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连缘天影战记~Brilliant pagoda or haze castle/设定与剧情/story

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本文介绍的是:连缘天影战记~Brilliant pagoda or haze castle/设定与剧情/story。关于其他含义,详见「连缘天影战记~Brilliant pagoda or haze castle/设定与剧情/story(消歧义)」。


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連縁 天影戦記 ~ Brilliant_pagoda_or_haze_castle:体験版
            (c)opyright Jynx


          同人サークル『トリック・ノスタルジー』
            代表兼奴隷[ Jynx ]
              2016/11/10
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连缘 天影战记 ~ Brilliant_pagoda_or_haze_castle
(c)opyright Jynx


   同人社团『Trick・Nostalgia』
代表兼奴隶[ Jynx ]
2016/11/10
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  ストーリーとか

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  故事之类

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 ~●---闡裡神社にて---●~


  玄鳥「・・・・っで、へっぽこ新皇は役立たずってわけか」


 ―――現実から遊離した世界『无現里(むげんり)』
 この世界を牛耳ると言われている『闡裡神社(せんりじんじゃ)』
 そこで新人神主をやっている『燕楽 玄鳥(えんらく つばくら)』は、
 もともとは外界からやって来た者だった。
 そんな玄鳥は、現在会話をしている相手にうんざりしている用だった。

 伊代真「まったくもって、その通りなんです」

 凍てついていた大地も解け、まだ桜こそ咲かぬものの、
 寒の明けを実感し始めた闡裡神社の境内。
 そこに今、二人の来客があった。
 
  文門「伊代真さぁ、そこはもう少し私の面子を立ててくれないかなぁ?」
 伊代真「元より無い面子をどうやって立てればいいんですか?」

 『平 文門(たいらのふみかど)』『藤原 伊代真(ふじわらのいよざね)』
 この二人は以前に无現里にて異変を起こし、
 今では文門が新皇を、伊代真が関白をそれぞれ自称している。

  藪雨「じゃあその兵隊さん達は文門さんの言うことを聞いてくれないってこと?」

 ―――闡裡神社にはもう一人、『名誉神主』という肩書きの神主がいる。
 その肩書きを持つ『鳳聯 藪雨(ほうれん やぶさめ)』は神職というより、
 料理や掃除などの家事全般を担当しているみたいだ。

 そんな新米神主と雑用神主の両名は、来客の面倒くさい相談にのっていたのだった。

  文門「私の部下っという訳ではないからな」
  玄鳥「お前らの組織・・・? 組合? 連合? ・・・ってなんなの?」
 伊代真「特にコレと言って名前が決まってるわけじゃないんですが、
     一応他からは『妖怪連合』って呼ばれてるよ」
  文門「『連盟』って呼ばれることもあるけどな」
  玄鳥「すっげーいい加減な集まりだってことはよく分かった」

 うんざり度が増した玄鳥は、すでに二人の相談事など心底どうでもよくなったようだ。

  文門「とにかく! 下手をすれば闡裡神社にも
     手を貸してもらうことになるかもしれない」
 伊代真「それだけ不穏な緊張状態にあるってことなんだよ」
  藪雨「へー」
  玄鳥「じゃあ気をつけないとなー、戸締りとか」
  文門「真面目に聞いてないだろ・・・?」
ジンベイ「それにしても・・・同じ連盟にありながら、
     正確な状況は何も分からないんですか?」

 ―――この闡裡神社には先祖代々の式神がいる。
 その式神はどんなに寒い冬の雪夜でも、どんなに熱い夏の真っ昼間でも、
 丈の短い袖無し羽織、甚兵衛羽織を着ていることから、
 回りからは『ジンベイ』と呼ばれているようだが、
 その本名は両神主とも知らないのであった。

  文門「それが・・・・まぁ色々あってねぇ」
 伊代真「文門さん、なんか部隊の連中から避けられてるんですよね」
  玄鳥「・・・・・新皇なのに?」
  文門「ま、まぁ・・・恐れ多くて新皇を敬遠したくなるのも分からんでもないけどね」
  藪雨「いじめられてるんじゃないの・・・?」
  文門「うっ...」
 伊代真「キミは意外と言い難い事をズバッと言うんだね」
  藪雨「えへへ~♪」
  玄鳥「・・・褒められてるのかは微妙なところだな」

 闡裡神社での多くの会話はたとえ短い用件を伝えるだけのハズのものでも、
 要領を得ずに脱線してしまいがちにあるため、往々にして会話が長引いてしまう傾向にある。

  文門「とにかくだ!」

 そして往々にして、このように誰かが強引に話を元の軌道に戻す様子がまま見られる。

  文門「話はしといたからな! お前らも身の安全を望むなら、
     あまり外を出歩かないほうがいいぞ」
  玄鳥「言われなくても外になんか出たくないけどなー」
  藪雨「ねー♪
 伊代真「・・・ここの神社、本当に大丈夫なのかな?」
  文門「それでは私たちは帰らせてもらう・・・外にカボチャを待たせてるんでな」
  玄鳥「お前はシンデレラか?」  

 その後、二言三言ばかり別れ際にお互いに憎まれ口たたいてようやく、
 自称新皇と自称関白は神社を後にした。
 ~●---在阐里神社之中---●~


  玄鸟「……于是,无能新皇果然还是很没出息吗」


 ―――游离于现实之外的世界『无现里』
 所谓支配着这个世界的『阐里神社』
 在此处担任新人神主的『燕乐玄鸟』,原本是从外界来的人。
 这样的玄鸟,对现在和自己谈话的人感到不胜其烦。

 伊代真「真的完全没有呢,这不是当然的吗」

 冰封的大地也已解冻,但樱花却仍未盛开,
 开始有了寒冬消逝的实感的阐里神社的境内。
 如今在这里,有了两名来客。
 
  文门「伊代真呀,就不能稍稍再给我留点面子吗?」
 伊代真「原本就不存在的面子要我怎样给才好呢?」

 『平 文门』和『藤原 伊代真』
 这两人曾经在无现里发动了异变,
 现在文门把自己说成是新皇,伊代真则自称关白。

  薮雨「说起来那些士兵们不是也不听文门桑的话吗?」

 ―――阐里神社的另一人,冠有『名誉神主』头衔的神主。
 持有这个头衔的正是『凤联 薮雨』,比起神职工作来,
 好像更倾向于负责料理与扫除之类的全部家事。

 这两个新人神主和杂用神主,正与来客们进行着麻烦的谈话。

  文门「因为并非我的部下啊」
  玄鸟「你们这些人的组织……? 组合? 联合? ……还是别的啥?」
 伊代真「特别说一下,名字并不是由我们决定的,
     大致上其他人的叫法是『妖怪联合』哟」
  文门「虽然有时也被叫做『联盟』啦」
  玄鸟「我就知道是个有够随便的组织」

 厌烦度又上了一个台阶的玄鸟,打心底里觉得和这两人谈话这种事怎样都无所谓了。

  文门「先不说这些! 最坏的情况会向阐里神社寻求帮助也说不定」
 伊代真「就是处在这么不稳的紧张状态里啊」
  薮雨「嘿—」
  玄鸟「那可得注意点了,关窗锁门什么的」
  文门「就不会好好听我说话的吗……?」
甚平「话虽如此……身为同一联盟的人,对正确的状况却完全没个准头?」

 ―――这位是阐里神社的先祖代代相传的式神。
 这位式神不管在多么寒冷的冬日雪夜、多么炎热的夏日正午,都会穿着无袖的甚兵卫羽织。
 被周围的人叫作『甚平』,
 然而其本名连两名神主都不知道。
文门「这是……嘛是有各种原因的啦」
 伊代真「文门桑,好像是被部队的伙伴避开了呢」
  玄鸟「……就算是新皇也?」
  文门「嘛、嘛啊……忍不住对令人畏惧的新皇敬而远之啥的也说不定吧」
  薮雨「这不是在排挤你吗……?」
  文門「呜...」
 伊代真「你意外地能把难以启齿的事一下说出来呢」
  薮雨「诶嘿嘿~♪」
  玄鸟「……在微妙的地方被夸奖了哪」

 在阐里神社发生的许多对话,即使谈论的是简短的事情,最后还是会理所当然地变成这样。但由于不得要领很容易就会放飞自我,往往会出现使对话拖长的倾向。

  文门「先不说这些啦!」

 然后往往就像这样,有谁会把话题强行扳回正轨。

  文门「所以我就说了! 你们要是想保障自己的人身安全,就最好不要外出」
  玄鸟「就算你不说也不想去外面啥的ー」
  薮雨「呐ー♪」
 伊代真「……这里的神社,真的没问题吗?」
  文门「那么我们也该回去了……让外头的南瓜久等了哪」
  玄鸟「你是灰姑娘吗?」  

 那之后,离别之际也你一句我一句地说着令对方不快的话,自称新皇和自称关白总算离开了神社。
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 だが、それと入れ替わりにまた来客があった。



 黒巫鳥「どうした、浮かない顔をしてるじゃないか?」

 縁側に座っているその来客は、背が平均より低めな玄鳥よりさらに一回り小さな身長であったが、
 態度だけは他の誰よりも大きいことを玄鳥は知っているようだった。

  玄鳥「・・・・・」
  藪雨「玄鳥が浮かない顔なのはいつも通りだよー」
 黒巫鳥「だから聞いたのさ、何もトラブルがなくて退屈してるのか?」
ジンベイ「今日は来客が多いですね」
 黒巫鳥「なるほどな、先客がいたのか」

 『鵐 黒巫鳥(しとど くろじ)』は藪雨と玄鳥の外界での知り合いで、
 二人が无現里に来たときに巻き込まれてこの世界に来た。
 今では无現里の人里に学び舎を開設するために資金を集めているらしい。
 これだけ聞くと立派な人物だが、その資金集めの方法が様々な方面で物議を醸しているようだ。
 
  玄鳥「なぁ、こういうの諺でなんて言うと思う?」
ジンベイ「『雨後の筍』ですか?」
  藪雨「うごごご....」
 黒巫鳥「『相手変われど主変わらず』か?」
  玄鳥「『一難去ってまた一難』だ」
 黒巫鳥「手厳しいな、せっかく会いに来てやったってのに」
  玄鳥「お前が来る時は決まって何か厄介事を持ち込んでくるんだ」
 黒巫鳥「・・・・・厄介事かどうか分からんが、一つ頼みがあってね」
  玄鳥「あー、その後ろの奴が関係してるのか?」

 玄鳥の視線の先には、赤い髪をして片腕を押さえながらにやけている人物と、
 それを心配そうな目で見ている緑髪で青いフードをかぶった人物がいた。

 黒巫鳥「そうだ、頬赤がちょっと負傷してな、お前なら治せるだろ?
     どうせすでに研究施設を作ってあるんだろ?」
  頬赤「いやー、まいったね・・・ボロ負けしちゃったよ」
  蒿雀「もう少しで三人ともやられるところだったね・・・」

 『鵐 頬赤(しとど ほおあか)』と『鵐 蒿雀(しとど あおじ)』は黒巫鳥と血縁関係にあり、
 見知らぬ地で自給自足が出来るほどの要領がない為、黒巫鳥が二人を養っていた。
 これだけ聞くと黒巫鳥は立派な人物だが、その養う為の資金集めの方法が様々な方面で物議を醸している。

 玄鳥は頬赤の怪我の度合いをチラリと見て、一瞬真剣な顔つきになったが、すぐに元の三白眼に戻った。

  玄鳥「・・・・右腕、肘から先が失くなっただけか、その程度ならすぐ治るだろう、こっちについて来い」

 痛みに慣れているのか、冷や汗を流してはいるものの表情は柔らかいままの頬赤は、
 玄鳥に案内されるがままに神社の中へとついて行った。

 二人が神社内に入っていくのを見送りながら、藪雨は驚いた顔を残りの鵐二人に向けた。

  藪雨「頬赤がやられるなんて、すっごい強い奴だったんだね!?」
 黒巫鳥「ん・・・まぁ、そういうことだね 中々苦戦させられた」
  蒿雀「・・・・・」

 黒巫鳥はあからさまに何かを隠しているが、『藪雨はバカ』なのでそんなことすら気がつかなかった。
 その後も近状報告がてらに世間話をしていると、すぐに玄鳥と頬赤は戻ってきた。

 黒巫鳥「相変わらず仕事が早いな」
  玄鳥「言っとくが、高くつくぞ?」
 黒巫鳥「ちゃんと治ったのならな」
  蒿雀「大丈夫? アカ?」

 蒿雀が頬赤に容態を聞くと、ぎこちない動きをしながら頬赤は答えた。

  頬赤「オレ、ホオアカ、モウダイジョウブ」
  藪雨「わぉ! 頬赤がロボットみたいになってる!」
 黒巫鳥「・・・・これ、サイボーグかクローン人間と取り替えただけだろ?」
  玄鳥「俺は腕を人工生成したものと交換してやっただけだ」
  頬赤「ダイジョウブ、ヘイキヘイキ」
 黒巫鳥「・・・じゃあコレは頬赤がふざけてるだけか?」
  玄鳥「そういうことだ・・・・お前らの家系、すっげぇ面倒くさい」
  頬赤「アリガトナ、ツバクラ」

 この頬赤は本物なのか偽者なのか、玄鳥の場合どちらの可能性もありえる。
 ・・・などと黒巫鳥は考えているようだが、考えたところで答えは出そうにないことを悟ったようで、
 黒巫鳥は考えを早々に切り上げることにしたみたいだ。

 黒巫鳥「まぁとりあえず礼を言っておこう、こいつが使えないと色々不便だからな」
  玄鳥「礼なんかより治療費なんだが・・・まぁ樽酒500ってとこだな」

 サラッととんでもないことを言う悪徳神主に対して、極悪党の黒巫鳥は特に驚きもせずに答えた。

 黒巫鳥「治療代の代わりに、それ相応の情報をやろう」
  玄鳥「あん? きちんとお代に見合う内容なんだろうな?」
 黒巫鳥「もちろん」

 玄鳥は信じていないようだった。

 だが、この人間が素直に金を払うはずがないことも理解していたため、
 結局は情報を聞くこと選択したようだ。


 『大空の器に酒を注ぎ入れ、ちゃちな思想にプライドをブレンドした時、天が鏡を割るだろう』


  藪雨「なに、それ?」
 黒巫鳥「巷で仕入れた噂だ、酒好きのお前なら飛びつくネタだろ?」
  玄鳥「ふーん、鏡割りねぇ・・・確かに良さそうだが・・・」
  藪雨「どういうことなの?」
  玄鳥「酒に関する噂かもしれないってことだ」
  藪雨「えぇ!? じゃあ良いじゃん!」
 黒巫鳥「だろ?」
  玄鳥「しかし不思議だなぁ? 何故、お前自身が行かない? 大好物の儲け話じゃないか、これは?」
 黒巫鳥「妙な偏見で見られるのは心外だが、まぁそれは置いといてやろう」
  蒿雀「僕たちは少し別の用事があるから、噂の真偽を調べられそうにないんです」
  玄鳥「ほー、だからこの情報を治療代として役立てようってわけか、まるで廃物利用だな」
 黒巫鳥「せっかく得た情報だ、最大限に有効活用するのが得策だろ?」
  玄鳥「まぁいいか、わかったよ、今回はオマケにしといてやる」

 そんな交渉と呼べるのか分からない話を済ますと、
 黒巫鳥はふとジンベイの方を見た。

 黒巫鳥「ところで、キミが闡裡神社の式神か・・・初見となるな」
ジンベイ「初めましてじゃないですよねー、柿泥棒さん」

 薄ら笑いを浮かべながらも、怒りの眼差しでこちらを見つめるジンベイから、
 流石の黒巫鳥も目をそらしていた。

 黒巫鳥「・・・・何の話だか」
ジンベイ「別に気にしなくていいんですよ? きちんと数も記録してありますので、
     いずれなんらかの形で支払ってもらいますから、絶対」
 黒巫鳥「ここの式神は随分とケチなんだな、玄鳥」

 話を逸らしたいのか、黒巫鳥は急に話題を玄鳥にふった。

  玄鳥「ケチじゃなくて、超々ドレッドノート級のケチだ」
 黒巫鳥「そいつは苦労が多いだろうな、同情してやる」
ジンベイ「私に聞こえるように言うからには、覚悟があるってことですよね?」

 その言葉を軽く聞き流した黒巫鳥は、さてと、っと言って立ち上がった。

 黒巫鳥「それじゃあ、これ以上ここにいる理由もなさそうだし、そろそろ行くとする」
  玄鳥「もう来んなよ」
 黒巫鳥「ウチの奴らが怪我しなければな」

 そうそう、っと黒巫鳥はポケットから小銭を少しだけ取り出し、縁側に向かって放り投げた。

 黒巫鳥「流石に全く払わないというのも寝起きが悪いからな、コレだけは払ってやる」
  玄鳥「お前にしちゃ珍しいな、っと一応言っておこう」

 団子1つも買えそうにないことは、直接見なくても、縁側で跳ねる小銭の音だけで判断できた。

 黒巫鳥「これで貸し借りなしだな」
  玄鳥「んなわけねぇだろ」

 玄鳥の反論を無視して黒巫鳥は、それじゃあな、っと頬赤と蒿雀を連れて帰ってしまった。






 ―――異変に気がついたのは藪雨だった。



  藪雨「ねーねー、ツバ~ これすっごいよー」

 何かを発見した藪雨は玄鳥に話しかけた。
 玄鳥も藪雨の見ているほうを見ると、少しだけ驚いたようだった。
 そして何となくうんざりしているようにも見えた。

 先ほど黒巫鳥が放り投げた小銭・・・・・それら全てが裏も表も出さずに『立っていた』のだ。
 倒れることなく少しずつ転がっていく小銭を見ながら、玄鳥は

 あいつ、くだらねぇ隠し芸を身につけたなぁ・・・

 っと、消極的にだが黒巫鳥を賞賛した。



 ―――だが、その光景を誰よりも驚いて見ていたのはジンベイだった。

 そしてジンベイが驚いている理由は、他の二人とは違っていた。


ジンベイ「そうですか・・・そろそろ頃合だとは思ってましたが・・・・」


 そう呟きながら、ジンベイは音も立てずに神社の中へ消えて言った。
 然而,接替祂们的又是新的来客。



 黑巫鸟「怎么了,像这样摆出一脸苦相?」

 坐在缘侧的这位来客,身高较之个子偏矮的玄鸟还要更逊一筹,
 但玄鸟深知祂态度比谁都要妄自尊大。

  玄鸟「……」
  薮雨「玄鸟一直都板着脸的哟」
 黑巫鸟「所以就和传闻中一样什么麻烦都没碰上?不觉得无聊吗?」
甚平「今天的来客相当多呢」
 黑巫鸟「这样啊,已经有客人来过了吗」

 『鹀 黑巫鸟』是薮雨和玄鸟在外界认识的熟人,
 二人来无现里时被卷入,也来到了这个世界。
 现在为了在无现里的村落开设学舍而筹集资金。
 只看这一点是个了不起的人物,不过那个筹集资金的方法似乎在各方面都存在着争议。
 
  玄鸟「啊,那个谚语是怎么说的来着?」
甚平「是『雨后春笋』吗?」
  薮雨「唔咕咕咕....」
 黑巫鸟「『以不变应万变』吗?」
  玄鸟「是『一波未平一波又起』」
 黑巫鸟「真严厉呐,我明明特意来看你们了」
  玄鸟「你一来就准没好事」
 黑巫鸟「……虽然不知道是好事还是坏事,但有一件事要拜托你」
  玄鸟「啊——跟你后头那家伙有关系吗?」

 玄鸟的视线前方,是按着一只手自暴自弃的红发的人,
 以及以担心的目光看着祂,戴着蓝色帽子的绿发的人。

 黑巫鸟「对,颊赤稍稍负了点伤,是你的话应该可以治好吧?
     反正已经有建造研究设施了吧?」
  颊赤「呀——,真糟糕……输得一塌糊涂呢」
  蒿雀「差点就三个人都负伤啦……」

 『鹀 颊赤』与『鹀 蒿雀』和黑巫鸟有着血缘关系,
 因为两人没法在陌生的地方自力更生,由黑巫鸟抚养着。
 只看这一点的话黑巫鸟实在是个了不起的人物,只是为了抚养祂们的那筹集资金的方法在各方面都存在着争议。

 玄鸟简单地检查了一下颊赤的伤势,一瞬间显露出认真的表情,但马上又变回了原先的三白眼。

  玄鸟「……失去了右手臂肘部以下的小臂吗,这种程度马上就能治好,到这边来」

 也许是已经习惯了疼痛吧,虽然流着冷汗,表情却很柔和的颊赤
 在玄鸟的引导下跟着祂向神社内部走去。

 目送着二人进入神社内部,薮雨向剩下的鹀家两人露出了惊讶的神情。

  薮雨「竟然能伤到颊赤,是个超级强的家伙吧!?」
 黑巫鸟「嗯…嘛,如你所言,让我们陷入了苦战」
  蒿雀「……」

 虽然黑巫鸟明目张胆地隐藏着什么,但因为『薮雨是笨蛋』所以没能发觉。
 那之后就是近况报告以及一阵子的闲聊,不久玄鸟和颊赤就回来了。

 黑巫鸟「工作起来还是那么麻利哪」
  玄鸟「丑话说在前头,费用是很高的哦?」
 黑巫鸟「那也得确实治好了」
  蒿雀「没事吧? 阿赤?」

 蒿雀问起颊赤的情况,而颊赤伴着笨拙的动作作出应答。

  颊赤「窝、颊赤、已经枚湿了」
  薮雨「哇哦! 颊赤就像个机器人一样!」
 黑巫鸟「……这是把祂换成了改造人还是克隆人?」
  玄鸟「我只是用人造物代替手臂罢了」
  颊赤「枚温踢,金关安心」
 黑巫鸟「……那么就是颊赤在恶作剧了?」
  玄鸟「说的没错……你们这一家真是麻烦到不行」
  颊赤「谢啦、宣鸟」

 至于这个颊赤到底是真是假,在玄鸟的场合无论哪种可能性都不能说没有。
 ……黑巫鸟思索着以上种种,但似乎很快悟到了自己正思考着得不出结论的事情,
 祂马上停了下来。

 黑巫鸟「嘛,总之还是先道个谢吧,这家伙使唤不了的话会各种不便呐」
  玄鸟「与其道谢还不如把治疗费拿来……嘛就500桶酒好了」

 对着一本正经地胡说八道的恶德神主,极恶党黑巫鸟毫不惊讶地回应。

 黑巫鸟「作为治疗费,给你相应的情报吧」
  玄鸟「啊? 有合乎价格的内容吗?」
 黑巫鸟「当然了」

 玄鸟一副全然不信的模样。

 但是因为知道这个人是不会老老实实付钱的,最后还是不太情愿地选择了听取情报。


 『向大空之器中倒酒吧,与卑贱的思想中的虚荣混合之时,天将碎镜』

  薮雨「那是、啥子?」
 黑巫鸟「这是街头巷尾弥漫的传闻,嗜酒的你难道不对此感兴趣吗?」
  玄鸟「呼——,碎镜啊……听上去确实不错……」
  薮雨「怎么一回事呀?」
  玄鸟「就是说,可能是和酒有关的传闻」
  薮雨「诶诶!? 那就太棒啦!」
 黑巫鸟「是吧?」
  玄鸟「但真不可思议啊? 为啥你自己不去干呢? 这不是你最喜欢的赚钱的机会吗?」
 黑巫鸟「被以奇怪的偏见看待真叫人遗憾,不过,先暂时不管这个」
  蒿雀「我们还有些别的事情要干,调查不了传闻的真假」
  玄鸟「嗬—,所以把这情报当治疗费塞给我,其实根本就是废物利用咯」
 黑巫鸟「好不容易得到的情报,最大限度地有效活用才是上策吧?」
  玄鸟「好了够了,我知道了,这次就让我来吧」

 结束了这场不知能否称为交涉的谈话,
 黑巫鸟突然将目光转向甚平。

 黑巫鸟「这么说来,你就是阐里神社的式神吗……第一次见到」
甚平「不是初次见面吧—,柿子小偷」

 对上尽管脸上浮现浅笑,却仍然露出愤怒的眼神看向自己的甚平,
 就算是黑巫鸟也不禁移开视线。

 黑巫鸟「……这是什么话」
甚平「不用特别在意哦? 确切的数字有好好记录在案,
     所以请务必支付治疗费,不管以什么形式」
 黑巫鸟「这里的式神相当吝啬啊,玄鸟」

 似乎是为了转移话题,黑巫鸟马上将话头抛向了玄鸟。

  玄鸟「不是吝啬,是超弩级战舰级别的吝啬」
 黑巫鸟「这货很辛苦吧,真是同情」
甚平「既然让我听到这份说辞,就说明你有觉悟了吧?」

 随意地将这句话当作耳旁风,黑巫鸟说着“那么”站了起来。

 黑巫鸟「那么就这样吧,没有继续呆在这里的理由了,差不多该回去啦」
  玄鸟「别再过来了」
 黑巫鸟「如果我家这几个没有负伤的话」

 对了对了,黑巫鸟这么说着从口袋里掏出少许零钱,向缘侧扔去。

 黑巫鸟「真的完全不给的话会睡不好,就只给这些吧」
  玄鸟「对你来说可真少见……我姑且这么说一句」

 那些钱一个团子都买不到,即使不直接看,仅凭在走廊上跳动的零钱的声音就能判断出来。

 黑巫鸟「这下就算两不相欠了」
  玄鸟「那是不可能的」

 黑巫鸟无视玄鸟的反驳,就这样带着颊赤和蒿雀回去了。






 ―――察觉不对劲的是薮雨。



  薮雨「呐—呐—,阿玄~ 这可真厉害呀—」

 发现了什么的薮雨向玄鸟搭话道。
 玄鸟也看向薮雨看着的地方,稍微有点吃惊。
 然后看着看着,不知为何变得烦躁起来。

 先前黑巫鸟扔出去的零钱……全部都既不是正面也不是反面地『立着』。
 
玄鸟一边看着不倒地一点点滚动的零钱,一边说道

那家伙,学会了无聊的隐藏技艺啊……

消极地称赞了黑巫鸟。


 ―――但是,甚平比谁都要惊讶于这副光景。

 并且让甚平感到惊讶的理由,和其他两人都不同。


甚平「是这样吗…看来差不多是时候了……」


 这样轻声嘟哝着,甚平无声地消失在神社深处。
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 ~●---闡裡神社、参道にて---●~


  闡裡神社からの帰り道、鵐一家はこれからのことについて話していた。

  頬赤「っで、これからどこに行く? 黒じぃ」
 黒巫鳥「もちろん噂の宝と思われるものを取りに行く、そして"黒じぃ"はやめろ」

 その言葉に、蒿雀は意外そうな顔をしていた。

  蒿雀「えっ? けど今日は危険だから遠出はしないんじゃなかったの?」
  頬赤「なんか戦争ごっこもおっぱじめてるみたいだしな」
 黒巫鳥「戦争ごっこはどうでもいいが、問題は他にある」
  蒿雀「やっぱり"あいつ"の狙いって・・・」

 蒿雀が"あいつ"っという人称代名詞を使ったとき、黒巫鳥、頬赤両名の顔が少し曇った。

 黒巫鳥「まぁ"奴"は玄鳥が動けばそっちに釣られるだろう」
  頬赤「だから玄鳥を嗾けたってわけね」
 黒巫鳥「"あいつ"の相手ができるのはあの二人ぐらいだろうからな」
  蒿雀「どうだろうねぇ・・・ 大丈夫かなぁ・・・?」

 不安かつ心配する蒿雀をよそに、黒巫鳥は自分の話を進めた。

 黒巫鳥「どちらにせよ、奴と再び鉢合うようなことがないように警戒しつつ、宝をもらう」
  頬赤「つまりいつも通り、極悪人するってことだな」
  蒿雀「まだまだ罪を重ねていくんだね・・・」
 黒巫鳥「歴史と同じで、積み重ねていくことで価値を成すものなのだよ」


 黒巫鳥の自己正当化が本気でないことは十分に理解しつつも、蒿雀は言わずにはいられなかった。


  蒿雀「絶対違う」
 ~●---阐里神社参道---●~


  从阐里神社回来的路上,鵐一家正在谈论今后的事情。

  颊赤「那么,这回是要去哪里呀? 黒鵐」
 黑巫鸟「当然是去拿传闻中被认为是宝物的东西,还有不许叫我"黒鵐"」

 听着这段对话,蒿雀露出了意料之外的表情。

  蒿雀「诶? 但是不是说今天很危险,不会出远门的吗?」
  颊赤「怎么感觉像干劲满满地在玩戦争游戏一样」
 黑巫鸟「戦争游戏怎样都好,問題是别的东西」
  蒿雀「果然是因为被"那家伙"盯上了吗……」

 蒿雀说出"那家伙"这一个人称代詞之时,黑巫鸟、颊赤両人的表情蒙上了一层薄薄的阴影。

 黑巫鸟「"那家伙"玄鸟一有动向就会上钩吧」
  颊赤「所以才那么煽动玄鸟呢」
 黑巫鸟「毕竟"那家伙"的对手终究还是那二人呐」
  蒿雀「怎样才好呢…… 真的没问题吗……?」

对不安且为之担心的蒿雀置之不理,黑巫鸟自顾自地推进了话题。

 黑巫鸟「别管那么多,就一边警戒着别再碰上那家伙,一边夺取宝物」
  颊赤「也就是说和平常一样当个大坏蛋」
  蒿雀「还是那么罪孽深重呢…」
 黑巫鸟「就像歴史这东西一样,重重累积起来聚沙也是可以成塔的哟」


 虽然十分明白黑巫鸟的自我正当化并不是发自内心,蒿雀还是忍不住说了出来。


  蒿雀「绝对不是这样的」
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 ~●---再び闡裡神社、境内にて---●~



  玄鳥「『立つ鳥跡を濁さず』って言うが・・・ありゃ絶対嘘だな」
  藪雨「濁しまくりだね~」
  玄鳥「ああいうのがいるから、最近このあたりが不穏なんじゃないか?」
  藪雨「黒巫鳥さんが原因なの!?」
  玄鳥「一枚噛んでる、ぐらいは考えていいかもしれないな」

 本気で言っているのか分からないが、玄鳥は相変わらずやる気のない顔をしていた。

 シオン「シオンちゃんとうじょー!」
  玄鳥「おぅぶ!」

 突然後頭部に重い物体が飛びかかってきて、危うく吹っ飛ばされそうになった玄鳥だったが、
 何とか縁側からは落ちずに踏ん張っていた。

  玄鳥「・・・・・なんでお前が神社の奥から出てきてるんだ?」
 シオン「ツバクラに会いに来たんだよ♪」
  藪雨「シオンちゃ~ん、どうやって出てきたの?」

 二人から『シオン』と呼ばれているこの子供は、以前起きた異変が原因で生まれた魂の融合体で、
 ヒトの魂をエサにして生きているため、廃人を量産しないために神社内部で管理されおり、
 普段は神社の奥でしか行動できないように封印されていて、縁側にもこれないはずだった。

ジンベイ「私が封印を緩めました」
  玄鳥「・・・なしてそんな面倒くさいことを?」

 玄鳥の帽子にしがみつくシオンの体重を首だけ支えながら、玄鳥は何とか体勢を元にもどした。

ジンベイ「今回はできれば大勢で行ったほうがいいでしょう、ですのでシオンさんも是非」
  玄鳥「いつの間に俺たちが出かける話になったんデス?」
ジンベイ「玄鳥さんも健康の為に、たまには外に出て戦争でもしてくればいいんじゃないですか?」
 シオン「ツバクラの引きこもり~」
  玄鳥「軟禁されてるお前に言われたくない」

 頭の上でシオンがゆらゆらと揺れる度にそれに追従して頭がゆらゆら揺らされている玄鳥が反論した。

  藪雨「シオンちゃんは外に出たがってるもんね~?」
 シオン「そうだよ! ツバクラとは大違い!」 
  玄鳥「へーへー、そうですか」

 やさぐれている玄鳥を横目に、ジンベイは境内の空を見回しながらぼやいた

ジンベイ「それと・・・どうやら厄介なことになってるみたいですので、それを何とかお願いします」
  玄鳥「はぁ? なんデス、厄介なことって?」
ジンベイ「まぁそこらへんを歩いてれば見つかるでしょう」

 なんていい加減な指示を出すんだこのガキは・・・・・
 っと、おそらく年上である式神に対して、玄鳥はそんな目をむけていた。

  玄鳥「シオンも使うってことは、神社を空けるほど大げさなことってわけなのかデス?」
ジンベイ「少なくとも、舐めてかからない方がいいですよ、今回は」
  藪雨「楽しみだね~」
 シオン「久しぶりに散歩だね~」
  玄鳥「・・・・・俺は嫌な予感しかしない」



 闡裡神社神主、戦地に向かってようやくの出陣であった。
 ~●---还是阐里神社,境内---●~



  玄鸟「说是『鸟飞不留痕』……絶対是骗人的」
  薮雨「脏成一团啦~」
  玄鸟「因为有那家伙在,最近这一带不是很不安定吗?」
  薮雨「是因为黑巫鸟桑吗!?」
  玄鸟「要不要掺上一脚,我有在稍稍考虑一下也说不定」

 不知是否认真地这么说道,玄鸟还是一副完全没有干劲的表情。

 死宛「小死宛登场—!」
  玄鸟「呜咕!」

 突然被飞来的重物砸中头部后方,险些被砸飞的玄鸟好不容易才没从缘侧掉下去。

  玄鸟「……为啥你这货会从神社里头出来啊?」
 死宛「为了来见玄鸟♪」
  薮雨「小死宛~是怎么出来的呀?」

 这个被二人称为“死宛”的孩子,是因以前发生的异变产生的灵魂的融合体,
 由于祂以人类的灵魂为食维生,为了不量产废人,由神社内部管理着, 平时被封印在神社内部无法行动,本应是无法出现在缘侧的。

甚平「我把封印解开了些」
  玄鸟「…为嘛把这么难搞的货放出来?」

 玄鸟一边仅用头部支撑着紧紧抱着帽子的死宛,一边设法恢复原来的姿势。

甚平「这次的话是越多人去越好,所以死宛也得去」
  玄鸟「我们啥时说过要出门啦?」
甚平「玄鸟也为自己的健康着想一下,偶尔外出参加一下战争不好吗?」
 死宛「玄鸟个家里蹲~」
  玄鸟「被软禁的你还有脸说」

 头上顶着的死宛一晃,头部就随之摇来摇去的玄鸟应声反驳道。

  薮雨「小死宛是不是想出去捏~?」
 死宛「当然了! 玄鸟真是没救啦!」 
  玄鸟「呵呵,你说是就是吧」

 对无精打采瘫着的玄鸟侧目而视,甚平一边环视神社境内的天空一边发起了牢骚。

甚平「说起来……放着不管的话大概会变得很棘手,就请好好想想办法吧」
  玄鸟「哈? 你说啥子,棘手的是指?」
甚平「嘛,等到了那边就会找到吧」

 都做了什么不明所以的指示啊这小鬼……
 面对恐怕比自己年长许多的式神,玄鸟只能干瞪眼睛。

  玄鸟「连死宛也被你这么使唤,难道是神社要被洗劫一空等级的事态?」
甚平「至少这一次,还是不要吊儿郎当为好」
  薮雨「好期待捏~」
 死宛「久违的散步呢~」
  玄鸟「……我只有不好的预感」



 阐里神社的神主,总算是出征前往战场了。
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 ~●---闡裡神社、とある場所にて---●~


  宿禰「しかし、どうやって仕返ししてやろうかにゃー、
     今日一日だけで奇襲はもう21回も失敗してるっちゅーに」
  セセ「正面から奇襲してもダメだってことだなー」

 『片埜 宿禰(かたの すくね)』に『乞骸 セセ(きつがい せせ)』
 闡裡神社の神主達に仕返しを企てているこの妖怪たちは、神社のとある場所で影を潜めていた。

  宿禰「背後だってダメだったじゃにゃいかー」
  セセ「そうじゃなくて、力比べじゃ勝ち目がないってことだー 今はまだな」

 セセの発言に宿禰は首をひねった。

  宿禰「そんぎゃー料理対決でもするってのかぢぇ~? 腕にゃー自身があるんだぎゃのー」
  セセ「それより! あいつらより先にお宝を見つけちゃう・・・ってのはムカつくんじゃないか?」
  宿禰「なるほど! 流石セセにょ、頭蓋骨の中身がいいにょ」
  セセ「けどセセ達だけじゃ怖いんだぞー・・・・」
  宿禰「う~ん・・・そうだぎゃにゃ」

 解決策が見つからないまま、妖怪二人は身を隠しながらくすぶっているようだった。
 ~●---在阐里神社某处---●~


  宿祢「但是,要怎么报复回去才好喵~
     光是今天偷袭就已经失败21次惹」
  让让「从正面偷袭也不行诶—」

 『片野 宿祢』及『乞骸 让让』,
 企图报复阐里神社的神主的这两个妖怪,于神社某处隐藏着身形。

  宿祢「从背后也还是不行喵—」
  让让「也不是那样啦,比实力我们没有胜算……现在还没有」

 听着让让的发言,宿祢歪了歪头。

  宿祢「那喵料理比赛可以摸~? 这方面咱还是有点本事哒—」
  让让「比起这个! 要是比那些家伙更早找到宝物……不是更让祂们不爽吗?」
  宿祢「原来如此! 不愧是让让啾咪,头盖骨里面真好使喵」
  让让「但是只有让让咱俩去的话很可怕耶……」
  宿祢「嗯~……说得也是喵」

 还找不到对策的妖怪二人依旧隐藏着身形,有劲无处使。
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 ~●---闡裡神社、縁側にて---●~


 しばらくして・・・闡裡神社には再び、新しい来客があった。


  天堺「ん~なんだ~? あの二人は留守かい?
     せっかく饅頭でもお裾分けされに来てやったってのに~ 薄皮がよかったなぁ」

 『瑞風 天堺(ずいふぉん てんかい)』は先代神主の『闡裡 鶴喰(せんり つるばみ)』の片腕であった。
 現在は結界屋に属している結界師で、藪雨・玄鳥の両神主とも面識はあった。
 天堺はその両神主に用があるようだったが、二人はすでにジンベイに追い出された後だった。

ジンベイ「・・・おや~、久しぶりですね天堺の糞ガキ、相変わらず結界の扱いが下手糞だと聞いてますよぉ」

 天堺を確認するなり、縁側に座っていたジンベイは悪っぽい顔でニヤけた。

  天堺「初手での毒舌、相変わらず惚れ惚れするねぇ、闡裡ってのはいつもこうだ」
ジンベイ「鶴喰様がいなくなった今、もうここには用がないんじゃなかったんですか?」
  天堺「最近そうでもないみたいでな」
ジンベイ「へぇ」
  天堺「二人に土産話があったんだがなぁ・・・留守なら仕方ない」
ジンベイ「・・・気に入りましたか? あの二人」
  天堺「別にそういうわけじゃ・・・って、ん?」

 ―――天堺がここで言葉を途切らせたのは、視界の中に異変があったからだった。
 ジンベイが座っている縁側の下、丁度ジンベイの足元から
 四つの小さな光の点が蠢いていたからだ。

 その光と"目が合った"とき、その光が何者かの『目』であることがわかった。
 それと同時にジンベイの股の間から、二つの影が天堺目掛けて勢い良く飛び出してきた。 

  セセ「天堺だー!!」
  宿禰「天堺にょー!!」
  
 影の正体だった二人は、勢いを殺さぬまま天堺の両腕にそれぞれしがみ付いた。

  天堺「うぉっぷ!」

 不意をつかれた結界師は、ニュートンの運動方程式に従って二人と一緒に後方に吹き飛んだ。
 急に体の重心を後ろに追いやられたせいで足を滑らせたが、
 地面に体を打ち付けることはなく、そのまま二人に両腕をしがみ付かれたまま引きずられる形で、
 縁側から・・・そして神社そのものから離されていった。

  天堺「ちょ、ちょっと、なぁんなんだぁぁぁあ!!?」

 天堺の疑問の叫び声に対する返答は「お前強い、手伝え」「手伝うにゃ」
 っといった要領の得ない答えだった。



 ―――かくして、神社から引きずり出されていく天堺を遠方に見遣りながら、
 ジンベイは茶を一口啜り、ため息を吐いた。

 ふと、すぐ先の地面に目をやると、紙に包まれた箱が一つぽつんと落ちていた。
 どうやら天堺が持ってきていたお土産のようだった。
 おそらく中身は饅頭だろう、薄皮の。

 ジンベイはジトっとそれを見ながら口からこぼれるように

 「いつからここは保育園になったんでしょーかね」

 っと呟いた。


 そしてジンベイは不敵な笑みを浮かべていた。
 その姿はまるで『保育園なら、きちんと教養してやらないとな・・・・』
 っとでも思っているかのように見えた。
 ~●---于阐里神社缘侧1---●~


 过了一会儿,阐里神社再次迎来了新的来客。


  天堺「嗯,怎的~? 那两人不在家吗?
     明明好不容易来一趟送馒头给祂们~ 薄皮真好啊」

 『瑞风 天堺』是先代神主『阐里 鹤喰』的左右手。
 現在是一名修整结界的结界师,与薮雨、玄鸟这两位神主都见过面。
 天堺似乎是想来帮助两位神主,然而祂来访时二人已经被甚平赶出去了。

甚平「…哦呀~,好久不见了呢天堺你个臭小子,听说你修理结界的技术还是一如既往的下三滥耶」

 确认来者是天堺后,坐在缘侧的甚平马上换上了一脸坏笑。

  天堺「毒舌也和初次见面时的一样迷人呢,阐里的家伙都这样呐」
甚平「鶴喰大人不在了的现在,已经没有来这里的必要了吧?」
  天堺「最近可能得破例了」
甚平「嗬」
  天堺「本想跟那两人聊聊土特产的……不在家就没办法了」
甚平「…难不成你很喜欢那两人? 」
  天堺「并不是那么回事…嗯?」

 ―――天堺之所以在此中断话语,是因为发觉了视野中哪里不对。
 甚平坐着的缘侧下方,在甚平脚边正好有
 四个小小的光点蠢动着。

 与那光“视线交汇”之时,才明白那是什么人的『眼睛』。
 与此同时,从甚平的两腿之间有两道黑影猛地飞向了天堺。 

  让让「是天堺—!!」
  宿祢「天堺喵—!!」
  
 身为黑影本尊的那两个人,不屈不挠地各自紧紧抱住天堺的一条胳膊。

  天堺「呜噗!」

 由于大意被偷袭得手的结界师,遵循牛顿运动定律与两人一起被向后砸飞。
 突然身体重心被向后倾倒,于是脚下一滑,
 但身体没有砸到地面上,就这样被二人抱着双臂拖着走,
 从缘侧旁…然后是向神社外被带离了。

  天堺「稍、稍等、这是怎么了啊啊啊啊!!?」

 天堺疑惑的惊叫引来了「你很强,来帮忙」「来帮忙喵」
 这样不得要领的回答。



 ―――就这样,甚平目送着被拖出神社的天堺,
 啜一口茶,吐出了叹息。

 突然,祂向眼前的地面看去,只见那里孤零零地掉着一个被纸包着的箱子。
 那好像是天堺带来的土特产。
 里面装着的怕是馒头,薄皮的。

 甚平一边盯着它看,一边不知不觉地轻声说出了

 「从什么时候起这里成了保育园呢」

 这样的话语。


 然后甚平脸上浮现出幸灾乐祸的笑容。
 那副模样就像是在想着『就算是保育园,也没法好好教育的吧』一般。
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 ここまでが、あの時の出来事のプロローグってとこかな


 "あいつ"は『今回も玄鳥様の活躍を記せるのね♪』

 な~んて言ってたけど、それも殺すときの楽しみを増やすためなんだろうね



 .....いい性格してるよ、ほんとに






















 到这里,就是那时候发生的事情的序章了


 “那家伙”虽然『这次也把玄鸟大大的活跃记录下来♪』

 地这~么说着,但也是为了增加杀戮时的乐趣吧



 .....不错的性格呢,说真的
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注释

  1. 一种传统日式建筑结构,指日本房屋面向院子的外侧部分架空的一条木质走廊。

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