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東方覚醒珠(※二次創作) ~ Fan-made Virtual Autography./Omake

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角色设定

玩家操纵角色

博丽灵梦

○楽園の素敵な巫女
博麗 (はくれい) 霊夢 (れいむ)
Hakurei Reimu

種族:人間
能力:主に空を飛ぶ程度の能力
○乐园的可爱巫女
博丽 灵梦
Hakurei Reimu

种族:人类
能力:主要拥有飞翔于空中程度的能力
原作で御馴染みのキャラクター。
博麗神社の巫女さん。
妖怪を退治して、信仰とお賽銭を集めている。巫女なので神様を降ろすこともできる。

幻想郷を外と区切っている境界のひとつ、博麗大結界を管理している。
これは常識と非常識の境界とも呼ばれる通り、
それを維持している本人も、常識に疎かったり常識外の能力があったりする。

地珠 (ちず) 異変もまた、いつものごとく妖怪の企みだろうと勘づき、解決に乗り出した。
でも正直、「地珠のゲーム」の効果で、神社に人が来てくれるようになったのは嬉しい。
紅白という配色を選んだ犯人は、きっと良い趣味をしているのだろう。(←のんき)
原作里大家熟悉的角色。
博丽神社的巫女小姐。
退治着妖怪,收集着信仰与香火钱。因为是巫女所以也能降请神明。

将幻想乡与外界划分开来的境界之一、博丽大结界,便是由她管理。
正如人们称之为常识与非常识的境界,它也同样被定义为「外部与内部有着相反常识」的境界。
维持着这个境界的本人也很缺乏常识,而且有着非常识的能力。

凭着直觉认定地珠异变又一如既往地是妖怪的阴谋,于是为解决异变动身出发了。
但其实呢,拜「地珠游戏」所赐,总算有人来神社了。她为此感到很开心。
挑择红白作为配色的犯人,一定有着很棒的情趣吧。(←悠哉)

雾雨魔理沙

○普通の魔法使い
霧雨 (きりさめ) 魔理沙 (まりさ)
Kirisame Marisa

種族:人間
能力:魔法を使う程度の能力
○普通的魔法使
雾雨 魔理沙
Kirisame Marisa

种族:人类
能力:使用魔法程度的能力
原作で御馴染みのキャラクター。
魔法の森に住んでいる魔法使い。
コレクター気質の持ち主で、何でも屋を構えている。努力家。

地珠 (ちず) のゲーム」のおかげで、店を訪れる人間も増えてくれたが、依頼が「森の外まで安全に送ってほしい」というものばかりで半ば呆れている。

だが、このゲームをプレイしない手は無い!
妖精たちをおもちゃにできるうえに、コレクションまでできるなんて、こんなにも楽しい遊びが今まであっただろうか。

そう、遊びに対する研究熱心さにおいて、幻想郷で魔理沙の右に出る者は居ない。
黒幕に会ったら、是非ともゲームを思いついたきっかけを訊いて、今後の参考にしたいものだ。
原作里大家熟悉的角色。
居住在魔法森林的魔法使。
有着收藏家的气质,经营着一家万事屋。努力家。

多亏了「地珠游戏」,造访店内的客人增多了。但她总是被人委托「希望你能安全地送我到森林外」而感到有些厌烦。

即便如此,也不可不游玩这游戏!
不仅可以玩弄妖精,还能将她们用作收藏,迄今为止再无如此令人愉悦的游戏了。

没错,在对游戏研究的热情这点上,幻想乡里没有人能比得上魔理沙。
要是遇到黑幕了,一定要向她询问下想到游戏的契机,并希望以此作为今后的参考。

宇佐见堇子

○夢見がちな訪問者
宇佐見 (うさみ) 菫子 (すみれこ)
Usami Sumireko

種族:女子高生
能力:超能力を操る程度の能力
○多梦的访问者
宇佐见 堇子
Usami Sumireko

种族:女高中生
能力:操纵超能力程度的能力
原作で御馴染みのキャラクター。
幻想郷ではなく、外の世界で暮らす、エスパー女子高生。オカルトサークル(現在総員1名)の会長でもある。
睡眠中、あたかも夢を見るように幻想郷に転移する体質の持ち主。

人々がボールを巡って戦う「地珠 (ちず) のゲーム」。それは以前に菫子が引き起こした異変とよく似たものだ。
しかも、これはまさに外の世界でいう位置ゲームそのものではないか。
彼女は既に知っている。外の世界の流行を、境界を越えて持ち込むということは、即ち博麗大結界を破るための方策なのだと。

自分みたいなことをやろうとしている同志が、日本のどこかに居るのだろうか。
だとしたら、身の程を知らせてやらねばならない。
幻想郷という素敵な場所は、自分にこそ相応しい!
原作里大家熟悉的角色。
不是在幻想乡,而是在外面世界生活的超能力者女高中生。兼任灵能社团(目前共1名成员)的会长。
有着在睡觉时会像做梦一般转移到幻想乡的体质。

人们围绕着珠子展开的竞赛,这便是「地珠游戏」。
这与堇子曾经引发的异变很是相似。
而且,这不正是外面世界所谓的位置游戏吗。
她早就知道了。将外面世界的流行事物越过境界带入,是为了突破博丽大结界而施行的对策。

这位正打算做自己当初所做的事的同志,现在大概就在日本的某处吧。
既然如此,不可不让她见识见识自己。
幻想乡这种美妙的地方,正是适合自己!

敌机角色

藏人未见

○1面ボス 恋路のドライブ
蔵人 (くろうど) 未見 (みみ)
Kuroudo Mimi

種族:付喪神(文車妖妃 (ふぐるまようひ)
能力:言葉を届ける程度の能力
○1面BOSS 恋路的小车
藏人 未见
Kuroudo Mimi

种族:付丧神(文车妖妃)
能力:传达言语程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
古い文車(車輪のついた書庫)から生まれた付喪神。
読まれず放置された文書たちに込められていた想いの影響で、付喪神になりやすいので、近年は普及率が落ちている。

以前、人里に住んでいた頃、付喪神たちの間に口コミネットワークを作り上げるのに一役買ったことがあった。
その経験を生かして、里を離れてからも、妖怪たちのトレンドをまとめて記事にしている。
せっかくの誰かの言葉が知られず眠ったままの状態というのは、まさにそれが原因で生まれた彼女にとって、最ももどかしい事なのだ。

近頃も、地珠のゲームのプレイヤーたちの助けになろうと、一早くゲームメディアとして奔走していた。

平贺生然

○2面ボス キャッチ不能のコピー
平賀 (ひらが) 生然 (しょうねん)
Hiraga Shounen

種族:妖怪鰻
能力:掴めない程度の能力
○2面BOSS 无法捕获的模仿者
平贺 生然
Hiraga Shounen

种族:妖怪鳗
能力:无法抓住程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
玄武の沢に潜む鰻の妖怪。

最近、外の世界で鰻の絶滅が案じられていることの反転として、幻想郷では鰻がよく獲れるようになった。
その結果、ここでも無闇な乱獲をする人間たちが現れはじめている。
彼女はそうした者たちの前に、強そうな僧侶の格好で現れ、驚かしたり襲ったりしている。

ただし今の所仏教自体に興味は無い。
「僧侶は不殺生を説くもの」というステレオタイプを、都合よく笠に着ているだけである。

また、夏バテ対策として鰻に代わって焼き鳥を推している。
変装が得意なのもあって、あちこちで屋台を出しているようだ。

今回、ゲームを遊んでいただけだったが、反則的に強い人間が通りがかったのが運の尽きだった。

八云紫

○3面ボス 幻想の境界
八雲 (やくも) (ゆかり)
Yakumo Yukari

種族:妖怪
能力:境界を操る程度の能力
○3面BOSS 幻想的境界
八云 紫
Yakumo Yukari

种族:妖怪
能力:操纵境界程度的能力
原作で御馴染みのキャラクター。
幻想郷の成立に関与した、妖怪の賢者の一人。

幻想郷の境界の一つ、幻と実体の境界を管理している。
この境界によって、幻想郷は「現実の空間でありながら、同時に幻の風景でもある」と定義づけられている。
もう片方の境界である博麗大結界をも守るべく、霊夢に口出しすることが多い。


今回、地珠が結界に干渉しているのではないかとの報を式神たちから受け、地珠の作者のもとを訪ねてきたところである。だが、恐れたような事態は何も起きていなかった。
想定外だったのは、妖怪退治に動くだろうと思っていた人間たちが、残らずゲームに参加してしまっていたことだ。
そこで紫は、いつものように自分を怪しませ、人間をけしかけることにした。

終わりのない戦いをもたらし、遊びの境界を変えようとする者に、しかるべき報いを与えるために。
原作里大家熟悉的角色。
参与建立了幻想乡的妖怪贤者之一。

幻想乡的境界之一、幻与实体的境界,便是由她管理。
据此境界,可定义幻想乡为「虽是处于现实的空间,却也有着幻想的风景」的地方。
为了保护作为另一边的境界的博丽大结界,常常插手灵梦的事。

这次收到式神们的报告称“地珠有可能在干涉结界”,方才前去拜访了地珠制作者。但她担心的事情却一个也没发生。
令她没想到的是,本应出动去退治妖怪的人类无一例外地参与到了游戏中。
于是紫一如既往地摆出一副可疑模样,打算借此教唆人类。

为了给予这位带来无止境的战斗,意图改变游玩的境界的家伙应得的报应。

刺田严姬

○4面ボス 楽園の索敵の巫女
刺田 厳姫 (さすたのいづひめ)
Sasuta no Izuhime

種族:神霊
能力: (そえごと) を操る程度の能力
○4面BOSS 乐园的索敌巫女
刺田 严姬
Sasuta no Izuhime

种族:神灵
能力:操纵讽程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
外の世界の神社で暮らす一般的神霊。
古の時代に巫女を務めた人物が神となったもので、言葉遊びを用いた御祓いが得意である。

また、八咫烏 (やたがらす) たちを呼び出し、命令することができる。
そもそも、太陽の力を八咫烏という導きの神として従えた最初の人間こそが、生前の厳姫であった。
今回、地珠に込められているのも、彼らの力に他ならない。

外界に身を置きながら、実は幻想郷の運営協力者でもある。
主に紫の依頼により、境界の外側を八咫烏たちに警備させており、怪しい者の接近をチェックしている。
たまに本人が見回っていることもある。


家珠葉の遠い祖先ということで、鞠子からの信仰を受け、彼女の研究をときどき手伝っていた。
そして、復活した家珠葉による異変の提案に乗り、地珠という道具と、それが映し出すための道を造り上げた。

本来なら幻想郷の内側に介入しない厳姫がそうしたのには、理由があった。
家珠葉の目論見は、そもそもが実現不可能なことだったのだ。
そのため、厳姫は彼女たちの熱意を汲んで、格好だけでも最大限協力してあげたにすぎない。
案の定、紫が都まで顔を出してきたが、ちゃんとそのことは理解してくれたようである。

でも、なぜ紫は自分たちのことを差し置いて、地珠を設置して回っている仲間のことを尋ねてきたのか。
「地珠のゲーム」って、何のことなのか。
厳姫はまだ気づいていなかった。

仙觉寺鞠子

○5面ボス 比企の子守
仙覚寺 (せんがくじ) 鞠子 (まりこ)
Sengakuji Mariko

種族:亡霊
能力:註を附す程度の能力
○5面BOSS 比企的保姆
仙觉寺 鞠子
Sengakuji Mariko

种族:亡灵
能力:附加注释程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
鎌倉時代の源氏の亡霊。

山吹の都にずっと留まり、和歌集の読解・研究を続けてきた。
ただし、その解釈は独自要素が強い。
研究家を名乗っている割に、思い込みを優先してしまうタイプである。

亡霊ではあるが、近くにいても死に誘われはしない。
その代わり、妄執に誘われてしまうだろう。
彼女は物事に註を附し、見え方や感じられ方を自身の解釈通りに歪ませることができる。


生前の鞠子は、自身の境遇や源氏の凋落を嘆いていた。
源平の戦いに華々しい勝利を収めたはずの将軍の血族が、もはや自身ひとりしかいないのである。しかも、母方の一族まで、時の執権の陰謀によって滅亡寸前に追い込まれてしまった。
その鞠子が、あまりにも皮肉な死を遂げたことは、自らを亡霊にするに十分な理由であった。

そうした経緯ゆえ、彼女の怨念は、誰かを殺そうというものではなかった。
滅亡寸前の母方の血筋は、残るはただ一人の学僧の男だけになってしまっていたのだが、「彼だけは、せめて幸せな生涯を送ってほしい」、それだけが彼女の望みだった。
彼までもが自身のように憎しみに囚われてしまっては、殺戮の悲劇はきっと繰り返すに違いないのだから――


――とか考えてたのが馬鹿らしくなるほど、その男は変人だった。

伝説の歌人が、自身の存在そのものを詠み込んだとされる和歌集。
男は朝から晩までその文書を研究し、歌人の神霊をこの世に蘇らせようとしている……。

その強烈な熱意に鞠子は徐々に浸食され、しまいには同じ志を抱くに至った。生前の夫をはじめとする、反執権勢力の仲間たちにも、研究を最大限サポートさせた。
和歌研究において名を轟かせた彼は、しかし真の野望を達することなく生を終えたが、その未練をも自身の一部とした彼女は、註を附すことを自身の存在意義と定め、読解に全てを捧げるようになったのだった。

鞠子たちの未練を、生者は誰も知らない。
届かぬ追想は、供養されることなく膨れ上がり、彼女の夢想する和歌集の中の世界、山吹の都を形成するに至った。


それから数百年。
ついに彼女は、歌人、大伴家珠葉の存在を著述し終える。
もっとも、もはや和歌集は彼女の加えた註にまみれ、他人にはとても読めるものではなかったのだが。

大伴家珠叶

○6面ボス 遠方を恋う撰者
大伴 家珠葉 (おおとものかずは)
Otomo no Kazuha

種族:撰者の霊
能力:編纂する程度の能力
○6面BOSS 眷恋远方的撰者
大伴 家珠叶
Otomo no Kazuha

种族:撰者之灵
能力:编纂程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
古代の歌人の精神が、和歌集と一体化した存在。
自身という書物の中に、風景と想いを記録し操ることができる。

人々を救いたがる野心家だが、その性格は生前の本人のそれとは異なっている。それは、自身に綴られたさまざまな作者たちの歌、そして何より、復活のために鞠子が加えた大量の附註・加筆の影響である。


地珠とは、所有者が見た風景、そしてそこから得た感情や想像を、家珠葉へと送信するための装置である。それらの情報は彼女にとって、収録すべき和歌そのものなのだ。
地珠を手にした人々が、幻想郷中の名所を訪れるよう仕向ければ、彼女は幻想郷の風景(の複製)を我が物にできるだろう。

だが、それだけではない。
幻想郷は、「失われた幻の風景であり、かつ実体のある土地でもある」という、二重性こそを本質とする場所。
つまり、幻想郷の幻影を生み出せば、そこには同時に物理的な空間が伴ってくるのである。

家珠葉の狙いはそこにあった。

幻想郷という、日本の山奥でありながら、どこでもない土地。
その境界は、どこからでも、どこへでも越えることができる。
この性質を外の世界に持ち出して利用することこそが、家珠葉の目的であった。

……あろうことか、人間を遠隔地へ送り届ける力として。

遠い場所を想い焦がれ、しかし訪れられないでいる人間たちを救うこと、それは、彼女という書物の存在意義、編集意図に他ならなかった。

生前の家珠葉をはじめとする、遠い所の相手への思慕に焦がれた人々の、恋の歌。
あるいは、辺境に暮らし華やかな都に憧れる人々の立場から詠まれた、防人歌や東歌。
彼女はそうした歌を――遠くを訪れたいという願いを――無数に載せているのだ。

神隠し、あるいはテレポーテーションを、神秘から解き放つ。
未だ幻想郷を訪れぬ彼女の起こす異変とは、言うなれば外の世界に対する異変だったのである。


結局、家珠葉の試みは失敗した。
自然を擬人化した、数多の幻想の少女たちを詠んだ歌人といえども、
しかしそれゆえにだろうか、それが現実である世界を内包することなどできなかった。

だが、家珠葉の時代に苦しんでいた者の中にも、現代ならば救われたはずの者だっている。
そう、人間はあれから、交通を、郵便を、情報通信を発達させ、この永遠の問題に抗戦しつづけてきた。
かの和歌集に込められた精神は、もしかすると、家珠葉とはまた違った形を結び、外の世界の人々を勇気づけているのかもしれない。

轩端目目

○エキストラボス 血塗られたレトロゲーム
軒端 (のきば) 目々 (めめ)
Nokiba Mémé

種族:付喪神(目目連 (もくもくれん)
能力:碁盤を創る程度の能力
○Extra面BOSS 血腥的怀旧游戏
轩端 目目
Nokiba Mémé

种族:付丧神(目目连)
能力:创造棋盘程度的能力
本作のオリジナルキャラクター。
曰く付きの碁盤が変じた付喪神。

碁石から生まれた無数の目玉を持っており、碁盤のような所の上であれば、自由に設置することができる。
何らかの碁盤の上にいる限り、徐々に力を増し、その碁盤の範囲を広げていく。そういう妖怪である。

まあ、人間にとって身近な碁盤のような所というのは、せいぜい障子とか、格子造りの民家ぐらいである。
力をつけたところで大した悪事が働けるわけでもなく、能力の内実は「人間を驚かす程度の能力」にすぎない。


少し前、彼女は厳姫という神霊の訪問を受けた。
なんでも、彼女の目玉を幻想郷中に配置したいそうである。
幻想郷のさまざまな景色に、それを見た者の感情を添えて、山吹の都という碁盤まで送ってほしいというのだ。

それほどの広範囲に目玉を展開できるだけの力をくれるというのだから、目々が快諾しないわけがなかった。
こうして生まれたのが「地珠」。
目目連の目玉に、道を指し示す八咫烏の目玉の力を備えさせてできた道具である。

目目連というのは無害な妖怪だ。厳姫もそれを解っていたし、何なら神の力があれば人間を襲う動機すら無いはずだ。
厳姫たちにとっては、あとは善良な誰かが時たま地珠を拾っては、その場所ごとの歌を届けてくれるのを、気長に待つだけのはずだった。


だが、厳姫たちは気づいていなかった。碁盤のようにするという目々の言葉の真の意図に。

広い地域が対象なら、そこで囲碁が行われている状態にすれば良い。そう、すなわち幻想郷を二色の陣取りゲームの舞台へと変えるということだったのだ。


目々は早速、「地珠のゲーム」のルール作りに取り掛かった。
都の面々の期待に応えるため、なるべく大勢が競い合ってあちこちを回ってくれるようにした。

そして、未見の協力もあって、ゲームは社会現象にまで登りつめてくれた。
厳姫たちは、目々がどうやって人々に働きかけたのか不思議がりつつも、地珠から送られてくる大量の和歌に、大いに喜んでくれた。

――さあ、もっともっと、目玉を増やし、競争を激化させなくては。
幻想郷という碁盤で、私というゲームで、誰もが楽しみ、驚いてほしい、ただそのために。

注释

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