭菜的话,就算那是照片上的东西你都会觉得好像能闻到或品尝到它的味道似的。既然味觉与嗅觉是通过大脑产生的感觉,那么凭借想象产生出来的感觉也就不能说是虚假的了。
それを考えると音楽は音だけで出来ている物では無くなる。音楽によって世界を彩る事もあれば、反対に音楽によって記憶を呼び戻される事もある。その感覚は音楽を語る上で必要不可欠だ。決して思い込みの類ではない幻想の感覚、そう、それが幻覚である。
如果这样考虑的话,音乐也就不是仅仅由声音构成的东西了。音乐既能点缀世界,有时又能唤回记忆。在谈论音乐时,这种感觉可以说是必不可缺少的东西。这种绝非是固执己见的、幻想的感觉,不错,就是幻觉了。
今記事では、私にとって幻覚度の高い思い入れのある曲をいくつか思い出して書いてみた。私が幻覚を懐かしむだけの駄文である。
这次我回忆起几首对于我个人来说幻觉度很高、制作时很投入的曲子来写了曲评。就算是我怀念着幻觉随随便便写的东西吧。
(博麗神主)
(博丽神主)


1
上海紅茶館 ~ Chinese Tea
(『東方紅魔郷』/『夢違科学世紀』収録曲)
(『东方红魔乡』/『梦违科学世纪』收录曲)
  この曲は、重く暗くなりがちなシューティングの曲を、どうにかして元気が出て爽やかな感じを出せないかと四苦八苦した曲です。シューティングでも格好いい曲もポップな曲もダンスミュージックも数あれど、元気の出る曲となると案外少ないと思います。
  この曲を聴くと、陰のない東方の幻想の空を彷彿させ、あたかも目の前に桃源郷が現れたかの幻覚を見せる。ちなみに何で上海紅茶館という曲名かというと、紅魔郷は開発当初は東方紅茶館というタイトルだったから。この曲は印象的な曲になると思っていたので、ゲームのタイトルを曲名に使いました。ストーリーが固まったらゲームのタイトルが変わっちゃったけど。
  为了能让气氛总是沉重又灰暗的射击游戏的曲子有一点儿清爽明快的感觉,作这首曲子时可让我吃了不少苦头。射击游戏里既有帅气的曲子又有诸如流行曲或是舞曲之类的曲子,不过明快些的曲子我觉得倒是意外地少。
  一听这首曲子,脑中仿佛就会出现没有阴云的东方幻想天空的景象,眼前也会浮现出如桃源乡美景般的幻觉。另外,说起为什么要用上海红茶馆给曲子命名,那是因为红魔乡在当初开发的时候题目定的是东方红茶馆。我想让这首曲子成为主印象曲所以就用游戏的题目给曲子命名了。只是后来故事情节固定下来后游戏的题目就换了。
2
人形の森
(『蓬莱人形』収録曲)
(『蓬莱人形』收录曲)
  新しい自分発見という感じで、ちょっと違う自分を見せようとしている感じの曲。イントロだけ聴くと煙草が似合うダンディさすら感じられるけど、サビでいつも通りになるという何とも自分らしい曲。
  確かにこの時は渋い曲を作ろうと思って書いた記憶がある。この曲はもう一度書き直せば、かなり格好いい曲になる予感がする。でも面倒なのでいいや。
  この曲が見せる幻想は、雨が静かに降る街。そう、珍しく人間の存在を幻視出来る曲だと思う。人形の森と言うタイトルも、おそらく荒廃した人間の街をイメージした物だろう。昔の自分の事なので確実では無いですが……。
  这首曲子有一种,发现了新的自我,并想要把和平时有所不同的自我表现出来的感觉。如果只听曲子的导入部分的话,甚至会有一种吸着香烟的帅气的感觉,不过到了高潮部分就会恢复一贯的风格了。这曲子很有我的风格。
  我确实记得写这首曲子时曾想让它的风格隐晦一些。如果让我重新写一遍的话,我预感它肯定会成为一首很帅气的曲子的。不过重写一遍太麻烦了还是算了吧。
  这首曲子所表现出来的幻想,就是街道上静悄悄地落着雨的感觉。不错,我想这是首很少见的可以幻视到人类气息的曲子。人偶森林这个题目,恐怕也是有一种荒废了的人类城市的印象在里面吧。因为这是我过去写的了所以我也不好确定……
3
夜のデンデラ野を逝く
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  不気味な曲から徐々に勇ましい曲へと、そういったイメージで書いた曲。真夜中の墓場に肝試しに行くイメージなんですよね。ただその肝試しは只の肝試しではない。冥界との交流を本気で考える者の肝試しなんです。言うなればイタコのように……。
  この曲を聴くと、勇ましい割には可愛らしいサビが印象的で、墓石が無い墓場で踊っている不思議な少女を幻覚する。そう考えると、イントロの幽霊音(勝手に命名)も可愛く聞こえてくる。
  ヒュードロドロで有名な幽霊音ですが、私のイメージではこんな感じですね。幽霊の音は雨の中に直截響く感じ。
  从阴森森的曲风逐渐转变为活泼而生气勃勃的风格,这首曲子给人这么一种印象。也像是在黑夜中墓场举行试胆大会时的感觉一般呢。只不过,这不仅仅只是单纯的试胆大会。是那些真心想和冥界取得交流的一群人之间的试胆大会。真要说的话就如潮来一般……
  在聆听这首曲子的时候,你会觉得高潮部分比起活泼的感觉说是可爱更适合用来形容,而且这段给人的印象,就如同出现了在没有墓碑的墓地独自起舞的不可思议的少女的幻觉。这么一想的话,序奏部分的幽灵音(擅自命名的)听起来也变得可爱了呢。
  「咻——咚咚」虽然是一种有名的幽灵音,但在我的印象里却是这么一种感觉,幽灵的声音直接在脑海中回响的这种感觉。
4
亡き王女の為のセプテット
(『東方紅魔郷』収録曲)
(『东方红魔乡』收录曲)
  盛り上げよう盛り上げようと頑張った曲です。この曲はテーマであるレミリア・スカーレットだけをイメージした物です。不思議なことに、ゲームが終盤に向かえば向かうほど、曲が持つ対象物は狭く小さな物になっていく。しかしながら、どんどんと深くもなっていく。
  この曲は、私にゲームの幻覚を見せる。幻覚のゲームを遊んでいる感じを曲が与えてくれる。ジャンルなど無い、何だか判らないけど何かのゲームを遊んでいる幻覚。
  サビ後半のピアノは特にお気に入り。作曲中どんどんとテンションが上がってラストは勢いに任せてといった感じ。そんなんで良いのか?
  想让情绪高涨,再高涨而努力作出的曲子。单纯为了塑造身为主题人物的蕾米莉亚·斯卡蕾特而作的。不可思议的是,游戏越接近终盘,曲子要表达的对象却越变得狭小,但与此同时,意境也越发深沉了。
  这首曲子让我看到了游戏的幻觉。给人以正在玩着幻想的游戏的感觉。不知道游戏的类型,也不知道是为什么,但,就是有正在玩着什么游戏的幻觉。
  特别喜欢变奏阶段后半的钢琴旋律。在作曲时情绪也渐渐昂扬起来,有了“最后的部分就这样一气呵成吧!”的感觉,这样可以吗?
5
魔術師メリー
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  秘封倶楽部の一人、メリーの曲を用意しようと考えて作曲した物。別にメリーは魔術師では無いのですが、そういう曲を用意しようと考えていた事が良く判ります。
  この曲はジュブナイル的な学校でのオカルト集団といった幻覚が見えます。どこかママゴトっぽい感じがたまらないですね。曲自体はゲームにも使えそうな感じでもあり、このCDの中でも東方らしい曲だと思います。
  変な音が裏で鳴っていますが、私の中で学校のオカルトといえば理科室なので、理科室っぽい音が入っているのでしょう。って理科室っぽい音?
  为秘封俱乐部的成员之一,梅莉准备的曲子。虽然梅莉她本人不是什么魔法师,不过我清楚地记得当初就是想要给她准备这么一首曲子。
  这首曲子让人仿佛产生了在低龄学校里出现了一个神秘社团的幻觉。就是那种又仿佛在过家家一样的感觉让人欲罢不能呢。曲子本身我感觉用在游戏里也没什么问题,在这张CD中算是比较有东方风格的曲子。
  背景里插入了奇怪的声音,那是因为在我心中说到学校的神秘那当数理科实验室了,所以才加入了理科实验室感觉的声音吧。话说理科实验室感觉的声音是啥?
6
遠野幻想物語
(『東方妖々夢』収録曲)
(『东方妖妖梦』收录曲)
  幻想的で東洋風でどこか懐かしさを感じさせるメロディに案外忘れがちだが、この曲は実はもの凄く可愛い曲だと思う。ピアノのメロディは儚さを表し、笛のメロディは子供達の祭りの様子を感じさせる。
  歴史を感じさせる風習というか、そういった物に子供が絡んでくるととたんに可愛く、儚くなる様な気がする。と言うか儚い物は可愛いのかも知れない(飛躍してるなぁ)。
  でも暗さと重さを感じさせないこの曲は、聞いた後に嫌な物が残らない。むしろ嫌な物を持っていってくれる。そういう曲だと思っている。
  幻想性和东洋风并存,让人不由得感到某种眷恋之情。虽然旋律意外地容易被忘记,但我觉得其实这是一首非常讨人喜欢的曲子。钢琴的旋律表现着虚幻的意境,笛子的旋律则让人联想起孩子们正在参加祭典的样子。
  风俗能让人感受到历史,当它和孩子们结合在一起的时候,仿佛就会变得更讨人喜欢,变得更虚幻。说起来,虚幻的东西可能也就是讨人喜欢的东西吧。(思维太跳跃了啊)
  但是听了这首让人感觉不到阴暗和沉重的曲子之后,不会有什么讨厌的东西遗留下来。不如说是讨厌的东西被带走了吧。就是这样的曲子了。
7
古の冥界寺
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  この曲は……良く判りません。作曲したときの事も良く覚えていません。ただ、この曲のメインはラストの余韻(3分あたりから)であることは間違いない。ラストの余韻を楽しむためだけにイントロもメロディもあるとしか思えない。
  この曲の幻覚は、最後の余韻まで見えてこない。ただ、最後に寂寥感と何かを聴いてきた様な記憶だけが残る。
  このコメントも、曲を書いた後すぐに書いた物ではないため、作曲当時の心境が思い出せません。それでもただ曲と曲名だけで判断すると、逆に客観的な見方が出来てこれはこれで面白い物です。
  这首曲子……没多少印象了。当时作曲时候的事情也不太能回忆起来了。不过,这首曲子主要听的是最后的余韵(从三分钟左右开始)这一点我记忆犹新。整首曲子的前奏和曲调感觉都是为了让人能够享受最后的余韵。
  这首曲子的幻觉嘛,在最后的余韵到来前就消失了。不过,最后的寂寥感和仿佛听到了什么一般的记忆却还残留着。
  这段评论也一样,因为不是作曲之后立刻写下的文字,所以当时的心境已经无从回忆。不过这样一来光从曲子和曲名来判断的话,反而能得到客观的结论这一点也是相当有趣的一件事。

音乐专栏

音楽コラム「幻想の音覚」について
关于音乐专栏「幻想的音觉」
我々が慣れ親しんだ様々な楽曲について、
あたかも自らが作曲したかのように滔々とコラムを書き連ねる博麗神主。
その指摘は実に的確で、
あながち全てを虚言として切り捨てるには信憑性が高すぎる。
よもや彼はその名前通り”あの”博麗神社の神主だとでもいうのだろうか。
しかし彼の書いた文章を楽しむことと、
彼が何者であるかということは何の関係も無いわけであり、
――そう、純粋に楽しめばいいのだ。心の赴くままに。
那个如同自己作曲时一样滔滔不绝地写下
我们耳熟能详的各种各样乐曲的专栏的,正是博丽神主。
也确实如那些指摘所说,
即使把那些都当作虚言舍弃掉,也未免太言之凿凿了。
虽然不至于像他的那个名字“那个”博丽神社的神主那样吧。
但是,享受他写的文章,
和他到底是什么人一点关系也没有,
——对,纯粹地享受就好了。随心而动。


1
御伽の国の鬼が島 ~ Missing Power
(『東方萃夢想』収録曲)
(『东方萃梦想』收录曲)
  もの凄いスピード感を感じる曲です。これまでの作品のラスボス曲の中では、最も可愛い曲になったので満足しています。スピード感はあるけど、メインのメロディはもの凄く単純なところも気持ちが良いのです。
  この曲には世界の広がりを感じないですが、どこか寂しくもなってきます。こんなに楽しげなのにどこか壊れそうなくらい細く感じる何かが、この曲のMissing Power(失われた力)な所だと思っています。
  でも、イントロだけ取ってみると、これで音を変えれば重厚で重い曲になったような気がする。ここの私の迷いも有るのかも知れない。ラスボスなのにこんな巫山戯たガキ(失礼)で大丈夫なのかな~という……。
  能让人觉得有非同寻常的速度感的曲子。到现在为止的最终boss曲之中,由于成为了最为可爱风格的曲子,所以我很满足。虽然很有速度感,主旋律非常单纯,这点也让人倍感舒适。
  这首曲子虽然不能让人感受到世界的广大,却能在某些地方带来一种寂寞感。虽然如此的欢乐却能让人微弱地感受到某些地方似乎要崩坏一般,这也是本曲被称为Missing Power(失去的力量)的原因。
  不过,只看序曲部分的话,音乐的厚重变化会让人觉得会是很沉重的曲子。这里我也大概也有些迷茫了呢。明明是最终boss,却像个在玩闹的小鬼(失礼),真的不要紧吗……
2
少女秘封倶楽部
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  秘封倶楽部はゲームとは別角度から世界を切り出していこうと考えたサークルです。テーマ曲を与えないと、折角のキャラが生きてこないのでこの曲を書きました。テーマ曲とは格好良い曲である必要がある、と言うのが(偏った)私の考えです。だから、出来る限り格好良くノリ良くお洒落に攻めてみました。
  この曲を聴くと、ピアノを格好良く弾いている幻覚を見ます。こういう曲を弾いているとお酒が飲みたくなりますよね。ピアノが格好良く聞こえる曲って、リズムはサラッと一定の方が良いのかなとも思う。ただ、そんな理屈を考えていると曲は駄目になる気がするので忘れよう。
  秘封俱乐部是和游戏从不同角度来叙述这个世界的社团。不赋予主题曲的话,难得的角色就没法呈现出来了,所以作了此曲。作为主题曲而言帅气是必须的,虽然这个(偏心)其实是我的看法而已。所以说,我会尽可能体现出带着帅气的感觉攻过去的样子。
  听着这个曲子的时候,感觉能看到帅气地弹钢琴的幻觉。弹着这个曲子会让人有想喝一杯的感觉呢。说是感觉钢琴听上去很帅气的曲子,我觉得可能还是旋律爽快而固定更好。不过,想着那种事情的话曲子可是会不靠谱的所以还是忘掉吧。
3
ネクロファンタジア
(『東方妖々夢』収録曲)
(『东方妖妖梦』收录曲)
  対処不能の胡散臭い曲を作ろうと意気込むも、かなり東方らしい所で落ち着いたなーって感じです。妖々夢が全体的に落ち着いた、風景を大切にする曲が多かったので、この曲ぐらいは系統を変えて「これならシューティングにも使えるぞ」ってな感じに持っていきました。
  この曲を聴くと、もの凄い勢いで体力が消耗します。この曲だけ現代的な物を感じられるかも知れない。幻覚もどちらかというと、現代から未来を感じてしまう。
  ネクロとは死の事。死の幻想世界。幻想世界が死を見せるときそこにあらわれるのは現実である。だからこそこの曲は、歴史を感じるのではなく、現代を感じる曲である必要があったのです。
  虽然想着要作一首有着无法直视的奇怪气息的曲子,鼓足干劲做了之后,还是很有东方范儿,有着“还是很稳重的嘛”这种感觉。妖妖梦整体来说都较为稳重,重视风景的曲子较多,像这首曲子就能让人在改变了系统后,感觉“这样的话也能用在射击游戏了呐”。
  听了这首曲子,会发现在用着超乎寻常的气势消耗着体力。也许只有这首曲子能让人感受到是现代的东西呢。要说幻觉的话,还是会让人从现代感受到了未来。
  Necro是指死亡。死之幻想世界。幻想世界在给人见识死的时候,呈现在那里的是现实。所以说这首曲子,并不是要让人感到历史,而是必须要有一首让人感受到现代的曲子。
4
幻想の永遠祭
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  幻想と言いつつも、この曲は明らかに現実的な曲になっている。このCDの締めの為にこういう曲を持ってきたって事でしょう。こんな感じの曲を最後に持ってこなかったら、全体的に不安なままでCDが終わってしまうことを危惧したのだと思います。やっぱりそういう事ってあって、初めから終わりまで幻想的過ぎると、どこか戻ってこれなくなる感じがしてしまう。
  でも、この曲は戻ってきた、という印象を与えるためだけにあるので、曲自体のパワーは弱いと思う。自分では大した幻覚を見ることも無く、普通の曲というイメージが強い。でもCDには必要な曲でしょう。
  虽说是幻想,这首曲子还是有很明显的现实感的。因为是这张CD的最后一首了,就创作出了这么一首曲子。如果不将这样感觉的曲子放到最后,就会使全体在不安中迎来CD的完结,这真令人担心。果然有这种问题的话,从开始到结束都过于幻想,有种回不去了的感觉。
  不过,因为要使这首曲子有“回去”的印象,所以曲子本身的力量就变弱了。自己也没看到过什么大不了的幻觉,感觉就像首普通的曲子。不过对于这张CD来说是必须的曲子。
5
月の妖鳥、化猫の幻
(『蓮台野夜行』収録曲)
(『莲台野夜行』收录曲)
  これは言うまでもなく、蓮子とメリーの二人の曲です。妖鳥は蓮子で、曲の前半部分のスピード感のある部分。化猫はメリーで、後半部分の奇妙なリズムの部分。まるで鳥に乗って空から夜の街を見ている様な部分と、まるで酔いどれの猫になったかのように街をふらふらと見て居るような部分。まさにそういう意図で作曲しました。
  テーマを理解しないで聴くと訳の分からない曲ですよねぇ。はっきり言って私の自己満足でしかない曲なんで、こういう曲を普通にCDに混ぜてしまうのは如何な物かと考えてしまう。でも、私はお気に入りです。
  这个甚至都不需要解释,就是莲子和梅莉两人的曲子。妖鸟莲子,是曲子前半很有速度感的部分。怪猫梅莉,是后半有着奇妙旋律的那部分。就像是骑着鸟儿从天空俯视夜晚的街道这种感觉的部分,和像是变成了喝醉的猫一样在街上晃来晃去的感觉的部分。完全就是以这种意图作曲的。
  这是首不理解主题的话就完全听不懂的曲子呢。直截了当的说就只是为了满足自己而存在的曲子,把这种曲子混进普通的CD里到底是在想些什么呢。不过,我很喜欢。
6
プレインエイジア
(『東方永夜抄』収録曲)
(『东方永夜抄』收录曲)
  これこそが日本人が見た日本だ、という意気込みで曲を書きました。純邦楽と言われる曲がありますが、アレは完全に作られた日本なのではないのかと思う。日本人は歴史の物の成長を再開させた様に見えて、その実は歴史と現代を分け始めた。本当は、現代風の手段をもってして、自然とどこかに日本が入ってくる事を目指すべきだと思っています。
  この曲は今の私が考える日本の曲。別に三味線や尺八に拘るわけでもなく、日本ならではの音階を使うのでもなく、ある物で表現する。こういう曲を聴くと、日本に生まれて良かったという幻覚を見る。えっ幻覚?いやいや、幻覚は思い込みなどではないのです。
  这才是日本人眼中的日本,我是抱着这种干劲来作曲的。尽管所谓的纯和风音乐也是有的,但那完全是被虚构出来的日本。看起来日本人使得历史之物再次成长,但其实那意味着开始分隔历史和现代。实际上,由于使用了现代风的手段,我觉得自然而言的就应该以在某些地方带入日本元素为目标。
  这首曲子是当前我心目中的日本之歌。并不局限于三味线和尺八,也不是只用日本独有的音阶,而是通过某种东西来表现。听到这种曲子的时候,会有种“生在日本真好啊”的幻觉。诶,幻觉?不不,幻觉不是固执己见之类的。
7
蓬莱伝説
(『蓬莱人形』収録曲)
(『蓬莱人形』收录曲)
  蓬莱というのは、おそらくこれからも東方の作品に出てくるキーワードだと思っていたので、初音楽CDの一曲目はこのタイトルにしようと考えて出来た曲です。そう、先に曲名から決まって、そこからイメージして曲を書く場合もあるんですよね。
  恐ろしいほどにゆったりとした静かな曲です。最近こういう曲を書いていないな……。頭が完全にシューティング脳になってしまったか。これでは視野が狭くなるだけなので、たまには東方脳を取り戻さないとね。
  こういった音楽CDオリジナルの曲のコメントは、ここで初めて書くので割と貴重です。曲のコメントを書くことで色々と思い返し、それが成長にも繋がるのでこういう場は有難い限りです。
  说到蓬莱,我觉得恐怕也算得上是东方作品里的一个关键词了吧,从最开始出音乐CD的时候就考虑过要给哪首曲子取这个标题了。是的,先决定了曲名,再以此为印象来写曲子的情况也是有的呢。
  这首曲子让人感觉安静和舒适得可怕。最近没怎么写过这种感觉的曲子呢……。已经完全变成射击脑的感觉了。这样的话视野会变狭窄的,偶尔还是要取回一下东方脑。
  给这种音乐CD原曲做评论,在这里是第一次,所以是很值得珍惜的。写下曲子的评论就会回想起各种各样的事情,如果这也能带来一些成长真是不胜感激。
8
竹取飛翔 ~ Lunatic Princess
(『東方永夜抄』収録曲)
(『东方永夜抄』收录曲)
  未だ、実際にこの眼でかぐや姫を見たことがない私は、竹取物語を読んで想像するしかなく、私なりな解釈で竹取物語終了後を曲にしてみました。
  満月の夜に現れる月の使者、それに抵抗する地上の人間。だが月の使者の前では為す術もなくやられてしまう。もう抵抗する気も失ったその時、地上の竹が光り始めて……現われたのは月の姫、かぐや姫だった。かぐやはこれ以上人間には迷惑をかけまいと、一人戦う決心をしたのである。
  という妄想は無く、大昔の日本の空にあったと言われる月と、空を翔る姫達をイメージして作曲しました。勿論遊び心も忘れずに、判る人だけに判るレトロさを入れて、何十年後になったときに最後まで心に残る曲になるよう頑張りました。
  目前仍未亲眼见过辉夜姬的我,只能靠着竹取物语去想象了,也就是说这是试着从我的角度来解读竹取物语结束之后的曲子。
  满月中出现的月之使者,然后是作出抵抗的地上的人类。不过在月之使者的面前也毫无还手之力。在就快没有动力抵抗下去之时,地上的竹子开始发出光辉…出现的就是月之公主,辉夜姬。辉夜姬觉得如果再这样给人类添麻烦的话,就下决定一个人去战斗。
  在这样的妄想以外,把在很久以前的日本的天空中的月亮,以及在天空中飞翔的公主们想象出来以做下此曲。当然不会忘记游戏的心态,也加入了懂的人自然会懂的复古风,我会努力让它成为几十年后直到最后仍然留在心中的曲子的。
9
サーカスレヴァリエ
(『蓬莱人形』収録曲)
(『蓬莱人形』收录曲)
  これは今のゲームの曲では考えられないほど暗くて重くて……どうにかしてください。今の東方の曲は大体情景と共に幻視出来る曲が多いですが、この曲で得られる幻覚には背景が無い。暗闇です。この作りは今の私の好みではないので、この曲を書いたときの心境を知りたいものです。
  ただ、殆どピアノのこの曲は、深いイメージも持たずキーボードをふらっと弾いてしまった時にできた曲に、リズムをつけた物だったと思います。今聴くと何とか纏めた曲といった感じもするので、弾いているとどんどんと収拾がつかなくなってきてどうして良いのか判らない自分が容易に想像できる。
  这首曲子有着现在的游戏曲中完全无法想象的黑暗和沉重……请多加注意。目前东方的曲子大体上以和情景相配合的幻觉为主,而这首曲子让人产生的是没有背景的幻觉。完全的黑暗。这种风格并不是我的喜好,我也想知道作曲的时候是怎样的心境。
  不过,几乎都是钢琴的这首曲子,也并没有什么更深的印象而只是唰唰地弹着键盘的时候做出的曲子,感觉只是旋律拼凑起来的东西。现在听起来倒感觉是有什么纠缠在一起般的曲子,弹来弹去乒乒乓乓的也没法收拾不知道怎么才好的这种感觉很容易想象。
10
科学世紀の少年少女
(『夢違科学世紀』収録曲)
(『梦违科学世纪』收录曲)
  科学世紀って言ってもまるで未来を感じない曲。それは当然で、科学世紀という言葉自体が古いイメージしか無いからですね。実際この曲は「科学世紀を懐かしむ曲」という複雑なテーマに挑戦した物です。私は、この曲はかなり気に入っています。
  レトロな服装を着た少年少女が、オカルト紛いの科学に没頭する世界。そういう幻覚を見ます。決して明るい物では無いけど、常に前向きな世界。セピア色の科学。
  どうせならそういう懐古主義もありだろうといった感じ。ただ、私が懐かしさを出そうとするときに多用する音やメロディが出まくりなのは、これからの自分の曲の課題になるのかも知れない。
  虽说是科学世纪却是毫无未来感的曲子。那是理所当然的,毕竟科学世纪这个词汇本身除了古老的印象就没有别的了啊。实际上这首曲子是曾经挑战过“科学世纪怀念曲”这样复杂的主题的。我很喜欢这首曲子。
  穿着复古服装的少年少女在不可思议的纷繁科学中埋头苦干的世界。看到的是这样的幻觉。虽然肯定不明朗,但还是正常的向前看的世界。深棕色的科学。
  反正我感觉这种怀古主义也是可以有的呢。不过,我在表现怀念时尽是用多用的声音和旋律,之后会成为自己曲子的课题也说不定。
11
風神少女(Short Version)
(『東方花映塚』収録曲)
(『东方花映塚』收录曲)
  非常にノリの良い曲です。新しい曲という理由もありますが、自分の東方像にかなり近い曲です。自然、少女らしい可愛らしさ、酒脱した感じ、日本を思い浮かべる東洋風、ノリを損なわずシューティング向きな所、たまにこういう曲があると良いですね(他人事みたいですが)
  そう、私は昔はトランペットを吹いていたこともあったのでマイトランペットも持っている。こういう曲をトランペットで吹いたら格好良いだろうなぁとしきりに思う。
  ちなみにこの曲がトランペットメインなのは、風を吹き込むから。
  这是非常有节奏感的曲子。虽然也是有新曲的原因在里面,这是一首非常接近我心目中东方的印象的曲子。自然的,少女般的可爱,洒脱的感觉,让人浮现出日本的感觉的东洋风,毫不影响节奏感的适合射击游戏的地方,偶尔有这种曲子也不错呢(说得好像是事不关己啊)
  是的,我也曾经吹过小号也有过自己的小号。我觉得这样的曲子用小号吹出来一定很帅气。
  顺带一提这首曲子主要用小号,是来自吹进风。
12
夢と現の境界
(『夢違科学世紀』収録曲)
(『梦违科学世纪』收录曲)
  曲名とテーマは、明らかにストーリーから決めたもの。この曲自体が境界という役割を持ちつつ、実は境界自体は曲の中にも封じ込めてある。二重の結界です。と言うのも、イントロまでは明らかに夢である事を意識していて、メインのメロディ自体は現実を意識しているからです。
  まぁ、曲自体はどうなのか? という感じもしなくもないですが、そういった意味を持った曲と言うのも、意味さえ分かれば楽しめます。逆に言えば、曲の中の幻覚のバランスが大きいのでしょう。
  曲名和主题,很明显是从故事中决定的。这首曲子本身有着被称为界线的职责,实际上界线自身也已经封印在曲子中了。所谓二重界线。这也就是说,直到序曲还是很明确的意识到这是梦的事情,主体的旋律自身就能意识到是现实了。
  嘛,曲子本身到底如何呢?也不是说没有这样去感受过,虽说也有曲子有这样说的意义,只要明白这个意义就很开心了。反过来说,曲中的幻觉平衡是很重要的。
13
童祭 ~ Innocent Treasures
(『夢違科学世紀』収録曲)
(『梦违科学世纪』收录曲)
  この曲は、今まで作ったことのない最も難易度の高い曲でした。なんと言っても自分のテーマ曲ですから。トークショウの時の入場テーマ曲として書いた曲で、どう作っても恥ずかしいので何とも。
  曲はうっかり良く出来たと思う。でも壮大すぎて、可愛らしすぎて、自分のテーマ曲じゃあ無いわな。
  この曲のメインメロディが出来たときになぜか「ゆめた・が・え、ゆめた・が・え」と口ずさんでいたので、このCDのタイトルにもなってしまいました。本当はこの曲のタイトルを「夢違観音」にしようと考えていたのですが、私のテーマ曲なのにそれってのもどうかと思って止めましたとさ。
  这是一首以前从未写过的、创作难度最高的曲子。毕竟这可是我自己的主题曲。这是作为谈话节目的入场主题曲写下的曲子,无论作成什么样都会觉得不好意思,有种不知道说什么的心情。
  曲子倒是在不留神之中写成了比较圆满的样子。但曲子太过宏大、太过可爱了,这可不能说是自己的主题曲。
  写完这首曲子的主旋律时,我嘴里不知为何哼着“梦违、梦违”,于是就把它作为CD的标题了。本来是想把曲名叫做“梦违观音”的,但想到这是我的主题曲,叫这个似乎不太合适,于是作罢了。
14
シンデレラケージ ~ Kagome-Kagome
(『東方永夜抄』収録曲)
(『东方永夜抄』收录曲)
  プレインエイジアに近い考えの曲ですが、こっちの方がもっと露骨に日本のメロディや音を使っています。この曲は日本人なら誰でも知っている『カゴメカゴメ』を独自の解釈で東方風にアレンジした物です。
  既に原曲の時点で心を揺さぶる物となっていて、私の中では『とうりゃんせ』と並んでパワーのある日本の二大幻覚童謡だと思っています。ここまで別の曲に変わったところで、そのパワーは衰えを見せない。それは私程度が幾ら弄ったところで原曲のパワーを消せる筈などない。ならばそのパワーを利用した方が良いと考えました。
  ちなみに、シンデレラは海外の童話です。え? 判ってるって? ごめんなさい。
  考虑到是和プレインエイジア相近的曲子,这边更加露骨地使用了日本的旋律和声音。这首曲子就是根据日本人谁都知道的『KAGOMEKAGOME』以自己的解释做出了东方风的重制。
  原曲的部分已经是能让人动摇的东西了,在我心目中和『とうりゃんせ』并称为有力量的日本两大幻觉童谣。即使到了这里变成其他的曲子的话,这种力量也不会减弱。也就是说我这种水平不管怎么摆弄都不可能让原曲的力量消失的。这样的话最好考虑一下这种力量的利用方式。
  顺带一提,灰姑娘是外国的童话。诶?你说知道?抱歉。
15
華胥の夢
(『夢違科学世紀』収録曲)
(『梦违科学世纪』收录曲)
  1曲目の童祭とは正反対の方向へ向いた曲です。ピアノで幻想的な曲が欲しかったので作りました。ちなみに、夢違科学世紀は、気が付いている人も居るかと思いますが、アレンジの曲は夢の中、オリジナルの曲は現実世界、というストーリー設定になっています。
  この曲は印象的なサビが結構重く、ちょっと童祭の後に聴くと辛いです。メリーの夢も結構悪夢なのかなぁ、と思ってしまう位重く聞こえる。
  和第一曲目的童祭正好完全相反方向的曲子。想做一首钢琴演奏的幻想曲就做了这首曲子。顺带一提,梦违科学世纪,应该也有人注意到了吧,改编曲是梦中,原创曲是现实世界,是有这样的故事设定。
  这首曲子的高潮有种让人印象深刻的沉重,在童祭之后听着稍微有点痛苦。梅莉的梦是相当的噩梦吧,因为这样想着导致听起来很沉重。
16
花映塚 ~ Higan Retour
(『東方花映塚』収録曲)
(『东方花映塚』收录曲)
  タイトル画面の曲は、もうお馴染みとしか言いようがない程同じテーマを持った曲。もう、初めて聴いても初めてとは思えない位です。でもアレンジという訳ではなく、メロディも完全に同じかというと同じでもなく、ただただ雰囲気だけが同じなんですよね。
  結構タイトル画面の曲って気を遣って、嫌な気分にならない、頭に残りすぎない様にしたいと思っています。必ずしもそう出来るわけではないのですが、静かにゲームを押している感じ、っていうものが欲しい。
  标题画面的曲子,可以说几乎是同一主题的听上去非常熟悉的曲子。已经是可以说即使是第一次听也不像是第一次听的程度了。不过并非是想改编,旋律说是完全相同其实也并非如此,仅仅只是氛围相同呢。
 因为是标题画面的曲子,就有点担心,想要做到不会有讨厌的感觉的,不会在头脑过多残留。虽说不一定能把那做出来,但我还是想要作出静静地玩游戏的感觉。
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空飛ぶ巫女の不思議な毎日
(『蓬莱人形』収録曲)
(『蓬莱人形』收录曲)
  蓬莱人形の中では最も現実的な曲。幻想的な部分が少ないかも知れない(ピアノソロ部分除く)ゲームに使うとしたら確実にスタッフロールでしか使えないと言った感じの曲なので、音楽CDのラストに持ってくるのは正しい。って昔の自分を自分で評価してどうするよ。
  ただ、この曲から受け取る幻覚が少ないのが今の自分的には気になる。これはこの曲が現実的すぎる所為だと思うが、本当にそれだけなのか判らない。
  特定のイメージを湧かせない所がこの曲の曲名なのかも知れない。、曲名の巫女は明らかに霊夢の事だと思う。霊夢だから特定のイメージが湧かないように書いた、と考えたら過去の自分を評価しすぎですね。はい。
  蓬莱人形中最现实主义的曲子。幻想部分大概是很少的(除了钢琴独奏的部分)如果要在游戏中使用,那肯定只能是制作人员名单曲,很适合作为音乐CD的最后一首。话说自己评价过去的自己算怎么回事啊。
  不过,从这首曲子中感到的幻觉很少却让现在的我很在意。是因为这首曲子太过于现实了吧,我也不知道是不是只因这个理由。
  这首曲子的曲名大概不会让人冒出许多特定景象的想象吧。曲名的巫女很明显是灵梦了。正因为是灵梦所以没法涌现出特定印象的样子就这样写下来了,如果这样想的话就对过去的自己过度评价了吧。是的。
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東方妖々夢 ~ Ancient Temple
(『東方妖々夢』/『蓮台野夜行』収録曲)
(『东方妖妖梦』/『莲台野夜行』收录曲)
  4面までの世界、この世と、5面以降のあの世という空気感の違いを何とかして曲で表したかった。この曲はその一つの結果ですが、結構満足しています。
  この曲はストーリーと言うよりは場所をイメージした曲ですが、こういう曲を聴くと大抵はその場所に居たいと感じさせる。でも、この曲は「非常に美しい場所だが、ここには居たくない」と感じる。
  この曲を聴くと、古い古い時代の日本を幻視する。あの世というのは既に亡くなったこの世でもあるので、この幻覚は偶然ではなく、これこそ幻覚だと考える。
  印象的な曲にはゲームタイトルを使うことが多いので、この曲もその一つ。
  想尽办法通过曲子表现出了四面为止的世界,即此世,和五面以后的彼世的不同氛围。这个曲子正是其中的一个成果,我相当满足了。
  这首曲子与其说是故事不如说是地点印象曲,听了这种曲子大概会有想去这个地方的感觉吧。不过,这个曲子给人的感觉却是“虽然是非常美丽的场所,却不想留在这里”。
  听着这首曲子,就会隐约看到无比古老的时代的日本。那个世界是已经消亡的世界,所以这个幻觉不是偶然,这才真正是幻觉。
  印象派的曲子多用于游戏标题画面,这首曲子就是其中之一。
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U.N.オーエンは彼女なのか?
(『東方紅魔郷』/『蓬莱人形』収録曲)
(『东方红魔乡』/『蓬莱人形』收录曲)
  東方紅魔郷は東方作品で6作品目です。でも、殆どの方には紅魔郷がデビュー作となっています。そこでデビュー作でいきなり意表を突く事が出来ないか、考えた結果、「東方というタイトルで東洋風な物を想像するだろうから、一作目は東洋風にならないようにしよう」と言う思考に思い至りました。この曲はその結果でもあります。
  この曲を聴くと結構不安になります。個人的な感情というか幻覚ですが、どこか不安定な音と繰り返される軽快なメロディ。意図しない不気味さがこの曲にある。
  たまにはこういう曲を作っても良いかもしれない。なかなか今の能天気な幻想郷の連中には似合わないのが問題です。
  东方红魔乡是东方作品的第六部。不过,无论从哪个角度来看红魔乡都算是出道作了。于是我想出道作就不能突然做出出人意料的事情吗,结果,我想到“东方这个标题会让人想到东洋风的东西吧,那么第一作就不做成东洋风吧”。这首曲子也是成果之一。
  听了这首曲子会变得很不安。是带着个人感情的幻觉吧,是不知何处不安定的音乐循环往复的轻快旋律。这就是这首曲子的意图不明的不适感。
  偶尔作一首这样的曲子也不错吧。就是和现在的漫不经心的幻想乡的人们不合是个问题呢。
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夜が降りてくる ~ Evening Star
(『東方萃夢想』/『夢違科学世紀』収録曲)
(『东方萃梦想』/『梦违科学世纪』收录曲)
  シューティング以外の曲と言うことで若干悩みつつも、いざ創ってみるといつも通り過ぎて何とも。この曲はあの困った妖怪の八雲紫のテーマ曲です。だから、曲にも境界を入れたくて、明らかに異なる二つのイメージで構成してみました。その境界は前半は不気味に、後半を気持ちの良い感じにしたので、急に視界が開ける感じで気持ちが良く気に入ってます。
  この曲を聴くと、急速に広がる視野と夕方の神社を幻視します。聴けば東方の曲だとすぐに判る感じもするけど、どこかが他の曲と違う感じがする。理論的な所ではなく、これは曲の幻覚成分に差があるのだと思う。つまり、シューティングではないと意識した私の心が反映されているに違いない。
  虽然说到射击游戏以外的曲子就会有些烦恼,但一旦试着创作的话,还是和一直以来一样过去了。这首曲子是那个令人困扰的妖怪八云紫的主题曲。所以说,很想在曲子里加入境界,使其由明确的两种不同的印象构成。这境界的前半部分很令人不快,后半部分却倍感舒适,因为突然感到视野扩大而心情变得很是舒畅。
  听这首曲子的时候,恍惚可见急速扩大的视野和傍晚的神社。只要听了就立即明白是东方的曲子,能感到某些地方和其他曲子的不同。虽然没法形成理论,我觉得这是由于曲子的幻觉成分有差别。也就是说,能反映出我心中意识到不是射击游戏。